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戦略高地にて、朝食ブッフェの激闘
ここにはほんとうに何度も来ていて、正直朝ごはんについては何の幻想も期待も抱いていなかった我々は、朝食なしの宿泊プランで臨んだわけです。ところがですね、いざチェックインしてみるとフロントの方が「朝食はお好きにどうぞ、アンバサダー特典でついてますよ」と笑顔で。
そうなるとやはり、という貧乏性の我々、まずは最初の朝に偵察。そして撃沈。
ほんとに、昔から何一つ、毛筋ほども変わらないんです。
2種のベーコン、2種のソーセージ、工場パックの卵液で作られたまずいスクランブルエッグ。フルーツの切り方までいっしょでございます。
ということですが、それでひっこまないのが我々です。
なんとか突破口はないか。私がみつけました。それがグリッツです。Grits つまりトウモロコシの粉で作ったお粥みたいなもの。アメリカ映画『いとこのビニー』でMarisa Tomei 演じる Mona Lisa Vito ちゃんが大好きなのです。そこで主役の弁護士が証人に反対尋問するさいに利用したのが、この南部料理(アメリカインディアン起源)です。(ちなみにトーメイはアカデミー助演女優賞獲得!)
ひっそりとオートミールとともに鍋で供されていたこのグリッツがまずまず食えるので、それにソーセージ入りのクリームソースを加えて、胡椒を振りかけるとこれが結構いける。フードスタンド6と7です。
こうやって、なんとか口にあう(かろうじてですが)朝ごはんをいただくことができました。
景色はもちろんすばらしいし、サービスのみなさんは笑顔がいいので、トータルではそれなりに評価しております。
ごちそうさまでした。
『いとこのビニー』(1992) ジョナサン・リン監督 ジョー・ペシ主演
最後の晩の部屋飲みの主軸投手はルームサービスで
3.5 [料理・味3.6 サービス- 雰囲気- CP3.4 酒・ドリンク-] が私の評価です。
ワシントンDC最後の夜はホテルの部屋での宴会です。いろいろあまりものやら持ち帰り品もありましたが、軸になるのはルームサービス。
今回はメニューにはっきりとVantage Pointと書いてあるエントリがあったので、ホテルではなくこちらのレストランに投稿します。
スープ Red Pepper and Cream Soup 9.00
ステーキ Whisky soaked New York Sirloin 34.50
お値段はま、こんなものでしょう、アメリカの都会でのホテルでは。
スープは、カップスープみたいなんを想像していたら、ちゃんとしたフルサイズのもの。味もきわめてクリイミイでうまいです。パンやクラッカーに付けてもいい感じ。
ステーキはミディアムレアで焼いてもらっており、これもしっかりした食べ応えのある、いかにもアメリカのステーキ。付け合わせは2種選べて、ブロッコリと香草焼きのジャガイモ(皮つき)。野菜の量がすごい。でも二人だとちょうどいいくらい。ワインとともに。テレビを見ながら。私は半月、連れはほぼ1月のアメリカワシントン出張。またいろいろと思い出が出来ました。ちょうど皆既日食にも遭遇、台風はゆっくりなので我々に影響はなし。被害が限定的でありますように。
でも明日は早起きして荷造りだから、そろそろ寝ますかね。
朝食からは想像がつかない上質のランチブッフェ
ブッフェ、バイキング、スモーガスボード。どう呼ばれようがあまり食指は動きません。例外は、ホテルについている朝食。我々もそれでここの朝ごはんをいただいたことは幾度もありますが、見事におんなじメニュー、量より質。正直感心しないレベルでした。
今回こちらでランチにお邪魔したのも、チェックアウト(午後1時)までの時間が無くてやむを得ず、ということで。(ランチタイムにはアラカルトもあります)
ところが、です。
意外によかったのですわ、ここ。
各種サラダ、スープ、温野菜類、メインは3種。チキン、サーモン、ビーフ。
内容、種類、味から見て、最初はきわめて懐疑的であった連れも、「これで11ドル95セントってありだよね」私も同感です。
チキンはクリーム煮、サーモンもクリーム系のソース、ビーフは部位は不明ですがマッシュルームとワインで煮込んだもの。
何より感心したのは、ビーフの付け合せに出ていたピラフ。ほんのりと味の乗った、しっかりした炊き上がりのピラフ。これはお替りして、気に入ったサーモンとビーフのソースを別々にかけていただきました。お米の一粒一粒が立った、端正なたたずまいのピラフは、なかなかのものです。
白ワインはカリフォルニア、Canyon Road Pinot Grigio 2015 加州白、ピノグリジオ。すっきりした微発泡。状況依存もありますが大変好ましい。29ドル。
残念なのは、おそらく朝の朝食ブッフェで懲りた(?)宿泊客がお昼には姿を見せないようで、我々以外はコンベンション参加者の団体。はっきり言いましょう。このランチのピラフとスープとメインの1品クラスのおかずを朝に出したら、一気に印象は変わるはず。そうするとお昼にも客が増えるのも疑いなし。
眺めは相変わらずすばらしく、キーブリッジ、ジョージタウンあたりが手に取るように見えます。
なお、食事中に事件が発生。キーブリッジのたもとあたりで交通事故あり、黒煙を発していましたが、どうやら犠牲者は出なかったようで何より。サービスの方が仕事ほったらかしで窓から見ていたのはご愛嬌。
チェックアウトの慌ただしいひと時、短い時間でしたがおいしいランチを楽しめたのは、望外の幸運でした。
ルームサービスでお腹いっぱいの夕食、プラス後日のための食料獲得
ワシントン出張記録15
今回の出張では連れのお仕事が、地下鉄レッドラインの西の終点、Shady Groveという片田舎でして、前半は私もそれに合わせてその駅から車で10分くらいのホテルに泊まりました。その後最後の数日は泊まり慣れたホリデイインロズリンに移ることに。まず私がチェックアウトして二人分の荷物とともに車で移動。その日の夕方に連れが合流です。さすがにお互い疲れたので、結局このホテルの最初の晩はルームサービスにしました。
お願いしたのは、NY Strip ステーキ レアで。
サーモングリル
南部風フライドチキン
この3品はいずれもアントレ(アメリカ英語で主菜、、ちなみにフランス語だと前菜)なので、付け合せにポテトかライスが、さらにサラダとドレッシングが選べます。
ということで我々の部屋には3つのメイン料理、3皿分のサラダ、さらにサウザンドアイランド、ブルーチーズ、ハニーマスタードの3種のドレッシング、大量のパンとフレッシュバター・サワークリーム、2皿分のライス、ポテトがもたらされることになります。
今回は前回とちがい、サービスの方が丁寧でちゃんとチップを差し上げることができました。
もちろん、こんな大量なもの二人で食べきれるものじゃありません。今回はそれをわざとやりました。というのは、連れの今回の職場は連邦商務省所管の研究所、でかいし、セキュリティもうるさいし、所内の食堂は遠いのでできればランチは持参したい。そこで大量の野菜やドレッシング、パンなどが生きるわけです。
買って来た白ワインとともに、まずはサーモン。火の通り具合もよろしくて、これはアメリカのホテルのルームサービスの水準としてはかなり上質です。付け合せの野菜(ブロッコリ、カリフラワー、人参)もライスもおいしい。
続いてはフライドチキン、4ピース。ドラムスティック、サイ、ウイング、リブ。衣に個性のある香辛料が入っていてこれもなかなか。芋はマッシュに入っているグレービーがおいしい。ベイクドポテトは手を付けずにそのまま冷蔵庫へ。後日バターと一緒にいただきました。
最後にステーキ。日本からもってきた醤油も使いながら、肉質はがっしり、いかにもアメリカのステーキって感じで悪くない。
うーんさすがにお腹いっぱい、それでもなお大量の食糧をゲット、これでひと安心ですね。
相変わらず夜景もきれい。ごちそうさまでした。
『地球の歩き方 ワシントンDC 2015-16』 ダイヤモンド社 298頁。
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(2015年10月)
米出張旅行最後の晩餐はルームサービスで
DCの宿は、地下鉄ロズリン駅すぐの便利なところにしたのですが、予想以上に眺めがよくてうれしい誤算でした。キー橋(正式にはFrancis Scott Key Memorial Bridge)がすぐ、ポトマック川のリバービューも楽しめました。橋の向こうはジョージタウン。さらにワシントン大聖堂も望めます。また、観光地などを安く便利に回れるサーキュレーターという小型バスの始発停留所も近く、ほんと助かりました。
で、まずこちらの朝食は、まあ典型的なホリデイインスタイル。毎日同じメニューのバフェ。ただ、長逗留の客だけなのかもしれませんが、キッチンで作ったと思われるメニュー(といっても、目玉焼き程度ですが)をボーイさんが運んでいたりします。大きなホテルだからでしょうか、宿泊客かどうかのチェックは一切なしでお気楽。
で、いよいよ明日には日本に帰るという晩、ここの夜景はきれいだろうから、一回は夕食をここで、と言い合っていたのですが、最終夜はやっぱり慌ただしくて、迷った末に、今回の旅行で初めてのルームサービスにしました。お昼が軽かったのもあって、しかしメインではない4品を電話で注文、30分後に届けられました。(ただし、運んできたお爺さんボーイは典型的な駄目アメリカ人、気はきかない、不愛想、やるきゼロ。ゆえにチップはなしです。こういう時、チップという制度は便利、あげないことでささやかな制裁が下せる)
Crab Puffs
小さいサイズのメリーランド名物クラブケーキ。カクテルソース添え $12
Hamburger with Fries
8オンスハンバーガー、マッシュルーム、オニオン、トマト、スイスチーズかけ、フライドポテト。ミディアムレア指定 $10
Veggie Skillet
ブロッコリ、マッシュルーム、ピーマン、トマト、ハッシュドポテトの炒めものチェダーチーズかけ $12
Chicken Curry
インド風チキンカレー、ライス添え $15
クラブケーキは、東海岸のシーフード料理の代表、あまりはずれがない。今回もおいしい。
ハンバーガーも焼きぐあいよし。
野菜炒めはまあ普通、ですが、アメリカにいると(ここの朝食バフェもそうだけど)野菜不足になりがちなのでもりもりと食います。
カレー、これが予想外にヒット。アメリカでカレーを食べる経験がほとんどなかったのですけれども、メニューにあると興味を惹かれつい頼んでしまいましたが非常に美味でございます。
ワインは近くのSafewayというスーパーで購入。Bogle Vineyard Old Vine Zinfandel 2013 $10.99
楽天サイトで2000円台、アメリカで買って正解。少しタンニンがきつくて最初は飲みにくい。だんだん丸くなってきました。
Beringer Merlot 2013 $5.99
アメリカの安ワイン、と思い少し冷やして飲んだが、室温でもっと開かせたほうがよかったかな。時間がたつにつれて少しずつおいしく思えてくる。
ちなみに、このSafeway、会員と非会員では値段が違うのですが、レジのおじさんが、連れが観光客で入会できない、というのを見て、後ろに並んでいた若い男性に声をかけ、会員カード貸してあげて、といってくれました。男性も快諾して会員価格での購入。おかげでトータル7ドル我々は得をし、また男性はポイントが付くから得、しかしお店としてはいいのでしょうか?こういう経験なかったので、ちょっと感動。
これが今回の出張旅行最後の晩餐、かなりの満足です。部屋からの夜景を見ながら、心ゆくまで楽しみました。
パン、バターとサワークリームつき
サラダ、ドレッシングは最後まで保存して使いました。
サーモングリル
フライドチキン
ステーキ
2015年10月。名前の通り眺望抜群
朝食のテーブルセット
バフェ1、スクランブルエッグとポテト
バフェ2、ソーセージとベーコン
バフェ3、マフィン、ホワイトグレービーなど
バフェ4、フルーツ類
シリアル類
ドリンクなど
ボーイが気が利かないので自分たちでセット
クラブケーキと野菜炒め
ハンバーガー
カレーライス
クラブケーキアップ
ハンバーガーアップ
カレーアップ
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kasuganomichi
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| 店名 |
The Vantage Point
|
|---|---|
| ジャンル | アメリカ料理、ステーキ、ダイニングバー |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 7038072000 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ1900 North Fort Myer Drive, Arlington, VA 22209 |
| 交通手段 |
Metroオレンジライン・ロズリン駅から徒歩5分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 駐車場 |
有 |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、ホテルのレストラン |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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4.0[ 料理・味4.0 | サービス3.9 | 雰囲気4.1 | CP3.9 | 酒・ドリンク4.0 ]が私の評価です。
今回のワシントンDC滞在、後半はロズリンのホリデイインでした。我々の定宿です。
ホテル間の荷物移動は私の担当。けっこうしんどかった。連れとも予想より早く合流して、夕飯の相談。やはりおたがい疲れていたので、ホテル最上階のこちらで。
ここ、朝は典型的なホリデイインだめパターン(おいしくない、メニュー固定)でしたが、ランチはけっこう良かった。ではディナーはどうでしょうか。ということで窓際の席を予約。
Prime Rib of Beef 24.50
(Based on availability)
Slice of succulent beef and slow roasted to perfection, a Vantage Point favorite.
Sriracha Sirloin 25.00
A center cut, choice Top Sirloin grilled and topped with a Sriracha glaze.
しっかりとしたステーキを食べたかったのです。
とくにプライムリブは復刻メニューだそうで期待大。
ああ、やはりアメリカの料理はこういうのがいいですよね。サーロインはシラチャーというタイ風の甘めのソースがかかっていますが、ちょっと照り焼きみたいで悪くない。
プライムリブは塩だけ。これが予想以上にいい肉質でした。焼き具合も驚くくらいにばっちり。ご当地のレストランではしばしば焼き過ぎが多いのですが今回は完璧でした。
どちらにも、後半にはタレ瓶でお醤油を垂らして、というのは我々の常套手口です。
そしてやはりここの景色はすばらしくて、とくに夕暮れからどんどん夜景がきれいになっていくのが目の前に。いいなあ、こういうのは。
ごちそうさまでした。
BGM ややこてこてのカントリーミュージック。客層とはぴったり。
『地球の歩き方 ワシントンDC 2019-20』ダイヤモンド社 299頁