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アメリカではヘンに他国の料理を食べようとせず
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://www.takemachelin.com/2016/05/bouchonyountvillenapa-valley.html
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タケマシュラン
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タケマシュランさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
BOUCHON YOUNTVILLE
|
|---|---|
| ジャンル | ビストロ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 7079448037 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
アメリカ6534 Washington Street Yountville, California 94599 |
| 交通手段 |
サンフランシスコダウンタウンより50分位 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、AMEX) |
| 駐車場 |
有 |
|---|---|
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
家族・子供と | デート | 一人で入りやすい | 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | ソムリエがいる |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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フレンチ・ランドリーの姉妹店。ミシュラン一ツ星。「ブション」とはリヨン語の言葉で「ビストロ」の意。神楽坂のルグドゥノム・ブション・リヨネのブションと同じですね。
5月のナパの日没は20時過ぎなので、やはりテラス席が気持ち良い。うまくグリーンで囲いがされており、通行人から丸見えというわけではなく、ちょっとしたお庭で食事をしているような雰囲気が羨ましかったです。
バーには魚介類が整然と並べられています。牡蠣推しなのか、かなりの種類が取り揃えられています。
18時の予約時間ちょうどにお邪魔したのですが、既に席は半分以上埋まっています。アメリカ人は夕食の開始時刻が早い。フランスなんて開店時間が20時で、しかもその時間に行っても誰もいないというのに。
テーブルコーディネートなどは特にありません。クロスの上には白い紙が敷かれており、アメリカのイタリア料理屋のようなセッティングです。
ドメーヌ・カーネロスの泡を1本で通します。シャンパーニュのテタンジェがナパで作るスパークリングワイン。レストランでわずか60ドルで飲めるのは嬉しいですね。ピノとシャルドネのいいとこ取りをしたような味わいで、日本で同レベルのシャンパーニュを飲むと2万円を軽く超えることでしょう。
パンは机に直置きスタイル。面白い形状で全て繋がっているユビキタスなパンです。傑出した美味しさというわけではありませんが、ワイントレインに比べると段違いに美味しい。バターもワイントレインに比して素晴らしい味わいです。
メニューは全てフランス語で書かれており嬉しくなります。リエット、タルタル、オニオングラタンスープ、パテ・ド・カンパーニュ、エスカルゴアラブルギヨンヌ、コンフィドカナール、チキンやラムなど、王道のビストロ料理がズラリと並ぶ。牡蠣は6個18ドルと悪くない価格設定。
リヨン風サラダ。エンダイブ中心のサラダでありベーコンとポーチドエッグが印象的。とは言え、まあ、1,500円が妥当なサラダです。ミシュラン星付きレストランでこの値段という意味では悪くないけれど、取り立ててどうこうというものではありません。
妻はアーティチョーク。これは見事にアーティチョークそのまんまです。妻はアーティチョーク好きなので人よりは耐性があるほうですが、今回は明らかにうんざりしながら食べています。一口だけ頂きましたが、出来損ないのタケノコのような味わいで不味かった。
アイオリソースもゆるい。そう、当店は味付けが全般的にユルいんですよね。その奥ゆかしさがアメリカ料理界においては評価されているのかもしれません。
本日のパスタはニョッキにアスパラを添えトマトを散らしリコッタを溶かしたもの。ガーリックで風味を与えています。まずくはないが、うまくもない。それに、リコッタって加熱しても溶けないはずだよなあ。なんでこんなふうになるのかなあ。
ステーキ・ブション。店名を冠に据えた旗艦ステーキ。なのですが、思ったよりもシズル感に乏しく、迫力も小さいです。
ベアルネーズソース。澄ましバターとエストラゴン、エシャロット、卵黄、セルフィーユとエストラゴンと酢をとろ火で煮詰めて作られるソース。フランス料理の伝統的なステーキソースです。乳化現象を利用した調理であるため難しい。そして作るのは難しい割に、ぼんやりとした味わいでそんなに美味しくありませんでした。ぐぬぬ。
肉はミディアムレアでお願いしました。肉そのものの味は中々に美味しい。しかも食べ進めていくうちに結構な量を感じてきます。250グラムぐらいはあったかも。とは言え、普通の牛ステーキや鶏、ラムであれば30~40ドルに着地するのに、ステーキ・ブションだと60ドル。ちょっと高い。いささか不満が募りました。
他方、山盛りのフレンチフライは嬉しいですね。先のソースにつけるのはもちろん、ガーリックマヨネーズ、ケチャップ、マスタードと味変しながら長時間楽しめました。
というわけで、すごく失礼な言い方をすると、アメリカにあるビストロの割にきちんとしたビストロ料理だな、という印象です。しかし残念ながらこのレベルのビストロは東京にいくらでもあるし、3~4割は安い。
やはりアメリカではヘンに他国の料理を食べようとせず、アメリカ料理すなわちステーキのみをガツンと食べるのが賢い楽しみ方なのかもしれません。
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