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上海蟹で有名なホテルに宿泊して雌雄を決す
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assyassy
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| 店名 |
王宝和大酒店 宝和厅
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+86) 02153965000 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
中国上海市九江路555号 |
| 交通手段 |
地下鉄一、二、八号線 人民広場駅下車 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA) |
| サービス料・ チャージ |
あり |
| 席数 |
350席 |
|---|---|
| 個室 |
有 |
| 貸切 |
可 |
| 駐車場 |
有 王寶和大酒店(セントラルホテル)駐車場 |
| 空間・設備 | 席が広い |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン |
| サービス | 2時間半以上の宴会可 |
| ドレスコード | 半ズボン、サンダル履き等は不可。ホテルの規則に準じる |
| ホームページ |
http://www.centralhotelshanghai.com/company/html/chinese/youxiangongsi_main.html |
| 初投稿者 |
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上海と杭州に遊びに行って上海蟹を堪能したいと、友人で中国人写真家の馮さんに相談したところ、
「自分の友人がゼネラルマネジャーをしている王宝和大酒店(セントラルホテル)を予約してあげる」
というではないですか。なんとこのホテルは紹興酒の醸造元が資本を出していて、
上海蟹の料理はつとに有名で、世界のVIPたちが蟹を食べるためにやってくるそうなんです。
元首相の小泉純一郎さんもその一人です。
馮さんはNY国連本部ビルで、展覧会を開催したり、かつては日本の写真界の芥川賞と呼ばれる
「太陽賞」を受賞するなど輝かしい経歴の持ち主です。ちなみにこの賞を受賞した外国人は彼ただ一人です。
彼もたまたまその時期、故郷の上海に帰省しているというので、
ならば一緒に蟹を食おうと話が瞬時にまとまりました。
浦東国際空港から恐ろしく乱暴な運転手のタクシーでスリルをたっぷりと味わいながら、
命からがらホテルに到着。チェックインを済ませて一休みしてから館内のレストランへ、、。
楽団員の女性たちが中国伝統楽器を今風にアレンジして奏でていていい感じです。
馮さんがリザーブしてくれた席に案内され、しばらく待っているとやってきました。
青島ビールでまずは乾杯を。馮さんがいいものがあるとウェイターを呼んで何かを告げると
紹興酒が1本やってきました。なんとホテルの名を冠した「蟹宴酒」です
つまり上海蟹料理専用の紹興酒なんです。こんなの見たことも聞いたこともありませんでした。
「今日の料理はすべて手配済みなので、心置きなく楽しみましょう」
と馮さんが言うので小生はメニューも見ていません。
いきなり赤い蟹が2尾、皿に載ってやってきました。なんと雄の蟹と雌の蟹の両方。
何でも11月は雄と雌が両方美味しく食べられるシーズンなのだそうです。
雌は産卵期で丸々と太っているし、雄は大きく成長してミソがたくさん詰まっているからだそう。
ラッキーじゃないですか。
このホテルのレストランで供される蟹は名だたるブランド蟹の中でも最高峰といわれる
「陽澄湖」産の良品ぞろいということなので、こんなチャンスはまたとありません。
まさに上海蟹の最高峰で雌雄を決するということになってしまいました。
馮さんの話によると陽澄湖産の上海蟹は大きく重く、蟹みそが多く、肉は白くやわらかでなのだそうです。
蟹のシーズンには経験豊かなホテルの担当者が陽澄湖へ買い付けに行き、生きたまま持ち帰ります。
厨房では活きた蟹をその場で調理し、新鮮なまま提供しているのだとか。
さすが上海人の馮さんは蟹の裁き方も上手で洗練されています。
「細い足はほじくるのではなくこうすればいい」と伝授してくれたやり方とは、
両端を折ってストローのように吸うというものでした。なるほど。
上海蟹というのは身も美味しいし、味噌も美味しいし、本当に隅から隅まで美味しいです。
食べられないところは甲羅と足に付いている藻くらいのものですかね。
しかも蟹自体が飛び切り大きいので食べ応えも十分。
次の展覧会の打ち合わせでもしましょうなんて話していたのに、二人とも蟹を食べるのに夢中です。
中国人も蟹を食べるときは寡黙になる、新発見でした。(笑)
その後の料理も蟹尽くしで、蟹味噌とフカヒレのスープ、蟹肉と豆苗の炒め物、蟹入りの小籠包
などを頂き、贅沢三昧の限りを尽くした宴は大団円を迎えたのでありました。
しかもお勘定はすべて馮さんが支払ってくれました。なんという太っ腹。
馮さん、ご馳走様。