この口コミは、ムササビヒンソーさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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3.5
¥8,000~¥9,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
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料理・味3.7
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サービス3.5
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雰囲気-
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CP4.0
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酒・ドリンク3.5
2017/07訪問1回目
3.5
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料理・味3.7
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サービス3.5
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雰囲気-
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CP4.0
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酒・ドリンク3.5
¥8,000~¥9,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
滋養食
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プライムリブ・ローリーズ・カット。分厚い!
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#食べログ的に撮るとこうなる。
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こんぬつわ。
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コンディメンツ。
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バタ。
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テン・ジョー
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ソノマ産、ピノ・ノワールの安いの。シンプル・アンド・イージー・トゥ・ドリンクなんだそうな。
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名物のクルクル・ダーサラ。
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肉ワゴン。
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閉店・休業・移転・重複の報告
訪米初日は時差ボケが辛い。
しかし商売で行っていて、辛いキツイとダラダラしている訳にもまいらず、とはいえ若い頃のように気合と根性で無理やり猛進する体力は持ち合わせず、と、なれば、柔よく剛を制す、というか、柳に風、暖簾に腕押し(チョッとちがう)、抗うのではなく寄り添い、時差ボケと二人三脚じゃないが、「そういうもの」と「七分のチカラ」くらいの調子であれば佳しとして、現地での活動にこれ、努める、というのが道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©︎副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
と、いう訳で、日中フラフラしながら軽く店回りをし、夕方早い時間に飲んで食べて、翌日からのスケジュールに備えることにする。
時差ボケというもの、煎じ詰めて仕舞えば、寝不足、睡眠の質の低下である。
と、なれば無駄に熱量を上げる糖質主体の食事ではなく、油脂を抑えた良質のたんぱく質で滋養をとり、気を練り、ついでに睡眠導入に軽く一杯やってやるのが適切、と判断、そーなれば脂っこいステーキじゃなく、ローストビーフ、中でもアメリカ農務省(USDA)お墨付きのプライム・ビーフがいいよね、という事になり、中高年のおぢさん三人組で、ニッポンにも出店のあるこちらに向かう。
程よく照明を落とした、アメリカ・ソープオペラ(死語 の晩餐シーンの書割りみたいなダイニング。
口の悪いひとなら「高級ファミレス」とか表現しそうだし、実際そう見えないでもないが、 #いんだよ細けえ事は! と嘯きながら、案内された食卓につく。
普段であれば、最初はお作法に基づきドライ・マティニ、なンであるが、何しろ時差ボケ緩和「薬食い」訪問である。
初手から加州ソノマの
「ガブガブ飲めて安い赤」
をポンイツ所望、前菜も省略して、セットサラダつきのプライム・リブのみを注文。
接客兼お運びの姐さまも、お疲れちゃん気味、生命力低めな極東後期中年男性が持つ胃袋の代謝能力については、日々観光客を受け入れている経験から十分に理解しているらしく、余計な乙波(オッファ)もなく、しずしずと酒を、御菜を運んでくる。
プライム・リブの焼き加減はミディアム・レアに決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、そもそも同一温度雰囲気の天火で焼かれる肉塊は、多少の違いはあろうが原則的にはどこを切ってもおんなじ焼き加減になるはずで、と、言うことは接客兼お運び姐さまが
「推奨の部位はミディアム・レアで仕上がったところです」
と、言った途端、他の焼き具合はまず存在しないという #冷酷な現実 に私たちは向き合わなければならないから、とは、そー言ってしまってはミモフタモナイから黙っている。
そう思いながら、皿に山と盛られた大量のマシュ・ポテトには目もくれず、ひと切れ多分、250gs内外、すなわち半ポンド或いは/及び8オンスはあろうかと思われる肉塊にナイフを沿わせ、切り取り、ホースラディッシュを、グレイビーソースを味方につけ、口に入れ、ひたすら咀嚼すると、なるほど輻射熱調理で極端に表面を虐めておらず、程よく熱が加えられた赤身肉はシットリとしながらキメが細かく、脂の重さも感じず、するすると喉を伝い、胃の腑に落ち、ジンワリと身体を温めていくさまが心地よく、ここにブドージュースの濃いめ、みたいなピノ・ノワールを流し込むと、血の巡りを助け、十時間を超える飛行で強張った背筋、腰も和らいでくるように思え、調子が上がってくるのだが、いかんせん量が多すぎ、後半やや持て余しがちになりながらもどうにか肉だけは平らげ、デザートも食後酒も省略して勘定書を持ってくるように告げると、あら、回転が速くて儲かっちゃうわネ、コレならミンクのコート買えるかしら、と、姐さまが杭州飯店の女将さんみたい* な顔して微苦笑を浮かべるのに、少しだけ悔しい気がしない、事もない。
*杭州飯店伝説: 「ミンク三枚の法則」として語られる究極のキャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)の事