またしてもJuliana'sホールの事象の地平線を超える。（コロナ禍のアメリカを行く第二弾） : Juliana's PIZZA

マンハッタンのセントラルパーク脇から地下鉄に乗り、降りたのは川向こうブルックリンのHi Street駅。目指すは駅から歩いて数分の、前回は３年振りだったのに今回はわずか３週間での再訪となるJuliana’s Pizza。
３週間ぶりといってもそれは私にとってであり、妻にとっては３年振りの大好きな店への再訪です。

木曜日11:40着店。開店から10分ほど経っていますが、オープンレストラン（仮設屋外席）に客影はなく、店のドアを開けても先客なし。思わず入って良いの？と聞いてしまいました。なにせ開店前から常にキューが出来ていた大人気店で、我々以外に客が一人もいないとは。。。
先月もあまりに客数が少なく驚いたのですが、これはもうショックです。意図して感染を拡大させている日本と異なり、必死に抑えようとしてるからこそのこの惨状。パンデミックの凶悪さを肌で感じます。

ちなみにここは、NYピザ界の名士Patsy Grimaldiが伝説の名店Grimaldi’s Pizzeriaを売却して引退したものの、2012年にそのすぐそばに改めてオープンさせたお店。JulianaというのはPatsyの母親の名前だそうです。

頂いたのは以下のとおり。
■飲み物
●ブルームーン（８ドル）。
　自分の中では、Juliana’sと言えばブルームーンという図式が完全に出来上がっているのです（笑。

■フード
●Arugulaサラダ（13ドル）。
トマト、キュウリ、レッドオニオン、フリーゼイ、エキストラバージンオリーブオイル、赤ワインビネガー、蜂蜜とディジョンのドレッシング、ゴートチーズとクルミ（追加）。
　野菜嫌いの私の凄く美味しかったという感想を聞いていた妻が、私もそれを食べたいと。ゴートチーズトクルミを+２ドルで追加したのですが、クルミは要らなかったかな。
なお、今回は野菜の風味が前回に及ばず。この客の入りですからねえ、シャキシャキ感は文句無しだったのですが、それでもやや鮮度が落ちていたのでしょうか。

●ピザ（スペシャル#4、ラージ32ドル）
トマト、モツァレラチーズ、ルッコラ、プロシュート。
　驚かされたのが上に乗せられた大量ルッコラ。そして超シンプルなピザのスライスをさらに取り分け頂いてみると、あぁ、美味い (^^)。３週間前のスペシャル#1とは全く方向性の異なるピザですが、#4も美味しいですねぇ。
ラージにしたのはもちろん持ち帰りのため。私が３スライス、妻が２スライス頂き、残った３スライスはホテルで温め直してその晩の夕飯に頂きました。

それにしても店を後にした12:46時点でも、我々の他に店内客が３組のみで屋外席には客なし。
NYに来たらまた必ず寄りたいお店なのですが、このままではお店を存続させること自体が大きな目標となりそうです。是非これからも頑張ってください！
ご馳走様でした。

土曜日11:58、３年ぶりの再訪。事前情報どおりかつては無かった屋外席も用意されており、テイクアウト事前予約客用のキューエリアも確保されていました。が、かつての混雑ぶりとはほど遠く、テイクアウト待ち客は一人、私と友人は店内席を選んだのですが、11テーブルの内利用されているのはわずか４つのみ。密にならない安心感は高いものの、やはりこれはちょっと寂しいですね。日本とは比べ物にならないCOVID-19の嵐が吹き荒れています。

飲み物はブルームーン（タップ、８ドル）。ベルギータイプの白ビールで、広範囲ビールカテゴリーの中で私がIPA以外に好む珍しいビールです。コリアンダーとオレンジ香るブルームーンのグラスにはかならずカットオレンジが添えられます。あ、美味い（笑。

フードは以下２つを注文。
●Arugulaサラダ（13ドル）。
ゴートチーズ、くるみ、トマト、キュウリ、レッドオニオン、フリーゼイ、エキストラバージンオリーブオイル、赤ワインビネガー、蜂蜜とディジョンのドレッシング。
　馬じゃないんだから草は食わんというのが私の信条ですが ^^;、友人が食べたいということでお願いしたのですが、これは美味いや。ゴートチーズが実に新鮮でとろける美味さ、オリープオイルとビネガーベースのドレッシングと相まって、珍しく３回も自分の皿に取り分けて食べていまいました。

●ピザ（ラージ32ドル）。
モツァレラチーズ、燻製スカモルツァチーズ、パンチェッタ、玉ねぎ、オレゴン産白トリュフ入りオリーブオイル、
　迷ったのでスペシャルピザカテゴリーの中の一番上の子のピザを頂いたのですが、う、うまっ！ 日本の食事はとにかく塩っぱくて甘いのが最大の特徴ですが、このピザは珍しく日本的に塩味が立っていました。それでも全体のバランスが素晴らしいのでアメリカ人でも食べられるのでしょう。
サイズは持ち帰り前提でもちろんラージ。友人は１ピース、私は３ピース食べて残った半分はもちろん持ち帰り、１ピースはその晩の夜食として、残りは翌日の一食として頂きました。

ご馳走様でした。また来ます！

追記。
アメリカの飲食施設評価で量が多過ぎると言ってマイナス方向に振る人が時々いますが、何度も書いているとおりアメリカ人もほぼ全員、間違いなく残します。そして残ったものは持ち帰って食べる、そういう文化なのです。
最近は日本旅館の料理が多過ぎると言って文句を言う？な人もいる様ですが、どうかクレームのためのクレームという罠に陥られませぬ様、よろしくお願いします (^^)。

ブルックリン橋のたもとにある大人気ピザレストラン、全米No.１ピザ店にも選ばれたことがある様です。数軒先の同じく大人気店Grimaldi'sの創業者が同店を売却した10数年後に、改めて店名も変えてオープンさせたお店です。

11:30の開業時間の少し前に店の前にいくと既に行列が出来ており、我々もそそくさと最後尾に着きます。ドアが開き１組ずつ人数などを確認され店内に通されると、入口入った正面のカウンター向こうにオープンキッチンが見えます。落ち着いたカジュアルとでも言えばいいのか、良い雰囲気のお店です。シェアして食べるピザとビールを注文しました。

待つことしばし、担当フロアスタッフが持って来てくれたピザは、おそらくはネアポリタンと呼ばれる、薄いクリスピータイプではなくちょっとナポリピザ風なもので、裏面はややカリカリ目で表面はふんわりしっとり。これは美味いですねえ！ 極めて満足度が高いです。
ビール「Blue Moon」はシトラス系の風味が特徴で、いやホント、もの凄く美味い。美味すぎて、普段はビールをほとんど飲まない私もお代わりしちゃいました。
極めて満足度の高いブランチを堪能しました。ご馳走様でした。