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世界にその名を轟かせるバークレーにあるカリフォルニア料理の聖地
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グールマン
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| 店名 |
Chez Panisse
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ、アメリカ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 5105485525 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ1517 Shattuck Avenue Berkeley, CA 94709-1516 |
| 交通手段 |
サンフランシスコのダウンタウンより車で30分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、AMEX) 電子マネー不可 |
| サービス料・ チャージ |
サービス料17% |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1971年 |
| 備考 |
レストランの価格は月曜日に65ドル、85ドル火曜日から木曜日まで、および(飲料、17%のサービス料、および9%の税を含まない)、金曜日と土曜日に100ドルである。月曜日の夜のメニューは、一般的に他の夜は少し手が込んだ料理を出す。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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サンフランシスコに古い友人がいる。
彼は現地で事業をしながら協力会社として私の仕事も手伝ってくれている。
今回の渡米に際して、彼から「火曜日の夕方までに必ず来てくれ」と言われので、ロスの仕事を早急に切り上げてシスコにやって来た。
空港に迎えに来てくれた彼に連れて行かれた場所は、ベイブリッジを渡ったバークレーの街にあるレストラン「シェ・パニーズ」。
「アリス・ウォータースのレストラン」として全米のみならず世界中にその存在を知られたカリフォルニア料理の聖地であり、サンフランシスコ界隈を世界でも有数のオーガニック料理志向のエリアに普及させた店である。
車中で話を聞くと、今日は「シェ・パニーズ」の開店47周年の記念日で、特別メニューが供されるという。
店に着くと、彼の関係者がすでに到着しており、我々は人種・国籍ごちゃまぜの10人でひとつのテーブルを囲むことになった。
メニューには、「シェ・パニーズの47回目の誕生日を祝うシチリア料理」(A Sicilian menu to celebrate Chez Panisse’s 47th Birthday.Proceeds to benefit the Edible Schoolyard Project.)と書かれている。
我々は、早速地元ナパのワインをガンガン飲み始めた。
まもなく料理が運ばれてくる。
「かぼちゃの花で包んだキュウリの揚げ物とケイパーのサラダ」
見た目に変わった歯ごたえが楽しい揚げ物に自家菜園で採れた野菜がふんだんに盛り付けられたサラダ。
揚げ物でボケてしまいそうなドレッシングをケイパーの味と風味が引き締めてくれる。
「レモンのパスタ、クリームソースとシチリア産からすみ(ボッタルガ)添え」
その名の通り、クリームソースで和えたレモンの酸味を感じるパスタにからすみがかかっている。
クリームソースが軽く、からすみの塩っぽさをレモンの酸味が中和した実にバランスの良いパスタ料理。絶品。
「暖炉で炊いた地元産の魚のスープ、ワイルドフェンネルとトマトとサフランの風味」
「スープ・ド・ポワソン」大好き人間の私が、メニューを見た瞬間から最も楽しみにしていた料理。
大鍋で登場した魚貝のスープは「スープ・ド・ポワソン」と「ブイヤベース」の中間のような味わい。
想像していたほど濃厚ではなかったが、フェンネルの風味が心地よく、体に優しそうな染み渡る逸品だった。
「桑の実のグラニテと桃を添えたアーモンドのシャーベット」
日本ではなかなか出てこない桑の実は甘いながらも酸味もあって、グラニテにするとこんなに旨いとは知らなかった。
かなり甘めのアーモンドソルベと一緒に食べるとちょうど良い感じ。
デザートでこんなに感激したのは久しぶりかもしれない。
私はこのメンバーと食事をするのは初めてだが、ホストの彼やメンバーの人柄かとても楽しい時間を過ごすことができた。
途中からはかなり盛り上がって、各テーブルを廻っていたアリスが頻繁に来るようになった。
「この野菜は今朝私が収穫したのよ」ならまだ良かったが「この魚は昼に私が釣ってきたのよ」まで来ると、彼女が明らかに冗談を言いに来ているのだと分かった。
私は、アリスが提唱している「スローフード」はこの我々のテーブルのようなことなのかなと思ったりもした。
お約束の厨房見学(写真撮影可)を挟んで、あっという間の長い食事?を終えた私たちをアリスの他大勢のスタッフが見送ってくれた。
私は、アリスに「桑の実」のことを話すと、彼女はなんと自家製の「桑の実のジャム」を瓶に詰めてプレゼントしてくれた。
帰国したら、妻が飛び上がって喜ぶ姿が目に浮かぶようだ。
実は私が「シェ・パニーズ」を訪れるのはこれで3度目。
1階のレストランでのディナーと2階のカフェでのランチ利用がそれぞれ1回ずつある。
前回の訪問から今日までの間に、レストランはミシュランの星を失ってしまったが、元々アリス・ウォータースの料理はただ美味しさだけを追求するものではない。
「地産地消」「オーガニック」「スローフード」・・・。
今回のディナーの名前にもあるように「Edible Schoolyard Project」という学校菜園の普及と、それに携わることで食育の重要さを広める運動は世界中で展開されている(日本にも支部がある)。
私も、アリスウォータースの料理の味が3つ星レベルにあるとは思わない。
でも、彼女の料理は特に野菜が美味しくてしかも安心して食べることができる。
そして食卓を楽しく演出してくれる。
何よりも、彼女の料理には「愛情」がいっぱい詰まっている。