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ラスベガスの「ロビュション」でロビュションに献杯!
ダイニングの入口
「キャビア・インペリアル」見た瞬間全身に鳥肌が…今どきこんな料理を作るシェフが居るのかと驚いた
取り替えてもらった後の 「キャビア・インペリアル」下はサーモンのタルタルでとても美味しかった
「目玉おやじ」 シェフのセンスを疑う
John Dory(マトウダイ)の天ぷら 紫蘇の風味がよく似合う絶品のメインディッシュ
豪華なデザートワゴン
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グールマン
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| 店名 |
Restaurant Joël Robuchon
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 7028917925 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカMGM Grand Hotel 3799 Las Vegas Boulevard South Las Vegas, Nevada 89109, USA |
| 営業時間 | |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| 駐車場 |
有 |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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8月の初旬にロビュション氏が亡くなられた時、私はどこで献杯と最後の晩餐をするか考えた。
というのも、特にフレンチの場合は、シェフの死や引退後に新たなオーナーや新たなシェフによって前任シェフの料理が継承されないことも珍しくないので、直接薫陶を受けたスタッフの料理や味が変わらないうちに献杯を兼ねて最後の晩餐を行うのだ。
1月にポールボキューズ氏が亡くなった時も、ちょうど4月にフランス出張があったためにスケジュールを合わせて行く事が出来た。
私は彼の死の一報の翌日直ぐに恵比寿の「ガストロノミー」に問い合わせた。
だが、同じような考えの人は結構いるようで目ぼしい日はほぼ満席だった。
そこで、すぐロスの事務所に連絡してここラスベガスに問い合わせて今日の訪問になった。
私にとってここラスベガスの「ロビュション」は、1985年にロビュションがパリの「ジャマン」で三ッ星を獲得した翌年に初めて訪問して以来、パリのポアンカレと恵比寿の「ジョエル・ロビュション」、六本木とパリ・サンジェルマンと上海の「ラトリエ」、マカオの「ドーム」に続いて8軒目の訪問となる。
ラスベガスの繁華街の南側、MGMグランドホテル内にある「ロビュション」は、色調こそ違うものの恵比寿の雰囲気によく似ている。
それでも、世界中からVIPが集まるだけあって、客層や酒の品揃えは恵比寿の比ではない。
ウェイティングルームの雰囲気は、まるであの社交場だった往年のパリのマキシムのようだ。
今日は5皿+デザートのテイスティングメニュー。
アミューズの「キャビア・インペリアル」が登場した。
が、その瞬間私は文字通り全身に鳥肌が立った。
決して良い意味じゃない。
なんと皿いっぱいの見事に並んだブツブツの中にキャビアが浮かんでいた(写真参照)のだ。
「トライポフォビア」(ブツブツ恐怖症)
特に女性の5人にひとりは持っているという嫌悪感。
私もそう感じるうちの一人だった。
私は席を立ち、テーブルから死角になったところでギャルソンに訴え出た。
ギャルソンは「任せとけ」的な感じで迅速に処理、私がテーブルに戻った時にはすべて撤去されていた。
私はすっとぼけて連れに「何があったの?」と聞いたてみたら「テーブルを間違えた」と何事もなかったように持ち帰ったらしい。
きっとギャルソンも慣れていたのだろうが、今どきこんなビジュアルの料理を出すセンスが信じられない。
でも、代替ですぐに用意された「サーモンのタルタルと合わせたキャビア・インペリアル」は美味しかった。
余談だが、その後の一皿にも「ソフト卵のチーズ添え」という「目玉おやじ」のような料理(写真参照)があった。
幸い私は「目玉恐怖症」ではないので大丈夫だが、これも結構際どい料理だと思った。
今日は、ラスベガスの取引先との大切な会食であり、個人的にはロビュションを偲ぶ「最後の晩餐」のつもりだったのだが、完全に出ばなをくじかれてしまった。
慣れていたはずのロビュションだが、何だかとっ散らかった試食会のような気分になってしまった。
それでも、5皿目の「マトウダイの天ぷら、紫蘇の葉のせイカ墨のリゾット添え」は絶品で、相変わらず豪華なデザートワゴンが登場する頃には、ようやくいつものペースに戻ることができた。
バタバタしたが、こうしてちょっと毛色の違ったラスベガスの「ロビュション」を楽しんだ。
お会計はデグスタシオンが5万円超。
飲み物込みでおひとり様約10万円だった。
そして東京に戻ったら、近いうちにもう一度恵比寿に行く事を固く誓ったのだった。