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季節限定のけんちん蕎麦
中国語の学校に出向く前に久しぶりに訪問(因みに私事でREVIEWとは関係無いが、中国語検定HSK4級に合格した。英語で言えば中三レベルの簡単なもの。英検準2級程度か。次は5級となるがこれは少し骨が折れそう。勉強しないとな)。ここの蕎麦は暖かいものも冷たいものも兎に角種類が豊富。故に、選ぶ楽しさがある。通常のパウチされた写真付きのメニュー以外に別のメニューを手渡されて、それを眺めると「けんちん蕎麦」が目に入った。
これはありがたい。異国での独り暮らしでは野菜を自ら買うことは極めて稀で(ほんの偶に、ブロッコリーを買って湯掻いた後にドレッシングを掛けて食べることはあるが)、故に野菜が欠乏していること疑いが無いが、こうした根菜類をたくさん取れるのは嬉しい。迷うことなくそれを選び、もう一つミニ丼を合わせて定食にするのだが、この際に、何故か、ミニカレー丼を頼んでしまった。これは如何にも、けんちん蕎麦と合わないが、何だかカレーというものはその文字を店で見るとつい頼んでしまう。まあ、誰に咎められることもないので構わない。
(入社して2年目だかに、同僚と一緒に新人を居酒屋に連れて、好きなものを頼んでいいよと伝えたところ、件の新人君は、
「さんまの塩焼き!」。うむ、いいね~。「ほうれん草のお浸し」。うむ、これも良いな! 「冷奴」。これも問題無し! と同僚と口を揃えて返答をしていたのだが、最後に新人君は「白いご飯!」とのたもうた。同僚が「お前は阿呆か! 家で晩飯食ってんじゃねえ!、酒がまずくなるだろうが!」と叱責。こちらは大笑いをした。何でもそうだが、その場に相応しい様に努めるのは難しいのだ)
蕎麦は分量も多く、暖かい蕎麦となると何だかモソモソした感じがするものも多いが、ここのものはそんなことは無い。尤も、そば粉は中国の西方のものだが。野菜もふんだんで少しの七味を掛けて体もじんわりと暖かくなった。カレーはこれはレトルトの安いものと変わらない。蕎麦屋のカレーなんだから少し餡が掛かった様なものが望ましいが、流石に中国では其処迄望むことは無理かも知れぬ。
うむ、蕎麦は合格だが、カレー丼は些か物足りぬ。この組み合わせを選んだ自分の落ち度なのだが・・・
上海で多店舗展開する蕎麦屋の新店舗
蕎麦はその昔、発祥は知らぬが中国より日本に到来したもの。だが、日本で蕎麦は「道」をもって語られる求道の様なもの迄に昇華される様な局面もあるが(その是非は判らない)、大本の中国では一部の地方を除けば、様々な麺料理がある中で、その人気は極めて低い様だ。荒れて痩せた地でも育つという様な考えからか、貧乏くさいものというイメージも少なからずある様だ。
ただ、この店は上海に結構な展開を見せており、凡そ上海に駐在している日本人なら幾度となく利用したことがある筈だ。勿論、中国人も日本の麺類の一つという様な認識で、よく利用している様だ。今回、REVIEWするこの店は蘇州での二軒目になる。
食べたのは、「ぶっかけ蕎麦」。日本の其の内容とは多いに異なるが、半熟卵、とり天他、椎茸、鰹節等が載った具沢山の冷たい蕎麦である。これに、とろろご飯、味噌汁、茶碗蒸しが付いて、日本円で1,000円程。此方では安いとは言えないが、この内容なら日本では安いとも言える。
供される茶もそば茶である。
当然にそば粉は中国産のものだろうし、日本の信州、福井、茨城等のそれに比せば、その品質は劣るのだろうが、きちんと手打ちであることを標榜しているし、それなりの洗練を謳っている。
勿論、日本に幾余多存在する蕎麦屋の名店、良店の珠玉の蕎麦では無いし、香りが匂いたつものでもない。店舗の賃貸料が半端ではない高さでのこの上海、江蘇省の都会の中心地に店を幾つも構えるのだから、人気があるのか、将又、原価が想像以上に安く抑えられているのだろう。
蕎麦は好きなので、近くにこうした店が出来たのは悪くない。少し蕎麦前を焼酎或いは日本酒で楽しみ、その後、シンプルにざる蕎麦を手繰って楽しむという楽しみは出来た。
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| 店名 |
紋兵衛 苏州园区店
|
|---|---|
| ジャンル | 麺類、カレーうどん |
|
予約・ お問い合わせ |
(+86) 051267601046 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
中国苏州市工业园区师惠坊88号 |
| 営業時間 | |
| 予算 |
¥1,000~¥1,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 禁煙・喫煙 | 全席喫煙可 |
|---|---|
| 空間・設備 | 席が広い |
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| 初投稿者 |
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久し振りに出向いた。珍しく夜である。会社の帰りに家に既に食料品が乏しいからか、作るのが億劫であったかどちらかだが。カウンターに座り暫しメニューを眺める。
残念ながら夜は蕎麦と丼の組み合わせ「套餐」=定食が無い。故に単品の組み合わせということになるのだが、夜の単品は、この店は結構高い。健康だとか栄養のバランスも考えないといけないので、あまり拘泥していて損ねて体調を崩すのは馬鹿故。まぐろのカルパッチョみたいなもの(炙り焼きとあった)と山菜蕎麦を頼んだ。言わずとも付き出しが出てきたが。もずくと胡瓜にもろみ味噌なので、これは悪くない。
まぐろの炙り焼きは、たたきの様なものを期待していたが、あっさりとしたもので柑橘系+生姜のドレッシングをかけたもの。些か淡白に過ぎる。
蕎麦の汁は真っ黒で醤油の勝ったもの。江戸前の暖かい蕎麦という感じである。上に海苔が乗せてあるので、尚更そう見える。山菜蕎麦というと、日本でもそうした山菜の詰め合わせを時折スーパーで見かけるものがそうである様に、あまり栄養価に富んでいる様に見えぬものも多い。細い筍等硬いものも多く。それ様に栽培していることは明らかだが、まあ、此処は中国である。果たしてそういうものだった。些か蕎麦の量が物足りぬ気もしたが、全体的にはバランスが取れている。蕎麦は好物。まあ良しとしよう。