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アメリカ出張の締め括りはニューヨーク『ダニエル』でのディナー
ニューヨークで最も客層が良く格調高いレストラン
今、マンハッタンで人気の上級レストランと言えば「パ・セ」「イレブンマジソンパーク」「ル・ベルナンディン」「ジャンジョルジュ」「MASA」といったミシュラン3つ星組のレストランだろう。
でも、文句を言うわけではないが、料理自体は日本やパリのトップレストランの方がよほどレベルは高いと感じるし、一昨日訪問した「パ・セ」や寿司店「MASA」の値段の高さは尋常ではない。
また、予約の方法やプロトコールもいちいち面倒くさい店も多い。
「料理が傑出している」「パフォーマンスがすごい」
今以上にそういったものがない限り、わざわざニューヨークまで行って訪問べき価値がある上級レストランはここ「ダニエル」と「ル・サーク」をおいて他にはないと思う。
中でも、私は個人的にはここ「ダニエル」が最も好きだ。
ミシュランの星は減ってしまったが、正統派の料理しかり、客層しかり、重厚な雰囲気ながらそれを気にさせないスマートなサービスしかり、総合力では「ダニエル」がダントツに安定している気がする。
玄関に入った時から始まるダニエルワールド。
もし私が女性ならキュンとしてしまうようなエスコート。
これは日本人にはできない代物。
客層や客のドレスアップ度はおそらくニューヨークでもトップだと言える。
料理はアミューズから前菜まではとにかく美しい料理が続く。
正直言って、味はとびきりビックリするほどではないが、見せ方と凝り方が半端じゃない。
これがアメリカンフレンチの特徴だ。
そしてメイン。
私は今回が5度目のダニエルだが、2度目に来た時に出てきたメインが牛肉でとても美味しかった。
それ以来プリフィックスでも牛肉料理を選ぶことにしている。
私はフレンチではあまり牛肉は食べないが、さすがアメリカ、牛肉の扱いには長けているといういう事か。
今回は「牛サーロインのマッシュルーム入りボルドー(赤ワイン)ソース」。
酸味の少ないまろやかなソースがサーロイン自体の持つ美味しさを邪魔せず軽やかに引き立てていた。
美味しい赤身の牛肉が、東京やパリではなくニューヨークでフレンチを食する気分にさせる。
そしてこの店はデザートも素晴らしい。
名物のマドレーヌやお土産のカヌレもとても美味しい。
ただ、この店のワインペアリングは高い方を頼んでも大したことが無いと思った。
ボトルでもグラスでもソムリエと相談しながら自分で選んだ方が良い。
そして、プリフィックスメニュー&ワインをグラスのオーダーで頼めば金額も案外安く済む。
日本人なら量的にもこれで充分のはずだ。
「ダニエル」はその料理もさることながら、とにかく入店してから退店するまでのすべてが素晴らしい。
この雰囲気とサービスの中でこの金額はとてもお得感がある。
また来たいと思わせる名店だ。
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グールマン
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| 店名 |
Daniel
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ、アメリカ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 2122880033 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ60 East 65th StreetNew York, NY 10065 |
| 交通手段 |
バス あるいはタクシー |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 貸切 |
可 (50人以上可) |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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前回ログと順序が逆ですが、
昨年10月のアメリカ出張15日目のニューヨークの夜。
この日はフットボール観戦と共に今回の出張のメインの楽しみ・・・『ダニエル』でのディナー。
セントラルパークの近く、アッパーイーストサイドにある『ダニエル』は、
ニューヨークで最も格調高いレストランと言われ、
またアメリカにおける本格的フレンチの老舗としてニューヨークの歴史を見続けてきた。
『パ・セ』『ベルナルディン』等ミシュラン高評価のレストランは他にもあるが、
客層ではここ『ダニエル』に勝る店はないと思う。
それは例えるなら、
パリでロビュションやサンドランスが絶頂期の頃でも、
『マキシム・ド・パリ』の客層が段違いに華やかだった時と同じような感じでしょうか・・・。
ちなみに我が社はかつてはニューヨークにも小さなオフィスを構えていたのですが、
米国進出時からのスタッフがカナダ・トロントに移住する事になり、
東海岸にも中部(シカゴ)にも便利なトロントに北米中東部を統括する事務所を移し、
ニューヨークには現在はオフィスを待たず「駐在」という形でスタッフが1人いるだけ。
基本的にはトロントやロスの事務所と、
サンフランシスコの協力会社が依頼しているニューヨークの顧問弁護士及びその事務所が、
彼をサポートしている。
今夜はそのスタッフと奥さんを招いてのディナー。
奥さんは「『ダニエル』に行ける♡」と大騒ぎらしい。
ずいぶん前に移転したセントラルパーク近くのお店の外観は変わらないが、
店内は改装を施したようでとてもきれい。
私とスタッフはラウンジで彼の奥さんを待っていた。
スマートな立ち振る舞いのギャルソンにエスコートされてダイニングに向かうと、
すでに多くの客がディナーを楽しんでいる。
ここは観劇前に来る人も多く早い時間から賑わう事も珍しくない。
私たちはこの日もその観劇客がよく利用する5皿の「プリフィックスメニュー」。
5皿と言ってもそれにデザートが付くので私にはこれで充分。
とても楽し気なアミューズの後、
オードブルはイエローテイル&キャビアとキジのムーステリーヌ、
メインはオヒョウのポワレと鹿肉のロースト。
気のせいか前回から良い意味で料理の味や見せ方が変わった気がする。
特にメインの鹿肉は今までのどの料理よりも美味しい。
鹿肉自体が美味しいのだろうか、ソースがケイン(濃すぎ)ではない。
さわやかにすら感じる鹿肉の風味を極薄のパイのような皮が見事に閉じ込めている。
個人的には他のレストランも含めた私史上最高の鹿肉だったと思う。
そしてデザートも美味しくいただき、
帰り際にはこのレストランの特徴でもあるお土産の「カヌレ」が用意される。
奥さんも大喜び。
普段一人で寂しい思いをしながらも続けてくれているスタッフにも感謝の気持ちが伝わったようだ。
ただしお値段が・・・チップも含めここは自分の分以外はすべて自腹(トホホ)
そして・・・、
食後、挨拶に来たシェフは今までとは違う人だった。
聴けば2年前に引き継いだらしい。
オーナーシェフだったダニエルさんはシェフの座を彼に譲り、
現在はオーナーとしてカフェや支店などの経営に専念しているとの事。
ちなみにこの新しいシェフのエディーさんは、
私が全てのフレンチシェフの中でも1・2を争うほど敬愛しているあの「巨匠」・・・、
アラン・サンドランス氏の『ルカ・カールトン』で長く働いていたとの事。
なるほど、ジビエなどの食材の扱いが天才的だったサンドランス氏の弟子だけのことはある。
どおりで美味しいと思ったわけだ。
私はこの偶然の出会いに身震いする思いでした。
ルカ・カールトン:https://tabelog.com/rvwr/000638412/rvwdtl/B307078689/#75752639
そして、雰囲気と共に味も良くなった『ダニエル』への次回訪問が待ち遠しくなったのでした。