かの「エルブジ」再来！！ : Disfrutar

バルセロナで最も今、話題沸騰のお店です。

かの「エルブジ」にいた３人の料理人が出したお店で、オープンしてまだ半年ほど。

入り口を入るとカジュアルに食べられるスペースがあり、その奥にキッチン。　キッチンの真ん中に通路があり、そこを通り過ぎると、奥に本格的な

レストランスペースがあります。　全体に内装は明るく、楽しいイメージ。　店名も「楽しんで」という意味ですから。

夜は７０ユーロのメニュ　ディスフルタールと、１００ユーロのメニュ　フェスティバル。　後者にしました。

２３品の料理とデザートが５品。　　

サプライズもあり、ものすごく楽しませてくれますが、奇を衒っているわけではなく、どれもきっちり美味。　感動しました。

この内容、この皿数。　ものすごいＣＰですし、パフォーマンスです。

welcome cocktail パッションフルーツとラムとコーヒーで作ってあり、上部は泡状になっています。

The best that comes out of land ガラスの大きな器にバラの花びらが散らされて登場。　テーブルいっぱいにバラの香りが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　 ほの甘い球形のアミューズが。

Gin Rose petals　　　　　　　　　　別皿のバラの花びらの上に、一滴のジン


Crispy bow with cured Iberian bacon イベリコ豚のベーコンとクリスピーなお米

Caramel-coated hazelnuts キャラメルコートしたヘーゼルナッツ。　一瞬で口の中で溶けました。

Tomato polvoron and Arbequina Caviaroll ポルブロンという伝統菓子をトマトで作っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルベキーナというオリーブオイルをキャビア仕立てにしてのせています。

Transparent pesto ravioli 松ぼっくりの上に、オブラートに包んだペスト（パルメザン、ベーコンと松の実など）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オブラートが登場するあたりが、「エルブジ」の名残り

Disfrutar de la aceituna アセイトゥナというオリーブですが、これ、口の中で一瞬でくずれます。　なにか仕掛け

Orange blossom essense オレンジの花のエッセンスをスプーン１杯

Smoked Idiazabal cheese biscuit with apple 燻製したイディアサバルチーズのビスケット　　　アップルジュースとともに


Crispy egg yolk with mushroom gelatin 鳥の巣のような容器に、卵の殻が半分。そのうえに、揚物が・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その揚げ物に見えるものが、黄身で、これは一口で。　卵の殻の中には、トリュフ入りマッシュルーム

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　のエキスをゼラチンで固めたもの。

Anchovies and almond "recuit de drap" with truffle, fir tree honey and pine nuts

まずは、アンチョビ。　別皿で、recuit de drap という本来はチーズで作るデザートをアーモンドで。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蜂蜜と松の実をテーブルサービスで。

Seafood and avocado meringue sandwich 魚介とアボカドのサンドイッチ

Marinated makerel and salmon with cauliflower in vinegar お寿司？　という体裁で登場。　鯖とサーモンなのですが、シャリの部分が

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酢漬けのカリフラワーを細かくしたもの

Mushroom Damplings 液体窒素でもくもく煙をたてた中華蒸篭で登場。　中には、透明な皮に包まれたキノコ

Our macaroni carbonara なんと透明なペンネです。ハムの骨と水で作ったのだそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テーブルで、クリームのエスプーマを加えると、ちゃんとカルボナーラに。


Liquid salad トマト、レタス、凍らせた胡瓜、オリーブのジュース

Eel wit Ossietra caviar ジェラティンした鰻とオシェートラキャビア　　クリームソースで

Razor clams with peas in salsa verde マテ貝と豆が、ちょうど同じサイズで。　サルサベルデで。


Unilateral Langostine ランゴスティーヌ　　片側　　　バジルの泡で

Red mullet with pork jowls and aubergine gnocchi ひめじと豚のあご肉、茄子のニョッキ

veal scalops 仔牛のスキャロップ　　白いものが添えてありますが、骨髄のゼラチンです。クリーム状。


Lemon verbena and pineapple sorbet with coconut and licorice

レモンバーベナとパイナップルソルベ　　お皿に花が刺さっていて、その花がリコリスです。

cheesecake cornet チーズケーキアイスクリーム

tarta al whisky ウイスキーを手のひらに垂らしてくれて、それで手を洗います。ウイスキーの香りを楽しむ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黄身のケーキにヴァニラ、ウイスキーとナッツのデザート

Chocolate peppers, oil and salt かわいいペッパーに見えるものは、緑がミントのチョコで、赤が唐辛子味のチョコ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オリーブオイルと塩添え

Coffee profiterole コーヒープロフィトロール　　　柔らかい仕上げ

ワインは赤をグラスで。

スパークリングウォーター

美味しいかどうか、いうに及ばず。　すべてがパーフェクトでした。

キッチンには、日本人も一人。

帰りがけに、シェフ二人と、記念撮影。　気軽に、キッチンに入れてくれました。

今回、ヌエバコシーナをめぐる旅で、初日の１店目ですが、もうすでに、スゴイです。　いやはや、再訪確実。