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| 店名 |
DelReY
|
|---|---|
| ジャンル | チョコレート、ケーキ、マカロン |
|
予約・ お問い合わせ |
(+32) 34702861 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
ベルギーAppelmansstraat 5, 2018 Antwerp |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
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| 利用シーン |
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|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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アントワープは実におもしろい街だ。
私は2012年にここアントワープに取引先が出来て以来毎年一度は訪れている。
(2015年はテロ危険回避のために中止したが…)
それまでは、貿易港としてハンザ同盟の積み出し港だったり、ダイアモンドやカカオの積み下ろし港としてだったり、オランダの禁欲主義に嫌気がさした快楽主義の人たちが集まっているという歴史の裏話的イメージしかなかった。
実際のアントワープは、駅前にはいきなりの大観覧車と欧州最大規模のチャイナタウンがあり、夕方になると、ダイヤモンドの取引を終えた黒尽くめのスーツと山高帽に身を固めた髭もじゃのユダヤ系商人と思しき大集団が闊歩する。(老いも若きも、ハンサムも不細工も、本当に皆古い映画でしか見たことないような同じ格好をしてる。個人的にはこの大集団を見るだけでもアントワープに行く価値があると思う)
郊外の高速道路には、欧州最大級のこの港で下ろされた荷を運ぶ見たこともないような超大型トレーラーが我が物顔で走り回り、街の中では基本的に何を食べても美味しいものばかり。
さすがは快楽主義者が集う国際都市なだけはある。
日本人にとっては、アントワープは「フランダースの犬」の舞台として知られている。
(「空中都市008」を知ってる人はかなりのマニアだと思うけど・・・)
でも、アントワープの人で「フランダースの犬」の話を知っている人はほとんどいない。
元々「フランダースの犬」の原作はイギリス人作家がイギリスで出版したもので、オランダ語に訳されたものは無いとか有るとかというレベルらしい。
でも、街の中心にあるノートルダム寺院(聖母大聖堂=ルーベンスの絵のある寺院)の前の広場には、かつて「フランダースの犬」に因んだ日本語の小さな石碑が有った。
「有った」と書いたのは今年行った時にはその石碑は無くなっていて、代わりに近くに写真の通り漫画とは似ても似つかないネロとパトラッシュのオブジェが出来ていた。
もうここまで行くとギャグの世界でしかない。
しかも日本語の石碑が有った場所には中国語の大きな石碑が作られていた。
やはりこの街では中国人の力が圧倒的に強いようだ。
デルレイの本店は、そんな髭もじゃダイアモンド商人が現れるアントワープの駅近くの一角にある。
私はチョコレートにもチョコレート店にもさほど造詣は深くないが、ベルギーに行くと何故か毎晩チョコレートを買って食べる。
ここのダイヤモンド型のチョコレートは有名で「食べる宝石」と言われている。
また、ベルギーのチョコレートは私の好きなミルク系のチョコレートがあまり美味しいものが無いのだが、ここのミルク系チョコレートは実に味わい深いチョコレートになっている。
聞けばこの店は2000年代初頭に日本にも進出したが、こちらの店で買う方がかなり安い(半額?)。
また、ここにはアントワープと言う名の語源(アントウェルペン=手を投げる)になっているという伝説「アントワープの手」の形をしたチョコレートがある。(大聖堂近くのお土産用チョコレート店にはパトラッシュと思しき犬の顔のチョコレートもあったが・・・)
これはアントワープの本店限定商品との事。
「アントワープの手」は元々クッキーが有名だったらしいけど、今日ではこのチョコレートも認知されているようだ。
ベルギーにチョコレート店は数あれど、カカオ輸入の窓口であるここアントワープにあるデルレイは、ベストショコラティエのひとつだと思う。