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| 店名 |
Alma
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ、カリフォルニア料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 2132441422 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ952 S. Broadway, Los Angeles, CA 90015 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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ロスでの取引先との会食の後、日本人の現地スタッフが「ラーメン食べに行きましょう」という事でやって来たのがリトルトーキョーではなくダウンタウンにあるラーメン店。
「おやっ?この店の場所はかつて『Alma』があった場所では?」
「Alma」というのは、新進気鋭のシェフ、アリ・テイマーと南仏などでレストラン経営の実績を積んだ才女アシュリー・パーソンズのふたりが、アメリカで最も有名な女性シェフ、アリス・ウォータースの提唱する「スローフード」と「地産地消」を標榜して始めたレストラン。
2012年のオープン以来人気はうなぎのぼり。
料理関係のある雑誌で全米ナンバーワンの座を射止め、いつしか「ロスで最も予約が取りにくい店」と呼ばれるようになった。
私も3年前に訪れたが、アリス・ウォータースのレストラン「Chez Panisse」とは違って自家農園からのとれたて野菜がふんだんに出てくる形ではなく、いわゆる「少量多種」の料理が次々に出て来て来る今の日本で流行りの形態だった。
自家菜園から届く野菜は力強く料理もそれなりに美味しかったが、当時まだ26歳のシェフの作る料理はインパクトは有るが単一的な味付けが食事全体にマンネリ感を醸し出していた。
少量多種の「テイスティングスタイル」の料理に慣れていないアメリカ西海岸のグルメ界ゆえの一時的なブームなのかなと正直当時はそう思った。
ただ、サービスはとても良かった。
アメリカにしては…と言うつもりはないが、アットホームながら崩れていないそのスタイルは、スローフードに耐えうる居心地の良い新しいレストランの在り方を追求しているようだった。
ところが今回、その時に同行した人に聞いた話では、「Alma」は私たちが訪れたわずか数か月後に閉店してしまっていたそうだ。
出資者との取り分のゴタゴタらしく、クラウドファウンディングも使って持ちこたえようとしたがダメだったという事が、当時大きなニュースになっていたらしい。(LAタイムズ記事確認済み)
そして、その後釜に座ったのが、今回我々が訪れたラーメン店「DTLAラーメン」だ。
余談だが、このラーメン店が只者ではなかった。
ロスのラーメン店は日本のチェーン店が多く、そのレベルはそれ以上でも以下でもないのだが、ここで食べた「スパイシーみそラーメン」は単なる辛みそラーメンではなく、コショーを使ったさっぱりとした食べ心地でオリジナリティーにも富んでいる優れものだった。
聞けば、あの「大黒屋」とロスのラーメン界での人気を二分する、ロス郊外のサン・ガブリエルにある「弁天」からの独立店だという。
店主はもちろん日本人だ。
ところで、その後「Alma」はあのハリウッドのサンセットブルーバードにある「Standard」というホテルに移ったそうだ。
聞くところによると、レストランからプールサイドテラス、ルームサービスまでカバーしているらしい。
厨房ではアリ・テイマーが腕を振るい、アシュリー・パーソンズはその傍ら、ロス市内の複数の学校と提携して農園を運営しているという。
「ロスでは『テイスティングスタイル』はNYと違ってまだ難しい」という声もあるように、今はまだ、さほど人気になっていないようだが、そのうち知名度が上がればまた予約困難店に返り咲く事があるかもしれない。
私も次回は行ってみようかな?
※尚、評価は「Alma」時代のものです。