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うむそれなりの雲吞麵
中国は広大なので、日本の様に小さな国でも数々の地方料理、郷土料理があることを考えると、その数は膨大なものになるのだろうが、今迄にそれなりに食べてきて、一番口に合うのは「広東料理」である。住んでいる蘇州は江蘇省で、ここの料理は幾分甘い味付けでそれはそれで悪く無いが、広東料理の所謂、清淡はやはり抜けている気がする。
蘇州でも広東料理の店は当然に幾つもあるのだろうけど、あまり家から離れたところで食する機会は無いのだが、偶々、部下が僕の家の近くにこの店があることを教えてくれたので、休日の少し遅めのランチで利用した。
食べたのは「手打雲吞面」に「海老焼売」合わせて、日本円で７００円程。雲吞面は香港で頻繁に食したし、日本でも「糖朝」が店を出しているので時折食べたが、あの縮れた黄色い麵には、なかなかその他ではお目にかかることが出来ないのだが・・・
この店は、手打ちであるが故に、あの縮れ、硬さは無いのだが、それなりで手打ちである分、優しい感じがした。幾分、スープが淡過ぎて胡椒が欲しい感じがしたが、大きな雲吞が６つ程入っており、食べ応えも充分。スープも殆ど飲み干した。
店では、各種の點心も供する様だが、この日も一人。故に幾つも頼むことが出来ないので、海老の入った焼売を頼み、これに黒酢を付けて食した。うむ、これで腹持ちも良い感じである。
洗練という感じはないが、店も外観より中はぐっと落ち着いた感じで、猥雑な感じはまるでない。４人～５人で訪れて、色々頼むのが一番良いが、一人でも充分に楽しめそうだ。
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
臻品粤
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+86) 051262568777 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
中国苏綉路与星桂街交叉口 |
| 交通手段 |
地下鉄１号線「星海広場」駅より徒歩１０分程 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| 初投稿者 |
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国慶節が１０月１日～８日と中国では春節にならぶ長期の休みで、この間の１日～６日まで家人が蘇州に遊びに来た。
大量の日本の食材やらを運んで来てくれて、かたじけなさに涙こぼるる～である。蘇州では日本の食品はそれなりに買えるのだが、いつも売ってるものに代わり映えが無いし、やはり、日本から種々のものをキッチンのテーブルの上にどんと並べ、それを明日はあれかと、並べ直したりするのはありがたい。尤も、そういう事情で、一切、日本の産品が手に入らなかったバングラデシュに比せば、感動も幾分薄いのだが・・・
空港に迎えに行き、家に着いた初日の際の外食はここ。３日・４日と上海のリッツカールトンに泊まり、贅沢をするので、初日はまあ軽めで、家人が好きな雲吞麵を食べに行った。以前にも一度昼に出かけたことがある。
中華料理は独りで食べると食べることの出来るものが極端に限定されるので、独りより二人、二人よりは三人である。
多い方が色々味わえるのは当然。この日は、その雲吞麵をそれぞれ頼み、他に、薬膳の様なスープ。菜の花を炒めたもの。
それに點心を一つ頼んだ。充分である。
菜の花はこれはどうも炒めたのではなく湯掻いたものだろう。淡泊なスープに浸してあり、くたくたでもなくシャキシャキでもなく程良い歯ごたえで、生姜の風味が活かされている。量がかなり多かったが。
點心は、海老がプリっと入っており、雲吞にも海老で、図らずも海老が重なってしまった。海老は中国語では「虾」であり、メニューにこの字が入っているかどうかで判断が付くのだが、恐らく入っていたであろう。気が付かなかった。でも、黒酢に付けて食すと薄い米粉の皮と中身の歯ごたえの対象が実に良い。
スープは中国語では「湯」。素材からどうしてここまで旨味を抽出出来るのか不思議だが、中華料理の肝である。実に滋養に良さそうである。雲吞麵は以前にも食べたのだが、やはり薄味。もう少し胡椒なりを使うとより風味が増すのだが、残念ながら、卓上には無かった。
腹が相当にくちくなった。家人もそれなりに楽しんで食べていた様子なので安心。此処では当然にホストなのでその任を全うするのが当然。うむ、まずまずだった。