無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
シリーズ「座って食う」肉塊焼肉高級チェーン。文句なし。
こんぬつわ。
マティニにはレモンツィストが中西部風味、かどうかは知らない
オイスター・ロックフェラー!
フカフカの正体のないオニオン・ブレッド。だが旨い
加州のベルグロスにしてみた。
ダブル・ポーターハウス
断面に着目する
口コミが参考になったらフォローしよう
シヌモノビンボー
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
シヌモノビンボーさんの他のお店の口コミ
The Purple Pig(マグニフィセント・マイル / ヨーロッパ料理、バー)
Triple Crown Restaurant(ミュージアム・キャンパス/マコーミック・プレース / 中華料理、餃子)
Dao Thai Restaurant(マグニフィセント・マイル / タイ料理、ベトナム料理、インドネシア料理)
Alta(グリニッチ・ヴィレッジ / スペイン料理、バー)
ATSCHEL(フランクフルト / ドイツ料理、パブ、ビアバー)
Hankook(フランクフルト / 韓国料理)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
Morton's The Steakhouse Chicago (Wacker Place)
|
|---|---|
| ジャンル | ステーキ、アメリカ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 3122010410 |
| 予約可否 |
予約可 電話でごくふつうに席確保できる |
| 住所 |
アメリカ65 East Wacker Place Chicago, IL 60601 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、AMEX) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、ソファー席あり |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ドレスコード | スマートカジュアル |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
イリノイ州に入り、ミシガン湖を渡る風を浴びるとスティクが食いたくなる。
というのも、シカゴは西部開拓時代に鉄道開闢以来、東部と南部の交易が集中、なかでも1865年、ユニオン・ストックヤードが創業された事により、全米から肉牛が送り込まれる一大集積地になったから
…などという蘊蓄を述べたところで、本邦にあっては「薬にもしたくない」というのが道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、言うを待たない。
だから口を閉じる。
ま、とにかくシカゴではギューであり、スティクである。
荷を解いた宿で、近くに適切なスティクハウスはあるか、と聞いたところ、此方を推奨される。
地元のコンサージェに教えられたことに逆らう理由も気合も根性もないので、結構、席取ってちょうだい、と小銭を包み、電話を促し、しかるのち歩いて店まで向かう。
店の普請はまさにThe Steakhouse. 照明が暗く、店内をお醤油、というよりウスターシャソースで煮〆ちゃったみたいなマホガニー色なあれこれ。
レセプション横のバーを抜け、広いダイニングに入ると、奥に肉を焼くチャコール、向かって右手(だったか)に大きなワインセラー。
こういう「いかにも」な店では、月並み調というか思いっきり紋切型で行くほうが面白い。
えー、初手はマティニ、タンカレーで。オリーブは塩気が出ちゃうからなしで、レモンツイストを挿れて…とか、なんとかかんとか。
菊池光先生ご存命の頃のロバート・B・パーカーの翻訳ミステリで読みかじったアヤシイ記憶で酒をとり、肴にオイスターロックフェラーを頼み、切れ味に勝り酸味に富んだ火酒と、クリーム煮のグラタンの子分みたいな牡蠣のねっとりとくる舌触りとの相性を愉しむ。
さらに通俗に赤ワインは加州のピノ・ノワール。そして主菜は「いうまでもなく」ポーターハウス。三人だからダブルを指定。
焼き加減は? ではなく、温度領域は? と聞かれるが、これはまあ遊びみたいなもので、フツーにミディアム・レアと言えば、はい、では表面はしっかり熱く、なかは温かいがナマな感じで、と、単に「掛け合いがしたいだけ」
…らしい。
肉はブラックアンガスを程よく寝かせ、Tの字の骨を境にフィレとロースが「せめぎあう」アレ。
余計な調味料には手を出さず、初手に振られた塩胡椒の風味だけでガブガブ食らうと、口腔に旨みがギューギューと飛び散り、これをいなすように紅色の酒を口に含み、喉と上あごの粘膜への別珍のような触れ具合を感じていると、なるほど、メリケンさんにとって、こういう焼肉ならびに焼肉を食わせる料理屋が、ある種特別なモノだという事が理解できるような気がしないでもない。
尚、具体的なお菜の詳細は、別掲のシャシンないしシャシンのコメント欄に当たっていただきたい。