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gunmadontistさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
The French Laundry
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 7079442380 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
アメリカ6640 Washington St, Yountville, CA |
| 営業時間 | |
| 予算(口コミ集計) |
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| 利用シーン |
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|---|---|
| 初投稿者 |
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私は過去の経験から、「アメリカに旨い店なし」との偏見があった。
勿論アメリカに「旨い店」が存在しないのではなく、「旨い店」に巡り合っていないだけと十分承知している。
しかし筆者同様、「旨い店」に巡り会えない人は多いのではないだろうか。
そんな偏見を打破する為の、4番にして絶対的エース。
数々の伝説を持つお店、「The French Laundry」を訪れる機会を得た。
オーナーシェフはThomas Keller氏。
この店と、ニューヨークの「Per Se」でもミシュラン3つ星を獲得したスターシェフ。
2006年にミシュラン サンフランシスコの出版以来、3つ星を取り続けている唯一のお店。
2003年と2004年には「The World's 50 Best Restaurants」のBest1。
アメリカ料理界のアカデミー 賞「James Beard Award」で、 2年連続Best Chef。
あまりの人気と予約の困難性で、「フレンチランドリーの予約を取る方法」というサイトが存在。
このような逸話は数え切れないほど存在する。
店まで車でサンフランシスコから約1時間半、ナパバレーのヨントヴィルにある。
タクシーだと片道$200強。
さほど変わらない費用で利用でき、食事中待機していてくれる専用車チャーターが便利。
歴史登録財に指定されている店の建物は、1980年代に酒場として建てられ、その後フランス式のスチームランドリーになった。
その後レストランに改修されたが、店名はその経歴から「The French Laundry」とし、店のロゴは洗濯バサミをモチーフにしている。
コースはランチ・ディナー共に日替わりの2種類。
「Chef’s tasting menu」と、ベジタリアン向けの「Tasting of Vegetables」。
使用されている野菜は全てこの店専用の畑、ヤコブセン・ファームから採れたもの。
両方とも$310のプリフィクスコースで、料理選択によっては追加料金がかかる。
今回は「Chef’s tasting menu」に、オセトラ キャビア(+$60)、フォアグラのリエット(+$30)を選択。
iPadのワインリストは、100ページ以上ありそうな品揃え。
ソムリエと相談し、なるべく廉価のペアリングをお願いするも1人$300。
(料理)
・アミューズ:サーモンのコルネ ⚪︎
・燻製チョウザメのテリーヌとオセトラキャビア ⚪︎
・フォアグラのリエットとホワイトアスパラ △
・鰤のソテーと茴香・キュウリ添えピスタチオとアボカドのムース ⚪︎
・メインロブスターと空豆・マッシュルーム・玉ねぎのブランケット・ド・シャンピニオン ⚪︎:コクのあるソースは良いが、火入れが過ぎる。
・鴨のロースト ⚪︎
・子牛のグリル ボルドレーズソース ⚪︎
・デザート3品 ◎〜▲
(その他失念)
偏見打破とはいかないまでも、日本のレストラン同様普通に料理を楽しめる。
しかし旨いと感じたのは、系列店「Bouchon Bakery」のデニッシュとムースのデザート2品のみ。
支払いは一人約$740。
「The French Laundry」の予約が取れず、嘆く方もいるであろう。
しかし決して嘆く必要はない。
一生に一度は行きたいレストランは、一生に一度で十分なレストランかもしれない。
伝説の「The French Laundry」。
日本であれば1/3~1/4の価格で、同等以上の満足感が得られる店は沢山あるだろう。