この口コミは、covakazuさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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3.9
¥8,000~¥9,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
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料理・味4.0
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サービス3.5
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雰囲気4.0
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CP3.8
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酒・ドリンク3.8
2018/08訪問1回目
3.9
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料理・味4.0
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サービス3.5
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雰囲気4.0
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CP3.8
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酒・ドリンク3.8
¥8,000~¥9,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
上海で河豚
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閉店・休業・移転・重複の報告
その昔、北大路魯山人はあらゆる食べ物の中で河豚を以て最上とすという様な記述を彼の評伝か、自らの随想か何かで読んだことがある。河豚は美味いのだが、この鈍磨した舌では、あの淡白な白身をして、唸る程の美味さが判らず、何だかポン酢と葱の方が強く感じる上に、あの値段である。冬に稀にしか食べないし、その金を払うなら別の料理に金を遣う方に動くが、それでもヒレ酒、空揚げ、雑炊なんぞは好きである。尤も、天然の河豚なぞ果たして食べたことがあるのか無いのかも不明で、食してもその区別も出来ないのが実状。
そんな中で、上海で河豚を食べた。上海ではというよりも異国で食べたのは初めてである。駐在している年下の同僚が異国に異動となったのでその送別会で利用したのだ。店は以前は別の場所になったと聞いた。上海では(いや上海に限らずか)繁盛していても政府の命令が下れば、待ったなしで強制立ち退きである。この辺りは、日本の様に情緒的なものは介在しない。お上の厳命は絶対である。故に変貌・変化も早いのである。
新しい店は、位置する集合アパートこそ、何だか古ぼけている上に、奥まったところにあるので目立たぬが、中は小綺麗で清潔感がある。座布団は極めて貧相な煎餅座布団だったが。
都合、8人だかで掘り炬燵形式の部屋(完全な個室ではない)に入り、コースを楽しんだ。
先ず、てっさだが、青磁の大皿の上に、綺麗に「鶴」が描かれており、なかなか見事である。ご主人は日本人。勿論、天然河豚ではないだろうが、当方、前述の様に然程拘泥が無い。最初はビールで乾杯したが、ややあってヒレ酒に変えた。ヒレ酒というのは、河豚以外で他にあるだろうか? ほんの少し燻し香りが実に宜しい。しかし、盛夏に河豚でもないだろうという感じはしたが、これは異動する本人の希望故。ヒレ酒は冬の底冷えするときに飲んでこそという感があるが。
写真はほんの数片であるが、実に色々な料理が供され、あまり期待していなかったが相当に楽しめた。空揚げの身も厚いし、
雑炊に進む前に野菜のみを煮たりして、白菜の甘味も存分に味わった。複数人で鍋を頼むと色々なものが楽しめて宜しい。最近は一人鍋なんて言うものも膾炙しているが、あれは、そうせざるを得ない環境の人の為の言葉(目下、自身もそうだが)で、幾人かと食べるに勿論如くはない。
ふむ、良かった。ここは雲南省の松茸も供する様だ。当然に、京都丹波産のそれに比しどうだかという気はするが、松茸は天然もののみ。これは風土の違いによるもの故仕方ない。日本の其れが高すぎておいそれと口にすることが出来ない様になっていることの方が問題なのである。雲南だかどこだかでも、一度、試してみるのも良い。