この口コミは、ムササビヒンソーさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
3.5
¥2,000~¥2,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
-
料理・味4.0
-
サービス3.0
-
雰囲気1.5
-
CP4.0
-
酒・ドリンク3.0
2019/11訪問1回目
3.5
-
料理・味4.0
-
サービス3.0
-
雰囲気1.5
-
CP4.0
-
酒・ドリンク3.0
¥2,000~¥2,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
まずは火鍋。
-
店頭でバラします。羊頭羊肉間違いなし!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743213 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743213","content_type":"ReviewImage","content_id":119743213,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
バラされるとこうなる。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743216 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743216","content_type":"ReviewImage","content_id":119743216,"voted_flag":false,"count":6,"user_status":"","blocked":false}
-
さらに小分けにし。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743245 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743245","content_type":"ReviewImage","content_id":119743245,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
食卓にはこーやってくる。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743220 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743220","content_type":"ReviewImage","content_id":119743220,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
パッケーヂ済みの食器。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743237 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743237","content_type":"ReviewImage","content_id":119743237,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
まさかの二段式!
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743241 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743241","content_type":"ReviewImage","content_id":119743241,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
下の段では背骨周りがぐつぐつ煮えている。俺のスクレイピー! #やめなさい
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743243 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743243","content_type":"ReviewImage","content_id":119743243,"voted_flag":false,"count":7,"user_status":"","blocked":false}
-
ここでも羊くしは取る。
{"count_target":".js-result-ReviewImage-119743244 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-119743244","content_type":"ReviewImage","content_id":119743244,"voted_flag":false,"count":8,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-Review-109689566 .js-count","target":".js-like-button-Review-109689566","content_type":"Review","content_id":109689566,"voted_flag":false,"count":17,"user_status":"","blocked":false}
-
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。
詳しくはこちら
閉店・休業・移転・重複の報告
昨今、訪中した初手の夜は、火鍋にしましょうか、となる事が少なくない。
日本全国、どころか、近頃は「世界のあちこち」に商いを広げた(ざるを得ない世界基準で零細企業な)天狗物産社(仮 海外諜報室破壊工作班の場合、メンバーが或いは東南アジア経由、或いは東京で仕事を済ませてから、或いはフランスはパリの商談ののち、或いは大阪での「棚割り」のあと、或いは地元研究室から真っ直ぐ…
という具合に諸方から飛行機で中国大陸に向かい、夕方ごろ共通の宿に文字通り三々五々集まり、顔合わせをし、さ、明日、明後日からの展示会、みんなで頑張りましょーっ! と、なる事が少なくない。
同じカイシャで「おんなじような」仕事をしている、とはいえ、地区の文化、経済状態、それぞれの仕事の進捗具合により、各々の「目に見えている」風景も又、いろいろ。
大仕事の前には一堂集まり、お互いの顔を見ながら、情報の交換、現地(今回の場合、大陸上海)の気風や気質についての知識、問題点の共有、などなどを短時間のうちに一挙に済ませたい。
加えて集まるのが夕飯どき、となれば円卓を囲みひとつの鍋を共に突き、酒精度2.5%程度で会話や思考の邪魔にならぬ中国ビールをガブガブやりながらの火鍋、という割烹が、最も調和する、というのが極めて妥当であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©️副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
火鍋は羊肉に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、こちらの店は常に店先で羊の枝肉を「マグロの解体ショー」よろしくバラし、磨き、肉片にするパ・フォーマンスを執り行っている関係上、羊の肉を謳いながら実は店奥でわんわんをナニしているという、まるでミッキーD'sがザギン・越後屋呉服店の店先に漢堡包餐庁を開いた時に流布された流言*1 の如き「羊頭狗肉」状態という事はなかろう、とは、Livestock*2 なる単語の持つ極めて切支丹的、西欧的偏見に自らが毒されている #冷酷な現実 に、向かい合わなければならなくなるから黙っている 。
そう思いながら、普段の重慶火鍋のつもりで
あー、鍋底(スープ)は二種類、麻辣と清湯!
と、のたまったところ、よくある平底バーチカル・タイプ? の陰陽鍋ではなく、北京名物涮羊肉で用いられる社会通念上のしゃぶ鍋をホリゾンタル、というか、「二階建て」にしたものが現れ、上段は澄んだ色の汁、下段は毒々しい紅色を呈した地獄汁! がぐつぐつと煮え、しかもその中には店頭でぶつ切りにされた肉片の張り付いた背骨が、髄ごとブチこまれ、ぐらぐらと泳いでいる。
一瞬、アタマの中にスクレイピーだの、ニクコプーン♡だのといった、今世紀初め、大いに人口に膾炙した単語が浮かび上がるが #いんだよ細けえ事は! と嘯くや箸を鍋に突っ込み脊椎の一部を摘み上げ、前歯四本でこそげとるように骨まわりの肉を齧ってみると、ほどよく煮えたその様は、馳名粤菜「枝竹羊腩煲」のような、老舗洋食屋のオクステイル・シチューのような深みと豊かさに溢れ、あら、いーんじゃないの?! となり、薄切りの羊肉をスープで色が変わる程度にさらし、花生醤*3 と香菜、麻油*4 と自制だという醤油を混ぜたタレを潜らせ、口に運ぶと、余計な、重い脂を持たぬラム肉は、独特のコクを舌に感じさせつつもシツコくなく、スルスルと腹に収まり調子が高く、うまいうまいと皿の上は瞬く間に空になり、
おニクおかわり、アナザワン! #ANOTHON! を呼ばわり、同時に各部署メンバーとのブリーフィングを交わし、オダを上げ、盛り上がり、薄い啤酒で乾杯を繰り返しながら又、羊肉を喰らい
ひつじ可愛いよひつじ。#ひつじは俺の嫁。ひつじ大好きだ!
の常套句が、口をつかない、事もない。
*1 実際の噂はわんわん、ではなくにゃーにゃー #よけいなことをかいてはいけません
*2 食糧備蓄品。「家畜」とはチョと概念が異なり「ひとさまに食べられるために生きているもの」の意味。
*3 ナンキン豆を潰してすったもの。砂糖ヌキのピーナツバターを想像していただきたい
*4 ごま油