量もたっぷり、味も上々のコロンビアグルメ。 : Perroloco Colombian Gourmet

3.6 [料理・味3.6 サービス3.6 雰囲気3.6 CP3.5 酒・ドリンク-] が今回の私の評価です。


宿から歩いて2分という好立地にあるこちら、一人でランチというときにたいそう助かります。地元のコロンビア人が集うところ、というとなんだか危なそうに聞こえるかもしれませんが、とっても明るい店内、店員さんは全員女性、30代40代50代一人ずつ。さすがにおなじみになって愛想のいいこと。

ちなみにPerrolocoとは英語でCrazy Dog。これもなんだか危なそうですが、既報にありますようにこちらの名物が独特のソースとウズラ玉子が入ったホットドッグだからでしょう。他の食サイトでも"To die for" 死んでも食べたい！などという評価があちこちに見られます。


今回は2度訪問しました。

1回目。Chicken & Steak Special　9ドル。

予想通りの大盛り。そしてステーキはともかく、チキンってどこだ？って感じですがさして気にしません。やや強い味付けですがうまいことは確かです。ただ個人的な好みでいえばトウモロコシ（粒がでっかい！）が多過ぎ。まあ中南米の方の主食ですからね。

当然持ち帰って部屋での宴会で連れに食べてもらいました。高評価。


2回目。 Baked Checken Breast+ 2 sides 付け合わせはライスとサラダ。14ドル。

ここのライスはほんとにうまいんですよ。そして前回のものと比べると明らかにライスの盛りが大きい（食べログはこういう時に便利！）。サラダもレタス、人参にアボカド。しっかりとライムが絞られて食べやすいしうまい。チキンは胸肉2個ですが、上手に焼き上げられています。ライスの6割とチキン1個を持ち帰りました。50代店員さんがやさしく包んでくれます。

ああ、ここはほんとにいいんだけど、明日からダウンタウン近くの別のホテルに引っ越すからまた当分これないなあ。


BGM　現地のカラオケビデオみたいなのが流れてます。

宿泊先から徒歩1分のところ、実は最初はまったく気づきませんでした。だって外観があまりに普通で、なんか飲食を提供するところに見えなかったので。

でも、私が、あれ、コロンビアングルメって書いてるぞ、とようやく認識、その時点では準備中でしたが人はいるので、連れが突入して確認。この日は日曜であと小一時間で開店するとのこと。これはスーパーにてさっき買ったばかりの食材で自炊なんかしてる場合じゃない、と即決定。

部屋の冷蔵庫に食材をぶちこんだら、出撃です。

最初の客として入店。まずはテーブルに座って、メニューを渡してもらい検討。さきほどの間に部屋であわてて勉強していたのである程度あたりはついています。

そこで、まずお店の名を冠したPerrloco　コロンビア式ホットドッグ $6。そしてPollo A la Plancha 12オンス鶏むね肉のグリル $12、サラダとお好み2種のサイドつき、をチョイス。サイドは見てわかるライスとエンパナーダを。あとで調べたら、他の付け合せではキャッサバ、バナナの皮、バナナチップス、アンデスポテトでした。

あとはソーダ水を2本。ブランドはBretañaというもの、甘味なしのスパークリング。

注文するとすぐに厨房（テーブルから丸見え）からすんごくいい匂いが漂ってまいります。

まずがバスケットみたいなお皿にホットドッグが乗せられてやってまいります。え、しかしこれ手で食べるの？まずわけなきゃ、ということで店の壁きわに置かれたナプキン、フォーク、ナイフ（プラスティック製）を取ってきます。どうやらここは、（あとで判明したのですが）まずカウンターで注文、番号を呼ばれたら受け取り、必要なものは先ほどのように自分で取って食べる先に支払うのが正しかったようです。まあ中年のアジア人夫婦、初めての客、ということで大目に見てくれたのでしょう。

待っている間に店内を見回しますと、地味な外観とは対照的で、原色を使った明るい店内に凝った照明やパネルがあちこちに。

ホットドッグ。トッピングはうずら卵。パンはコーンブレッド、ソーセージ、牛肉、レタス、ベーコン、チーズ、そしてたっぷりの自家製ソース。

アメリカ人が普通に食べているホットドッグとはまったく見た目も味も異なるのですが、いやこれはうまい。たまりません。クリーミーなソース、そしてその他の具との調和、パリッとした食感でうまあく焼けたコーンブレッド（胡麻つき）。

これを食べ終わるころから、続々とスペイン語を話すロコたちが入ってきて、あっという間に行列がカウンター前にできました。

そして、鶏むね肉のグリルが。いいタイミングで入店しましたね。まずは連れが胸肉を切り分けてくれて、それをサラダやライス、そして3種のソースをからめていただきます。
ソースは、さきほどのホットドッグにかかっていたのと同じと思われるクリーミーなソースと、パイナップルをクラッシュしたもの、そしてサルサソースやや辛目。
そしてエンパナーダ。牛肉やじゃが芋などが入ったパン。ここのは揚げ焼にしているので日本でいえばコロッケに近いかもしれません。この料理は酣ご店主の旦那さん故パンチョ藤江氏が時々作ってはビクーニャで出していました。これもおいしいなあ。

そして鶏肉はソースが見事。パイナップルのシロップ漬けを潰しただけのソースがこんなに生きるのですね。

まわりを見ていると皆さん、三枚肉のフライ　Patacon Con Chicharon や三種のじゃが芋を使った牛肉スープ Caldo de Constilla などの強烈な料理をもりもりと食べておられます。ざんねんながらもうお腹いっぱい。でもいい店をみつけることができました。

最後にお勘定（チップ不要）、コロンビア料理ってはじめてだけど超旨かった！と女性の店主さんに告げるとすごくうれしそうに笑ってくれました。

ごちそうさまでした。


トイレ　お店の奥に男女共用、洋式。広くて清潔。