Grass-Fed Beef Tartare with Traditional Garnishes $12 牧草のみで育てた牛のタルタル
Ricotta Ravioli with Ratatouille and Parmesan $21 リコッタチーズのラヴィオリ、ラタトイユとパルメザンを加えて
6 oz. Beef Tenderloin with Crushed Potatoes, Roasted Turnips, Carrots and Red Wine Sauce $36 ビーフ・テンダーロイン、じゃがいも、カブ、ニンジン添え赤ワインソース
をシェア、ワインは Bridges Zinfandel 2012, Sonoma Valley, California $48
まず運ばれてくる香ばしく焼かれたパンがおいしい。
赤ワイン、ジンファンデル100%、メルローに飽きてきた頃だったのでより一層美味に感じます。フルーティな味わい、タンニンもしっかり感じられます。 ブドウの産地はカリフォルニアですが、醸造会社はピッツバーグにある、ある意味ローカルワインだとはボーイさんの説明。なるほど、それでこの名前か。ピッツバーグはもと製鉄の都市だけに鋼材が豊富、それを使って、3つの川(アレゲニー川、モノンゲヘラ川、オハイオ川)に橋をかけまくった結果、世界で一番橋の多い都市(一説にはベネチアについで2位)、City of Bridgesなるあだ名がついています。
今回のアメリカ旅行の主な目的地はシカゴとワシントンDCなのですが、もう一つ、短期間ですがピッツバーグというペンシルベニア州の都市にも足をのばしました。
ここでもまた、あなどりがたいよいお店に幾度も出会いましたので、少しずつですがご紹介させてください。
ピッツバーグは、NFLのスティーラーズ(最多の6回のスーパーボウル制覇を誇る名門チーム)の名でわかるように、もともとカーネギー財閥の本拠で鉄鋼のまちとして知られていました。しかしやがて重厚長大産業は斜陽化し、それにかわって、サービス業、本社機能、医療、教育などへのシフトが成功、今日にいたるまで、全米で最も住みやすい都市にあげられるところです。
大学が集まるオークランドというエリアにあるホテルに泊まったのですが、そこのスタッフから近所のレストランリストをもらって、それを参考にお店を選びました。
徒歩10分くらいのところにある、このお店。イタリア料理をベースに、いろいろとメニューを取り揃えてある家族経営のビストロだそうです。となりにウェイティングバーがありそこで軽食をとることもできるようで。HPには、「我々のメニューは、長年にわたる顧客と生産農家と料理人とウェイターとバーテンダーの会話によって変化、発展してきました」とあります。なるほど。それでちょっと折衷的なのかもしれませんが、そういうのは嫌いではありません。
6時半ころ予約なしで入店、かなりの混雑でしたが、にこやかに女性の方がテーブルまで案内してくださいました。
親切な若いボーイさんが担当してくれて、いろいろ話をしながら選択します。
Grass-Fed Beef Tartare with Traditional Garnishes $12 牧草のみで育てた牛のタルタル
Ricotta Ravioli with Ratatouille and Parmesan $21 リコッタチーズのラヴィオリ、ラタトイユとパルメザンを加えて
6 oz. Beef Tenderloin with Crushed Potatoes, Roasted Turnips, Carrots and Red Wine Sauce $36 ビーフ・テンダーロイン、じゃがいも、カブ、ニンジン添え赤ワインソース
をシェア、ワインは
Bridges Zinfandel 2012, Sonoma Valley, California $48
まず運ばれてくる香ばしく焼かれたパンがおいしい。
赤ワイン、ジンファンデル100%、メルローに飽きてきた頃だったのでより一層美味に感じます。フルーティな味わい、タンニンもしっかり感じられます。
ブドウの産地はカリフォルニアですが、醸造会社はピッツバーグにある、ある意味ローカルワインだとはボーイさんの説明。なるほど、それでこの名前か。ピッツバーグはもと製鉄の都市だけに鋼材が豊富、それを使って、3つの川(アレゲニー川、モノンゲヘラ川、オハイオ川)に橋をかけまくった結果、世界で一番橋の多い都市(一説にはベネチアについで2位)、City of Bridgesなるあだ名がついています。
タルタルステーキ、こういう選択肢があるだけでうれしくなる、生肉大好きな我々の迷わない前菜のチョイス、パセリ、玉ねぎ、ピクルス、卵黄をまぜていただきます。たいへんおいしい。薄くパリパリに焼いたバゲットに乗せて。
ラヴィオリもしっかりとしたお味。クリーミーなソースがたまりません。丁寧に煮込まれた野菜もおいしい。
フィレステーキも、シカゴの有名店におとらない上質の肉とレアの焼き加減。どれもほんとにおいしくてうれしくなります。アメリカの一地方都市とあなどることはできません。
ボーイさんは、まだ食うだろ、みたいな顔をしていますが、日本人の中年夫婦にはこれで十分、満足いたしました。
ごちそうさまでした。夜の涼しい風に吹かれて、ホテルまで歩いて帰る、そして全然こわくない。なんかね、日本にいるような感覚ですね。