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ドクターSSさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Prime Steak Restaurant
|
|---|---|
| ジャンル | ステーキ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+61) 292297777 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
オーストラリアLower Ground Floor, 1 Martin Place, Sydney, New South Wales 2000 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
|---|
| ドリンク | ワインにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
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|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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酪農の盛んなオーストラリアでの楽しみの一つはやはり美味しいステーキを食べることであろう。しかしながら日本でのオーストラリアの牛肉のイメージは「安かろう、不味かろう」というのがあるのは否めない。大手スーパーが大量に買い付けしてかなり安い値段で売っている。しかしとても冷蔵臭がしてお世辞にも美味しいとは言えないものを食べさせられているのだ。私自身もオーストラリア訪問は6~7年ぶり、しかもシドニーは20年は経っていると思われるので正しい情報を持ち合わせていなかった。しかし最近はネットで簡単に検索でき、それぞれのステーキハウスの特徴も事前に知ることができるのでありがたい限りなのだ。
色々と調べているうちにこちらのステーキハウスはとても美味しいのでは、と思うようになった。ということで予約しての訪問であった。
場所はサーキュラーキーから歩いて5分程度のビルの地下にあった。エスカレーターで降りと行くと高級ステーキハウスとは全く関係がなさそうな若者が騒いている大きなお店があり、その中を通り過ぎて突き当りに行くとこちらのお店の扉があった。名前を告げ席に案内してもらい辺りを見ると・・・日本人のビジネスマンらしき人たちがこちらで現地の人を接待していた。まあこういう環境なら間違いはないだろうね~~
早速メニューを見てオーダー。もちろん大好きなドライエイジドビーフがあったのでそちらを選択した。グレインフェッド、28日間熟成のものらしい。メニューには牛が牧草の草を食べて育ったのか、穀物を食べて育ったのかまで書いてある。私がオーダーしたのは穀物を食べたものである。ちなみにその違いは牧草のみを食べて育った牛の肉は見事な赤身でほとんど脂の部分がない。肉の旨味を純粋に味わえるのだが、食感が脂がない分日本人には寂しいところがある。おそらく輸入されているちょっと味気のないオージービーフはこちらの方に入るだろう。しかし牧草地で育てているため農家に人は基本的には手間暇がかからない。そのため安いのである。穀物を食べさせた牛の肉は少しサシが入り、和牛とは比べ物にならないぐらい少ないのではあるが、多少脂の味がする。日本人はこちらに慣れているので口当たりはこちらの方が良いだろう。ちなみに穀物を購入して食べさせているのでコストはこちらの方がかかっている。したがって価格も高い。ちなみにアメリカ牛もグレインフェッドだ。
本来のオージービーフを楽しむにはグラスフェッドの方を食べたほうが良いのかもしれないが、如何せん私は日本人、悲しいかな、そんな性で今回はグレインフェッドを選んでしまったのである。
店内はとても暗くて赤い照明が印象的であった。広いのだがほとんどビジネスマン風の方でいっぱいになっていた。「いざ」というときに使う店なのだろう・・・
まずはサラダを頂き待つこと20分ぐらい、やっとステーキが到着した。リブアイとはあばら骨のすぐ横の多少サシを持った部分である。Tボーンも美味しいのだが最近では私はステーキハウスではもっぱらリブアイが好みなのだ。あばらのすぐそばなのでNYのステーキハウスでは肉にこれ見よがしに骨が付いてくるのだが、こちらのお店では端の方に遠慮しがちに骨がくっついていた。これがあるとことによりこの肉がリブアイである証明ともなるのだ。
まずはステーキをお皿に置かれた瞬間とても良いナッツの香りがした。ドライエイジドの証明でもある。もうこの香りがするだけでテンションマックスなのだ。
ナイフを入れると、ミディアムレアでオーダーしたのだが、若干ピンクが薄い。ほんの少し焼き過ぎたのかな。しかし昔はミディアムレアで頼んでもウェルダンで出てくる店も多かったので、それに比べればシドニーのステーキ屋さんもマシになったということか。
肉はとてもジューシーで咬むとじわ~~っと味が感じられるとても美味しいものであった。脂分はあまり感じなかった。赤身の味がダイレクトに来る直球勝負のステーキであった。もちろんこういう素性の良い物にはステーキソースはいらない。塩胡椒が一番の調味料なのだ。
日本国内で食べるオージービーフとは全くの別物である。私もすっかり誤解していた。特上のオージービーフはとてつもなく美味しかった。