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世界はまだまだ広く、自分はとことん小さい、でもだからこそ幸せ、な晩餐
入口
テレビが流れる店内
絵が飾られる壁
重厚なメニュー
よ、読めない。でも英語表記もあるから大丈夫。
テーブルセット。パンにはバターでなくサワークリーム。
ウオッカ
チェブレキ
プロフ
サラダ
マンティ
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kasuganomichi
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| 店名 |
Rus Uz
|
|---|---|
| ジャンル | ロシア料理、中東料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 5713124086 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
アメリカ1000 N. Randolph Street,Arlington,Virginia 22202 |
| 交通手段 |
Metro オレンジライン Ballston駅から徒歩5分、 Virginia Square駅から徒歩8分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 (20人~50人可) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、スポーツ観戦可 |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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最近のアメリカの都市部では、とくに予習などをしないで街を適当に歩いていても、けっこうおいしくてしかもローカルな特色ある食事が楽しめるようになってきたと思います。添加物とか、チェーン店化とかいろいろと問題はありますが、私は、食文化は基本的にだんだん向上するものと楽観しています。(アメリカ人の食事にだめなところが多々あることは今でもそうですけど)
しかし、今晩は私の古い友だち、アメリカ人のX氏のお誘い、彼の奥様、彼のいとこ、連れ、私の5人で、ワシントンDC郊外アーリントンのウズベキスタン料理をいただきに参りました。というかね、我々のことをよおくご存じのX氏、ウズベキスタン料理、などという変わり種にはとびついてくる、ということは先刻ご承知なのです。
このX氏、世間的にいえばたいへん偉いお方なのですが、なぜか私のような者を可愛がってくださり、DCエリアに行くたびにいろいろとお世話をいただくようになって、かれこれ20年近く(京都でベルクールに連れてったのがよかったか)。ちなみにこの方、某国大統領プー○ンとは法科大学時代のクラスメート(大嫌いだと言っていますが)です。
そんなことはさておき、ウズベキスタン料理。もちろん食べたことはありません。なお東京に2店舗展開のお店があるようです。ここらあたりはさすが東京ですね。
少し身構えて入店したのですが、ご店主がX氏と親しげに世間話、同行のアメリカ人たちもリラックスした様子。私も心理的な鎧をおろしてメニューと格闘します。X氏のアドバイスもいただきながら、注文したのは以下の通り。
共通の前菜として、
Chebureki 6ドル×3 味付けした羊のひき肉を非常にうすい生地に詰め、油で揚げた食べ物。 トルコでいただいたことのあるチゥ・ビョレクとほぼ同じ。コーカサス、シルクロードあたりでは、「日本料理」「韓国料理」「中華料理」などのようなはっきりした分化はなくて、もうごちゃまぜになっているようですね。
ぱりっと揚げられた皮にナイフを入れると、湯気とともにジューシーな具が現れます。で、私が注文したハウスワインならぬハウスウオッカ(4ドル)、これとむちゃくちゃ合うよ、とX氏がささやく。本来は一気がマナーらしいが、ここはちびりといただくと確かに!うんうんこりゃうまいや。前菜から幸せモード全開でございます。
で、メインは連れが Plov 15ドル
私が Manti 16ドル
プロフ:ウズベキ国民食らしい。ニンジン、ヒヨコマメ、レーズンなどと炊き込んだ、名前でわかるように一種のピラフ。羊肉がたっぷり、クミンなどのスパイスが香る。ニンジンとレーズンの甘味、羊肉の塩辛さ、しっかりとふくよかに炊き込まれたお米をしゃっきっとまとめる香辛料使いがお見事です。添えられたサラダは、トマト、きゅうり、紫玉葱、ごま。こってりした料理にぴったりのさわやかな味付け。
私のウオッカは空いたので、連れが注文したウクライナ産ビールOBOLON PSHENYCHNIE(7ドル)を分けてもらう。濾過なしの、ラガーではない上面発酵・エール系のビール。フルーツ香とスパイシーな味わいがこちらのお料理とよくあいます。
マンティ:トルコ語でも、カザフ語でも、ウズベキスタン語でも、キルギス語でも、マンティ。で、その語源は中国語の饅頭。って笑うしかないですね。ただ各国、各地方でのバラエティはあるようです。こちらのマンティは、マリネした仔羊のざく切りと、玉ねぎ。それを大ぶりの小麦の皮につつんでから蒸して、上からたっぷりのヨーグルトソースをかける。いやあそれにしてもでかい。しかも6個。連れに1個まわして、(2個目は拒否された)食べ進めるがさすがに最後の一個の皮部分は残してしまいました。ヨーグルト系のソースはもともとそんなに好きではなかったのですが、この料理にはすっかり魅了されました。中央アジア独特と思われるスパイスのきかせ方が新鮮でとても心地よいです。
パンはやや酸味のつよいもの、それにたっぷりのサワークリームをつけて、これも非常においしい。
店内はやや暗いが、スポーツ放送あり、それもポストシーズンに入って佳境のMLB(野球)ではなくNHL(アイスホッケー)をやっているのがそれらしくて面白い。となりの客は家族連れ、顔はほとんど日本人。どうやら最近移民してきたウズベキスタン人らしい。お店の人たちも、程度の差はあれ皆我々日本人と共通のルーツ(モンゴルあたり?)を感じさせるお顔立ちです。
まだまだ、私たちには経験したことのない豊かな食の文化が世界にはあるのだなあ、と感じ入った今宵の宴でありました。