さあ箸の出番だ。 : Chopstix

木曜日11:46着店。
私からの連絡を受け、この日は店舗に出るつもりではなかったのに急遽駆けつけてくれたオーナーNの車が駐車場に滑り込んできたのは、そのわずか30秒後。
どうも済みませんお久しぶりです(^^)。

いつもの様に、ビール大瓶と日本酒を１本注文。
そして日本酒あるいはビール大瓶（ともに7.95ドル／本）を注文すると99セントで頂けるおつまみメニューから、今回は鉄火巻きと餃子を頂きます。
※実際には99セントおつまみは7.95ドルのお燗に付いてくるものですが、私はお燗は飲まないので冷酒に変えてもらいました。

さらに好物の海老焼きそば（9.95ドル）、そしてサービスで出して頂いた海老餃子も頂きつつ、たっぷり３時間15分もNさんとの会話を楽しませて頂いて、25.69ドル／人。

なんなんすか、この安さは ＼(^^)／。というのは置いといて、ご馳走様でした。

ご馳走様でしたと言いつつ、この後も18時過ぎまで此処だ彼処だとNさんに付き合ってもらったのでした ^^;。

こちらのお店のオーナーNさんと待ち合わせていた月曜日13:00にLyftに乗って訪店。去年６月にこのお店で友人から紹介されて以来の再会となりました。
この日は我々夫婦だけではなく彼にとっても休日だったのですが、我々と会うためにわざわざお店に出向いてきてくれた次第 (^^)。

店の席に陣取り三人であれこれあれこれ話に花を咲かせること、なんと３時間45分。

その間一切飲み食いしないNさんの横で（笑）我々夫婦が頂いたのは；

イカカツ（日本酒を頼んだので99セント）
海老餃子（9.5ドル）
クランチーロール（6.95ドル）
海老やきそば（？）

飲み物は；
私：日本酒（4.95ドル／合）×２
妻：何らかのビールを何らかの形態（グラス、瓶など）で。

クランチロールは本来たっぷりと甘いツメをかけて提供されるものなのですが、甘いものが苦手な私の希望でツメを最小限に抑えてもらったのですが、Nさんはツメがウリなのにと残念がることしきり。
そのせいという訳ではないでしょうが、この極めてアメリカナイズされた、天かすがまぶされた寿司だけは私の好みではありませんでした。

それ以外は、安定の美味しさ。和食っぽいのではない本物の和食の味を楽しませて頂きました。

アメリカに渡ってみたい気持ちを抑えきれず、40年前に新聞の片隅に見た寿司職人募集広告に応募、握ったこともない寿司の職人として渡米。
それから死にもの狂いで働くことで、日系スーパーや和食施設が集中する現在のConvoy地区の在り方を方向付けたと行っても過言ではないNさんは、とにかく人と交わることが大好き。私たちの前でも10秒として口を閉じられていなかった様な（笑。

そんなこんなの３時間45分の滞店で、48.27ドル／二人。
楽しく美味しい時間、ご馳走様でした。

しかも帰りは車に乗せて頂き、買い物、彼の管理するダウンタウンの超高級コンドミニアムの部屋などに立ち寄って（「次回からここに泊まってよ」）、ホテル前に着けてもらいました。

そして、この日はもう外食は腹に入らないと言うことで、日本酒とつまみでホテルの部屋で過ごすのでした。

今回知り合ってサンディエゴで大変お世話になったW氏に連れてきてもらった日本食屋さん。30年前、日本食レストランどころかまだ飲食店自体が少なかったこのエリアに開業し連日大行列が出来る人気店となり、周辺に数多くのレストラン／和食屋が出来た今も待たねば座れぬ人気を持続する、素晴らしいお店です。
もちろん我々が訪店したこの日（木曜日）12:20も満席、紹介して頂いた店のオーナーと雑談しつつ席が空くのを待ちました。

メニューを見ると、凄い品揃え！今は寿司担当一人とその他メニュー担当のメキシコ人料理人二人が調理に当たっているそうですが、かつてはオーナー自ら毎日長蛇の列をなすお客さん相手に奮闘していたとのこと。凄いパワー、しかも常に笑顔を絶やさぬある種超人的オーナーです。

私はかつ丼（8.5ドル）、知り合いはチャーシューメン（8.5ドル）、そして妻はトンコツちゃんぽんラーメンを注文、さらにビール大瓶一本（値段忘れ）をお願いしましたーービールを一本頼むと、一皿料理の中から好きなものを99セント／皿で頂けますが、我々は既にその中からエビ餃子をサービスで頂いていたので、これ以上はもう無理。

先ずはこのエビ餃子。海老のすり身やブツ切りが入った餃子ではなく、餃子の餡と皮に包まれたエビ一匹を揚げたもので、あらま、これ美味いです。しかもそれがビール一本頼めば６匹99セントで出てくると言うんだから、もう驚きです。無理やり日本のお通しに当てはめるなら500円超え間違いなしです。

かつ丼は味噌汁とサラダと共に供されます。かつ丼は驚くほど本当にかつ丼です。アメリカの和食は総じて甘い味付けが施されていますがーーアメリカ人は和食は甘いものだと思い込んでいますーー、こちらの料理は日本の味、しかも高クオリティ。ポーションも多く、日本の普通の大盛りかつ丼くらいでしょうか。もちろん普通に卵でとじられており、ペロリと完食クオリティーでした。驚いたなあ。

麺類は注文の仕方が変わっており；
１.ラーメン、うどん、そばの中から一種を選択。（大盛りは＋2.5ドル）
２.スープを、醤油、和風、トンコツ（＋50セント）、味噌（＋50セント）の四種の中から選択。（スープ増量１ドル、辛味追加50セント）
３.30種類以上あると思われるトッピングの中から好きなものを選択。それにより最終的価格が決定。
となっています。

妻のラーメン＋トンコツスープ＋チャンポンは9.45ドル、私も少し突きましたが、普通に来て普通に食べたい味です。この味をアメリカで食べられるのは驚きです。

ちなみに数十人は楽に入れるであろうこのお店ですが、ぱっと見我々を除き全員が現地のアメリカ人、その誰もが美味しそうに日本食を食べている光景はなかなかに素晴らしいものでした。
ご馳走様でした、また寄らせてもらいます。