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軽やかな古典
Chilled Beausoleil Oysters; Sea Grape and Pickled Shallot, “Seaweed Water” Gelee”
Baked Cod; Baby Beets, Grapes and Young Leeks, Red Wine-Verjus Sauce
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maffin
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| 店名 |
Le Bernardin
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 2125541515 |
| 予約可否 |
予約可 キャンセル料あり |
| 住所 |
アメリカ155 West 51st St., New York, NY 10019 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ドレスコード | スマートフォーマル |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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沸騰するようなミッドタウンの喧騒の片隅に奇跡のようにエレガントなこの店はある。
店に一歩足を踏み入れると暖かく迎えられ、照明を落とした広い空間のテーブルに通される。高級店であるけれど、居心地はよい。たぶんサービスが洗練されているからだと思う。
いつも特別な店に連れて行ってくれる優雅な女性の先輩に連れらえての来店は実は今回が二回目だった。午前中から昼間、そして夜にかけてはずっと仕事が続き気持ちも少し高ぶっていた、、、人がくつろげるように美しくデザインされた光壁の前の席に座ってシャンパングラスを手に取ると少し疲れた気持ちがほどけていくのがわかった。
ニューヨークに6店しかないミシュラン三ツ星のひとつであり、魚料理が評判のフレンチレストラン。個人的にフレンチの真髄は肉!と思っているけれど、ここだけは別格だと思う。
魅力的なメニューはプリフィクスの4コース。
「Almost Raw」「Barely touched」「Lightly cooked」「Desert」の4つのシンプルな構成で、ポーションは少なめかつ料理は全体に軽やかで日本人の女性でも重さを感じずに最後まで美味しくいただけるのも嬉しい。
「Almost Raw」はついつい生牡蠣を注文してしまう、、、
前回もそうだったかも。ニューヨーク、に来るとどういうわけか牡蠣!と頭に刷り込まれているようで。。
といってもただの生牡蠣ではなく、海藻のジュレ、そしてSea Grape。。。とあるけれど、実際は魚卵状のものが添えられている。魚卵は小ぶりなイクラに似たもの。でも日本で食べるイクラに比べると少し硬質なキリッとした味わい。
長い料理名は「Chilled Beausoleil Oysters; Sea Grape and Pickled Shallot, “Seaweed Water” Gelee”」
前回もそうだったけれどこの料理については特に感銘は受けない、、、ちょっとは学習して別のものにすれば良かったかしら。
でも「Barely touched」でいただいたロブスターの料理はさすが、だった。
料理が運ばれてきて、目の前でレモングラスのコンソメのソースをかけてくれる。甘い、上質なロブスターであるだけでなくレモングラスの香りが心地よく、ロブスターをハーブと一緒にライスペーパーでくるんだ小さな生春巻きも洗練されていた。
料理名は「Lacquered Lobster Tail; Herb Spring Roll, Lemongrass Consomme 」。
「Lightly cooked」は鱈を選んだ。魚料理もついついいつも鱈を選んでしまう。私は鱈が大好きなのだ、、、でもこれは大正解。素晴らしく美味な料理だった、
「Baked Cod; Baby Beets, Grapes and Young Leeks, Red Wine-Verjus Sauce」。
我々は3人のテーブルでそれぞれ違う料理を注文したのだが、当然ながら料理は同時に運ばれてきて同じタイミングでそれぞれにソースがかけられる、、、その様子はもちろん高級店では見かける光景だけどこの店に限って言うと何かとても良いことが起こる前の儀式のようで、なんだか幸せな気持ちになった。
美しい真紅のワインとヴェルジュのソースと淡白な鱈のふわっと軽い身は実に素晴らしいマッチ。ソースにはブドウ、ビーツなどが添えられており、あたたかな華やぎ感をまとった料理の全体の印象は美味の一言。火入れが実に軽やかなんですね。。ため息の出るようなソース。これも羽のように軽い。ボッティチェリのヴィーナスの誕生のような料理。
私の下手な写真でなく是非LES GRANDES TABLES DU MONDEのTwitterで料理をご覧ください、、
https://twitter.com/lgtdm/status/631894113063936000
レモングラスやほとんど火を通さないブドウなどを料理に添えたとしても先日楽しんだ東京の進化系某フレンチと比べると「軽やかな古典」という印象が強い。
やっぱりフランス料理はフランス人にとっては「古典」がとても大切、、というかそれこそがエスプリ=精神なんだろうな、と感じます。
ニューヨークの奥行きの深さを感じさせる、真の大人のためのレストランだと思います。