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現代アメリカ料理の世界を知るにはいいお店@ペンクォーター
お店入口
バーカウンター
著名なレストランデザイナーMartin Vahtra氏の手によるちょっととんがった内装、私の趣味とは少し違うけど。
仔豚料理3種盛り合わせ
ロブスターのパスタ
高いお店だそうですが、ランチはそれほどでもない。右上"Bipartisan"(共和も民主もなかよく)プリフックス、というのがDCらしくて笑えます。
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kasuganomichi
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| 店名 |
701
|
|---|---|
| ジャンル | アメリカ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 2023930701 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ701 Pennsylvania Ave NW,Washington DC., 20004 |
| 交通手段 |
Metro イエロー・グリーン線 Archives 駅から徒歩1分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| サービス料・ チャージ |
10% |
| 個室 |
有 (8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) |
|---|---|
| 貸切 |
可 (50人以上可) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 日曜日は不可 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、席が広い、カウンター席あり |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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ここのところアメリカ・ワシントンDCのお店が続きますが、ご容赦を。
ただ、こうしてレポートする目的はですね、
1 自分たちの記録として。
はあたりまえとして、
2 アメリカが食事のまずい国だ、という偏見を正したい。
という意気込みもありますし
3 これからアメリカを訪問されるユーザーの皆様にお役に立ちたい
という使命感も少しはあります。
ただ、当然ながら1月弱ほど滞在しますと、スカタンをやらかすことも少なからずあります。今のところは良い店をえりすぐって投稿しておりますが、いつかは駄目店もサンプルとして・・という気持ちもございます。またいずれ京都に戻りますのでどうか長い目で見てやってください。
今日は、モールからすぐのこちらにお昼をいただきに参ります。我々のDCでのお店選びは
1 素人の直感
2 知人たちの口コミ情報
3 事前の、足でかせいだ現地情報とWeb上の調査
が基本なのですが、今回の情報源はなんと「地球の歩き方」でした。ワシントンDCの「歩き方」はね、もう何というか、物凄おく偏っていて、国立航空宇宙博物館への思い入れが強すぎ。別館も含めた同博物館は全部で35頁(25余の全博物館・美術館89頁のうち)、レストラン情報18頁。そりゃあ好きな人は好きなんでしょうが、あまりにもバランスに欠けます。でもこうしてたまには役立つこともあるのです。「歩き方」ではフランス風アメリカ料理、となっています。でもパスタもあればXO醤もあれば和風のアレンジもあり、まあなんでもありの今風のアメリカ料理なのでしょう。
さて、午後2時に予約なし、2名で入店。このお店、実は訪問した日の直前まで、1週間ちかくの間お店を閉めて中規模改装をされていたらしく、ぴっかぴか。改装前を知らないからあまり詳しくはわかりませんけど。このあたりも、今回の旅行のラッキーさを示すものでしょう。
地元の方の端的なレビューによりますと
良い所 ホワイトハウスや議会のすぐそばという立地
現代的で工夫されたメニュー
素晴らしいサービス
夜にはジャズのライブ演奏あり
劇場前のプリフィクスメニューは割とお得
悪い所 高い
http://dc.about.com/od/restaurantreviews/gr/701Review.htm
ペンクォーター周辺では、このレストランが一番だという評価は多いようですね。DC全域のレストラン・トップ100にも選ばれています。
さて、我々がオーダーしましたのは、
Suckling Pig Trio 仔豚料理3種盛り合わせ $28
Lobster Bucatini ロブスターのパスタ $28
をシェアし、あとはハウスワインのグラス、赤白1杯ずつ、各$7
こちらのは、母乳で育てて生後2週間くらいの幼い仔豚。ロース部分、パリッと焼き上げた皮とその下の脂肪の部分、バラの部分をベーコン風味に、とそれぞれに違った味わいに仕立てたもの。付け合せは赤ピーマン甘煮、ブロッコリ、ポレンタ。ロース部分はまあ普通だが、あとの2種は豚肉好きにはたまらない、何とも言えないふくよかな味です。香港の中華でよく見る、このサックリングピッグの料理をアメリカでこういう形で楽しむことができるとは。世の中動いておりますねえ。
メイン州産のロブスター、N'Dujaソース(豚のミンチや内臓などを使ったイタリア風のペーストソース)、パン粉、あさつき。ブカティニは、中心に穴のあいた細長いパスタ。こってり味のソースと相性が良い。ただ、この皿はシェアしないで一人で食べると少し飽きがきちゃいそうですかね。
ワインも赤白ともにしっかりしており、やや濃厚で自己主張の強いこちらのお料理と相性がよいものを巧みにセレクトされています。ほかにもあと2-5ドル上乗せすれば、さらなるグラスワインの選択肢も豊富。
こちらの客層は、観光客はあまりいなくて、地元のホワイトカラー、とくにエクスペンスアカウントで飲み食いできるお方が多い感じです。今日とくに目立っていたのが、黒いスーツに身を包んだ、まだ二十歳代前半の若い男女10名ほど、2名の大人が付き添っており、一見してインターンのグループだとわかります。アメリカは典型的なコネ社会、インターンになる目的も、インターンになるため必要なのも、コネです。有力な連邦議会議員であれば、多いときは100名ものインターン(多くは地元選挙区や州出身の大学生)を抱えます。そして、彼ら、彼女らはここワシントンで、ファックスの送りかたと人生の処世訓を一言で学ぶのだ、というジョークがあります。(face down!:送信する面は下に!/顔は常にうつ向きかげんで!)
上気した若者たちの表情からは、首都で働いているのだという軽度の興奮とエリート意識が見て取れて、なんともういういしくて可愛いこと。まあ、がんばってください。
改装したばかりのインテリアも凝りに凝っていて面白い。サービスは、ちょっと階級的(オーダーをとれる資格のある方が限られている)であることを除けば、行き届いた、フレンドリーなものでした。場所柄やや値段は高めですが、ランチやプリフィクスならある程度でおさまるでしょう。帰国後知ったのですが、DCのNora、NYのBread & Tulips(行ったことないけど名前は聞いたことある有名店)などでシェフをつとめたベンジャミン・ランバート氏がこちらで2代目シェフをしているそうです。現代アメリカ料理の一端を知るには、とっつきやすくてちょうどよい所だと思います。
「地球の歩き方 ワシントンDC 2013-14年」ダイヤモンド社 287頁。
トイレも店の奥に男女別、たいへんきれいでした。