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| 店名 |
王宝和大酒店 宝和厅
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+86) 02153965000 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
中国上海市九江路555号 |
| 交通手段 |
地下鉄一、二、八号線 人民広場駅下車 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA) |
| サービス料・ チャージ |
あり |
| 席数 |
350席 |
|---|---|
| 個室 |
有 |
| 貸切 |
可 |
| 駐車場 |
有 王寶和大酒店(セントラルホテル)駐車場 |
| 空間・設備 | 席が広い |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン |
| サービス | 2時間半以上の宴会可 |
| ドレスコード | 半ズボン、サンダル履き等は不可。ホテルの規則に準じる |
| ホームページ |
http://www.centralhotelshanghai.com/company/html/chinese/youxiangongsi_main.html |
| 初投稿者 |
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いまの季節、やっぱり、蟹でしょ。勿論、上海蟹。
でも、上海蟹っていう言い方自体、やや不正確とも言えるみたい。そもそも、中国では、「大閘蟹」って言うわけだしw。
この店のものも、そうなのだが、上海蟹、いな、「大閘蟹」の最高級の品は、陽澄湖の産。新幹線に乗っても分かるのだが、この陽澄湖ってのが、とてつもなくデカい湖で、蘇州と昆山に跨っていて。そういう意味では、上海蟹って、蘇州蟹だか昆山蟹と言ったほうが、まだ腑に落ちる感じとも言えようか(勿論、そんな言い方はしないし、聞いたこともないのだがw)。
で、そんな上海で。その蟹を食べるのであれば、この王宝和。ホントウは、こっちのホテル内の店じゃなくて、福州路にある「王宝和酒家」に行けってことなのかもしれなきけど。まあ、こちらも系列だし、と。
1744年、王桂臣っていうヒトが、浙江省は紹興の東浦の林頭村って村で王宝和作業場を設立したのが、「王宝和」の前身なんだそう。18世紀まで遡る歴史ってのも、ちょっと凄い。さすが、中国3千年の歴史ゆえのスケール感。
「夜市趋東浦,红灯酒户新」(東浦の夜市に行けば、赤い提灯を飾っているお酒の店はたくさんあるの意)」と詩に謳われるほど、東浦って、黄酒、いわゆる紹興酒で有名な街になったそうで。「王宝和」ってのは、そのなかでも有数の紹興酒製造元。で、その看板をひっさげて上海に展開されて、さらに、上海で一番格式があるという「蟹」屋さんも営まれていらっしゃるということのよう。上海蟹というか大閘蟹と紹興酒ってのは、絶対の組み合わせだし。まさに、上海で「蟹」を食べるのであれば、「王宝和」ってことなのであろう。
で、そのメイン・イベントに行く前に、まずは、いくつか前菜が供される。
・蒸し鶏を紹興酒に漬けたの。
・クラゲ。
・バイ貝みたいな小さな巻き貝。
さすが、高級店だけあって、クラゲも旨いし。この鶏料理は、「酔っぱらい鶏」っていうか「酔鶏(ズイジー)」と言うんだそうで。相当、旨かったと思う。この漬けているときに使った酒も「王宝和」であるがゆえ、当然と言えば当然かw。
・次の皿、大きい蟹だなあと思ったら。なぜか、タラバを揚げたの。なんで、上海でタラバなのかなと思ったら、メニューを選んでヒトが、なんか適当に頼んだんだそうw。まあ、わざわざ、上海で食べるものではないわなw。でも、蟹を丸ごと揚げるって発想はあまりなかったかも。でも、スパイシーな味付けは、青島ビールにぴったりか。
・スープ。さあ、気を取り直してと。上海蟹というか大閘蟹の身のスープ。雪菜って青菜を細かく切ったのと一緒に。ちょっと、トロミがついている感もあり。この雪菜って野菜と蟹の組み合わせは、こちら上海ではよくあるものなのだろうか。なんにせよ、按配がとっても良かったと思う。
・豆腐と蟹味噌と蟹の身のあんかけ。そりゃ旨いわな。安定感のある出来栄え。
・マツタケと牛肉の炒めもの。醤っぽい感じの味付け。最初、なんか地味めなキノコだなと思って、齧ったら、マツタケだった。日本でよく見る立派な雰囲気はなく、下手すると、大きめのシメジかと思うくらい、ちびな感じだったけど、これはこれとしてなかなかの風味だったと思う。でも、そもそも、中国のマツタケってどこで取れるんだろうか。
・青菜を炒めたのに、上海蟹というか大閘蟹の足の身を茹でたものがちょこっと載せて供される。
青菜は豆苗ってことみたいなんだけど、日本でよく見るようなひょろっとしたのじゃなくて、ちょっと空芯菜っぽい感じ。
・で、〆だと思われるチャーハンが、メインイベントの蟹に先行して供される。温かいうちにと思って食うには食ったんだけど、この順番はちょっと、どんなものなのであろうかも、ふと思う。チャーハンの出来自体は、パラっとした按配にて上等。具材は、シンプルに、ハムとタマゴ。
・メイン・イベントの蟹(上海蟹じゃなくて、大閘蟹w)は、雄と雌と一匹づつ。その大閘蟹の有名産地である陽澄湖の産、そちらに、王宝和は自分の養殖場を持っていらっしゃるんだとか。この時期、雌は、オレンジ色のタマゴがたっぷりと。でも、もうそろそろ旬が終わりなんだそう。一方、雄は、いま、絶好調とのこと。小生的にも、雄が圧倒的に旨かったとは思った、
蒸したての熱々が、そのままゴロンと。頭をがきっと外して、味噌をぐわっと。そこからハサミを外して、足の太いところまでは、と。蟹をばらすのも、結構、難儀だし。結構、一生懸命、やってみた。ズワイ蟹とかタラバ蟹には三杯酢だけど、上海蟹というか大閘蟹には、やはり黒酢か。
一番上等なものは香港、2番目は東京、上海は3番目とか、よく聞くのだが。ここの店の場合、専属の養殖場もあるわけだし。香港との時差はともかっくとして、東京とは、半日以上の時差がわるわけだし、と。こちらで食した蟹の味わいは、別格かなあという印象を強く持つ。
最後、パイ生地の肉饅頭。ちょっと甘みもあって濃厚な味わい。
で、デザートには、いろいろとフルーツが盛り合わせて供される。スイカ、パイナップル、ミニトマト、ドラゴンフルーツと、小さいリンゴと。
飲み屋とかでも、スイカは供されるのだが、さすが、高級店で供されるスイカは一味違う。
でも、やっぱり、思うんだけど。蟹って旨いよねw。