ジュージューステーキと種類豊富なサラダバーの西海岸の老舗ファミレス : Sizzler Inglewood

昨年10月のアメリカ出張５日目。

私はこの日も２日連続でアメリカンフットボール観戦。
ただしこの日はプロ（NFL）の試合。

（例によって余談から始めます。お店については***以下をご覧ください）


「ソーファイスタジアム」
まだ開場３シ-ズン目（当時）の新しいスタジアム。
前日の「ロサンゼルスメモリアルコロシアム」と共に、
次回のロス五輪のメイン会場の一つになる予定のスタジアム。

ここは新国立競技場の設計で話題になった建築家ザハ・ハディド女史の設計によるもの。
見るからに斬新で、スタジアムからピロティ―や屋外コンサート会場までの全てを覆う屋根は、
常人には考えも及ばない見事さでまさに近未来的。

個人的には「アンビルド（建てられない）の女王」と呼ばれる彼女の「新国立競技場」を見たかった気もするのですが・・・（汗）

そんな事なのでスタジアムも当然キレイで機能的。
数々のインフォメーションの分かりやすさと楽しさは日本の球場も見習って欲しいですね。

でも飲食物の価格の高さだけは閉口します（笑）


試合は地元ロサンゼルスラムズが強豪・フィラデルフィアイーグルスに１タッチダウン差の惜敗。

この年限りで引退した守備の要A・ドナルド等ディフェンス陣の奮闘も及びませんでした。
でも個人的にはイーグルス名物の「パワーQBスニーク」が何度も見られたことが嬉しかった。


ちなみに、この日はチケットは取れたものの駐車場が予約できなかったようで、
スタジアムのあるイングルウッド市の市庁舎の駐車場からのシャトルバス利用。
試合終了後はお決まりらしきバス待ちの長蛇の列。

そこで同行したサンフランシスコ在住の日本人の友人は「歩こう！」というが、
ここイングルウッドは元々ロスでも指折りの（最悪クラスの）治安の悪い街。

ロンドン五輪と同じように再開発によって見違えるようになったとは言うものの、
ここはアメリカ・・・ちょっと無理があるのではと思ったのですが・・・、

でも、同じことを考えている行列の嫌いな人はアメリカも日本も共通のようで、
人の波にしたがってブラブラ歩いていると途中にこの店があったのです。


***

『シズラー』

西海岸を中心に展開するファミレス。
現在は日本にもロイホの運営で東京を中心に何店舗が出店している。

ちなみに日本でも一般的なこの形態のファミレスの第一号がここ「シズラー」。

店名の「シズラー（Sizzler)」は英語の「Sizzle」＝ジュージューと焼けている様子がその由来。
ちなみにSizzleは「とても暑い日」や「酔っ払い（Sizzled）」に対しても使う。

そして、この店は元々は１軒の個人店でしたが、
経営者ご夫婦のポリシーで「サラダバー」がとても充実している。
よいうより、「シズラー=サラダバー」のイメージが定着している。

そのサラダバーは、いわゆるサラダだけでなく、
スープやパンやシリアルなどが豊富に用意されており、
特にヘルシー志向やビーガンを中心このサラダバーだけを信長（オーダー???）する人もいる。

日本のシズラーも同じですが、
日本の場合は特にカレーやごはんなども用意してあるので、
ホント、このサラダバーだけで十分なような気がします。

ちなみに、この形態をいち早く取り入れたのは「ガスト」。
「ステーキガスト」のサラダバーをもっと豪勢にしたようなイメージです。


この日は、一人一皿のステーキとサラダバー。
私の皿はおとなしめの「アンガスステーキ」。
赤身肉ですが、ミディアムで柔らかくて思ったよりも美味しい。

そして、サラダバーからは友人が好きな「チーズトースト」。
確かにこれは目から鱗の美味しさ。
チーズの主張が強くなくて塩っぽくなくそれでいて香ばしい。

そして「クラムチャウダー」。
アメリカのこの手の店でいただくスープって何故か昔から好き。
沖縄の「サムズ」などのチェーン店でも同じようなスープだった。

「キャンベル」のスープのようでもあり、
なんとなくレトルト感もあるのだが、好みなのかもしれないがとても気に入っている。

そして、このお店はアメリカのレストランの中ではさほど高く感じない。

店内には我々と同じフットボール観戦後の客も多いようで、
レプリカユニフォームはもとより、
青と黄色の服装（地元ラムズのチームカラー）の人が多いような気がしました。