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★ネ刀めて食ったシカゴピザ@downtown Chicago
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Wheeling#2
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| 店名 |
Giordano's Downtown Central Loop
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|---|---|
| ジャンル | ピザ |
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予約・ お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
| 予約可否 | |
| 住所 |
アメリカ223 W JACKSON BLVD CHICAGO, IL 60606 |
| 営業時間 | |
| 予算(口コミ集計) |
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| 利用シーン |
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|---|---|
| 初投稿者 |
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”Do you know Japanese pitcher named Yoshii?"
"Yep, but I've never seen him pitch in this series"
こんな会話が交わされたダウンタウン・シカゴのGiordano’sの喫煙ブース。
過日発掘したブックマッチから紐解かれた四半世紀昔の記憶。
以下、detailは一部記憶違いもある鴨だけど、骨子は概ねtrue storyだと思う。
どうやらそれは1999年の秋だったようだ。現ロッテ監督の吉井がメッツにいて、メッツがナショナルリーグのチャンピオンシップ(NLCS)を戦ったのは調べてみたら1999年(メッツはNLCSでブレーブスに敗れ、そのブレーブスはワールドシリーズでヤンキースに敗れた)。てことは、俺が社内公募で「社長室インターネットグループ」配属になって、半年も経たないうち、恐らく2~3か月後にシカゴに出張させて貰ったと言うか命じられたと言うか。
当時はインターネット黎明期。所謂ドットコムカンパニーの先陣だったamazon.comはまだ書籍しか扱っておらず、システム開発費を吸収できず毎年巨額の赤字、迎え撃つold economyで全米本屋チェーンを展開するBarnes & NobleはStarbuck'sとコラボして店内にコーヒーショップを設置、「買った本をコーヒーを飲みながら即読める」というアナログなキャンペーンを張っていた、そんな時代。
俺は1996年11月、4年2か月のコートジボワール駐在を終えて帰国後、即NECなラップトップを買って、PC-VANだのNiftyだのの所謂「パソコン通信」を始めていて、つかハマっていて、なんとなく「このテクノロジーは『世紀のゲームチェンジャー』になり得る」と漠然と予感していた。
なこともあって、社内公募された「インターネットG」のポストに応募して採用され、既存のメンバーに「言葉の壁」があったので、当時インターネットの活用では最先端を走っていたUS現法との橋渡しをすることになった。
この「インターネットG」が社長室傘下であったということに実に重要な意味があって、というのは会社トップも「このテクノロジーを活用しない手はない、てゆーか乗り遅れると時代の波に取り残される」という問題意識・危機意識はあって、当時俺が所属していた重厚長大産業では「インターネットで何が出来るのか、我々はアマゾンのように本を作ったり売ったりしているワケではない」という懐疑的な見方が圧倒的だったので、「インターネットの活用はボトムアップではなくトップダウンによるrolloutしかない」ことを理解していたようで、その結果「インターネットG」を情報システム本部(MIS)ではなく社長室直下に配したものと思われる。
さて。そんなわけで配属後2~3か月でシカゴ出張。それまでMainland USは旅行でLAに2回行っただけで、LA以東に行ったのはネ刀めて。USを少し知ってる人ならわかると思うけど、West CoastとMidwestやEast Coastは同じアメリカで同一地平上、均一化された文化文明の中にある「異国」なので、「顔繋ぎ、『Nice to see you』の御挨拶出張」とは言えそれなりに若干の緊張感があった。
俺にとって幸いだったのは、MLBやNFLに関して日本人としてはかなり造詣が深かったので、その話題に振れば最低どちらか一つ、下手すると(いや下手しなくても)両方ツボにはまるのでアメリカ人スタッフとfamiliarizeするのが比較的簡単だった件。
話を戻そう(ペコパ風味)。「US現法が先行していた」というのは、日本本社が日本の国内向け限定で代理店向けやエンドユーザー向けのサイトを開発することに専念(つかインターネットに関してグローバルな視点を持つ余裕も、それ以前にその資質もなかった)する中、US現法は東京本社の顔色を窺うことなく、より利便性の高い代理店向けポータルとエンドユーザー向けポータルをサードパーティヴェンダーの協力の下に展開していて、同じシングルバイトの世界なら「日本発」より「US発」の方がグローバル水平展開がスピーディーであろう、という先見の明が経営陣にはあった。
てことで、「インターネット技術の水平展開で、東京主導ではなくシカゴ主導でお願いしたい懇願ツアー」は成功裏に終わり、出張最後の日の夜、東京から同行のSEと「折角シカゴ来たんだから一度はダウンタウン行ってみよか」て話になった。
てーのはUS法人が取ってくれたホテルはO’hare Airportそばのホテルで、US現法はシカゴのNorth Western suburb、てかダウンタウンよりウィスコンシン州境のが近いロケーションだったもんでダウンタウンはスルーどころかかすりもしてなかったんだな。
事前にUSに詳しい女友達@関西人に「シカゴ出張すんだけど、ナニ食ったらいいかな?」って聞いたら「シカゴやったらピザちゃうの?( ・ิω・ิ)」と言われたので、”Chicago, pizza”でYahoo(当時はGoogleではなかった)検索したら”Giordano’sがヒットしたので、この店に行くことにした→ https://giordanos.com/locations/mccormick-place-west-loop/
ホテルのコンシェルジュに「ダウンタウンに行きたいのでcabを1台頼む」つったら「ダウンタウンのどこよ?(゚Д゚)ハァ?」と言われたので「Giordano’s」と言ったら「Giordano’sならこのホテルの近くにもアルヨ」って返されたが「ウンニャ、ダウンタウンのGiordano’sに行きたいんだYO!("`д´)クワッ」と強気に(イヤ別にココ強気に出なくていいんだケド(;'∀'))レスし、いざGiordano’sへ。
事前にシカゴピザの知識皆無で行ったら、そのdeep-pan fried pizzaの馬さに圧倒された!
普通のピザ以上にアメリカンチックにボリューミーなんだけど、ただ「量」だけでなく「質」をも凌駕した弁証法的な味。トマトソースが素材の味を殺してないので、トマト好きな俺にはサクサク食えちゃうっていうか。それこそパイそのものみたいに分厚いケド、イタリアンンシンクラストとは全く異次元の(どっちはいいとか悪いトカではない(ΦωΦ))馬さ。
フツーのピザとシカゴピザの違い> 通常のピザでは、生地の上にソース、チーズ、具材の順で重ねていきますが、シカゴピザでは生地の上に具材とチーズを載せ、最後にトマトソースをたっぷりとかけるのが特徴です。 これにより、具材の味わいを損なわずに楽しむことができます
シカゴピザの起源> シカゴピザの起源は1943年、UNOというピザ屋の当時の料理長、Rudy Malnati氏がレシピを考案し生み出されたと言われています。 そしてMalnati氏が独立したお店がLou Malnati、さらにこれを真似てディープディッシュピザを提供するお店が増え、現在のような認知度を得ることになったようです
てことで、シカゴピザって意外にまだ90年も経ってないんだケド、Midwest文化の「核」だと俺には思える。
で、喫煙家の俺としては喫煙ブースに行ったらTVがあって、NLCSを生中継していてメッツのユニフォームが目に入ったんで冒頭の発言になった。
シカゴピザを胆嚢して、んじゃどっか他の名所でも見るか!ってんでSears Towerに行ったら、入口の前にスーツ姿のデッカイ黒人のチャンニーが立ちはだかってて”The tower is closed”と言われ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工でもTokyoからハルバル来たんだからさー、入れてよぉ[壁]д=) ジー」って懇願したがアッサリflatly declineで”Nope!!”と却下されてしまったが、引き続き「John Hancock Centerに行きな。あっこならまだ最上階ラウンジ開いてるヨ」って言ってくれたもんで、cab拾ってJHCで最上階Signature Loungeで夜景を見た件。
「個人主義を象徴する摩天楼と、画一主義を象徴する街路樹。本来同一地平上に存在し得ないものが共存している。アメリカにはディテールが無い」
-by Jean-Paul Sartre@アメリカをネ刀訪問しての第一印象