ドノスティア⑧作り置きピンチョスはゼロ☆絶品黒板メニューをカウンターで : La Cuchara de San Telmo

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4.0

¥1,000~¥1,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 料理・味4.1
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.3
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
2019/11訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.1
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.3
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

ドノスティア⑧作り置きピンチョスはゼロ☆絶品黒板メニューをカウンターで

5年ぶりのスペイン旅行、美味しいピンチョスとお酒を求めて
2度目のサンセバスチャン=ドノスティアへ。
世界的に有名な美食の街ならでは、人気バルをハシゴしながら楽しめます。


まずは、飛行機でビルバオの空港へ。
ランチは、ビルバオを代表する人気バル、
La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ)さんと
El Globoさんの2軒をハシゴ。

ビルバオからバスに乗ること1時間少々、
サン・セバスチャンに到着し、
夜はBar SportさんとGandariasさんをハシゴ。

2日目のランチ、1軒目はAtari Gastroteka(アタリ・ガストロテカ)さんで
注文後に調理される黒板メニューを堪能。

2軒目は、創作ピンチョス発祥の老舗Bar BERGARA(ベルガラ)さんで
凝ったピンチョスの数々に唸りました。

さらに地元の老舗菓子店Pasteleria Otaegui(パステレリア・オタエギ)さんで
郷土菓子Pantxineta(パンチネータ)や
軽やかな口溶けの極上チーズケーキに悶絶。

さて、2日目のディナー1軒目は
いつもお客様がギュウギュウ詰めのバル
「La Cuchara de San Telmo(ラ・クチャラ・デ・サン・テルモ)」さんからスタート。

5年前にもお邪魔した大好きな1軒です。

ランチで2軒ハシゴしスイーツも食べたので
なかなかお腹が減らず、21時前に到着。

案の定、金曜の21時は恐ろしい混み具合。
外にまで溢れかえるお客様を見て、入るのを躊躇いましたが
食べ終わって出て来られる方もいるので
店内には空いている場所もあるはず?と、何とか人ごみを縫って入店すると・・

果たしてカウンターに2人分の空間を発見♪
オラ!と笑顔で挨拶しつつスタッフさんと目を合わせ、まずはドリンクを注文。


これで存在をアピールできたので
安心して卓上メニュー(表はスペイン語、裏は英語)、黒板メニューを確認。

こちらのお店は他のバルと異なり
カウンターには一切ピンチョスを並べず、全て注文後に調理するスタイル。

黒板のスペイン語メニューは、2~3種類の価格が書かれており
1番安いのが小皿のピンチョスサイズ、
他にL(racionラシオン、いわゆるレストランでの1人前)、そのハーフMサイズなど。


今回は2人なので全て小皿サイズで注文。
自分の名前を伝えると、お料理が完成する度に呼んでくれるので受け取りに行きます。
(2019年11月レート、1ユーロ120円で計算)

■Cochinita de Leiza Asada con Cerveza, Membrillo de Santa Teresa
(乳飲み仔豚の地ビールロースト、マルメロのコンポート添え)
S 6ユーロ(720円)/M 12 /L 24ユーロ


5年前にも注文し、その美味しさが忘れられず今回もリピート。
こんがりした見た目から分かる通り、
皮はパリッパリで弾けるほどクリスピー、表面には粗めの粒塩とハーブが。

どっしり肉厚な身はホロッと柔らか。
ジューシーというよりは、しっとりきめ細かく詰まった肉の繊維を感じます。
噛みしめる度に溢れる力強い旨味!
パリッとした皮と身の間の、トロッとした部分もたまら~ん♪


粒塩だけでも十分に美味しいけど
添えられている緑色のソース、自家製「チミチュリソース」がまた美味しい!
パセリやミント、玉葱やにんにくなど
ハーブをたっぷり使った香味オイルソースで、風味抜群。

赤いマルメロのソースは、フルーティでどこか梅のようなコクと酸味も。
旨い×香ばしい×甘酸っぱいが重なり
むっは~、もう口の中がめっちゃ贅沢!

■Pulpo Gallego Asado, Con un Tximitxurri casero y Tzatziki
(タコのガリシア風鉄板焼き、自家製チミチュリソース&ザジキソース)
S 6.5ユーロ(780円)/M 12 /L 24ユーロ


周りのお客様が次々に注文していた人気料理が、「プルポ(タコ)の鉄板焼き」。
こんがり鉄板で焼かれたタコの足は
太くて肉厚なのに驚くほど柔らかく、旨味がジュワジュワ~
柔らかいけどもちもち弾力もありハマる!


表面はパリッと焦げ目が香ばしく
粒塩やガーリック、ハーブっぽい風味がしみ込んでいます。
鉄板焼きだからか、外パリッ&中は柔らか~という食感のコントラストが見事。

タコの旨味を吸ったキャベツのソテーも添えられていて
一緒に食べると踊り出したくなる美味しさ。

こちらも、パセリ風味の爽やかなチミチュリソースがタコに合う!
メニュー名のtzatziki(ザジキ)ソース
(きゅうりとヨーグルト、にんにくを使うギリシャ料理のディップソース)は
どれか分からず・・でも美味しかった~

■Kokotxas de Bacalao confitadas y asados,
Crema de Guisantes y Menta, Bulbo de Hinojo estofado
(ココチャのコンフィ、えんどう豆のクリームとミント、フェンネルの煮込み)
S 5ユーロ(600円)/M 9 /L 18ユーロ


バスク地方の星付きレストランでも出されるという希少部位
「ココチャ」(鱈やメルルーサのあご肉)。

こちらも繊細な盛り付けで、まさにレストランクオリティ。

ココチャは皮目はしっかり焼き付けられ
こんがりカリッと香ばしい仕上がり。
身は低温の油でコンフィされているのか、しっとり柔らかくなめらか~

口溶け良く上品な旨味の白身魚と
えんどう豆のクリームやミント、フェンネルを使ったソースが良く合います。

ほんのりとクミン?のような、エキゾチックな香りも。
スプラウトやブラックオリーブの粉末、
香り良いチミチュリソースまで、立ち飲みスタイルのお店とは思えない完成度。


名物のフォアグラも食べたかったけど
かなり満腹で入る余地なし・・あぁ、胃袋1つじゃ足りない!

お料理に合わせたのは
crianza(オーク樽で最低6ヶ月熟成させた)の赤ワインと白ワインを1杯ずつ。

各2ユーロですが、量はかなり多め。
程よい果実味で飲み応えもあるけど、想像よりは重すぎず飲みやすかったです。

以上、お料理3品とワイン1杯ずつで
2名で合計20.50ユーロ(2,460円)でした。


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ちなみに5年前にいただいたお料理は

■Carrillera de Ternera, Guisada en Vino tinto, Humus de Garbanzo
(牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、ひよこ豆のフムス添え)
S 4.1ユーロ(492円)/M 8.2 /L 16.4ユーロ


ドーンと塊の牛ほほ肉に、重厚な赤ワインソースと緑色のチミチュリソース。
フムス(ひよこ豆のペースト)もたっぷり。

じっくり煮込まれた牛ほほ肉は
コク深い赤ワインソースがしみ込み、トロットロに崩れるほど柔らか~

カリッと弾ける大粒の塩が味をひきしめ
チミチュリソースの香味も爽やか、他店の牛ほほ肉煮込みとは一味違う味わい。

マッシュポテトではなくフムスが添えられているのも個性的。
なめらかでクリーミーだけど
ひよこ豆にレモンやにんにくを効かせ、マッシュポテトよりこっくり奥深い風味。

お肉もフムスもソースも全体的に濃い目でパンチがあるので
ザクッと香ばしいバゲットが進みました。

■Risotto Cremoso de Hongos y Idiazabal
(茸とイディアサバルチーズのリゾット)当時は確か3.5ユーロほど?


サンセバスチャンのバルでリゾットと言えば、お米型パスタ(リゾーニ)が一般的。
こちらもお米を使わないリゾットでした。

トゥルンとした食感の細長いお米型パスタ
(リゾーニよりも細長いからプンタレッテかな?)に、刻んだ茸がからみます。

茸をギュッと凝縮したようなソースは
芳醇でコク深く、ほんのり優しいポルチーニ茸の香りが絶妙♪

真っ白なのはイディアサバルチーズのソースで、混ぜると一層まろやかに。
緑のチミチュリソースもいいアクセント。

2019年時点はリゾットはメニューになく
調べていた「イカ墨とイディアサバルチーズのリゾット」も食べられず残念でした。

ドリンクは、チャコリ(高い所から泡立ててそそぐバスク地方の微発泡白ワイン)と
Mosto(ワインを作る前の高糖度ぶどう果汁
ノンアルぶどうジュース)を注文。

今回も注文した仔豚の丸焼きなどお料理3品とドリンク2杯で、当時は14ユーロ。

この時は開店の19時半にお邪魔したので
それほど混み合わずカウンターをGet、注文も比較的スムーズだった記憶が。

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スタッフさん達は親切でノリも良いけど
店内が激混みなので、しっかりアピールしないと注文できないのが難点。

注文もお会計も、(お寿司屋さんみたいに)場所ごとに担当が決まっているのかな?
手が空いているスタッフさんがいても
自分の担当スタッフさんの手が空くまでは、対応してもらえない感じでした。

特にお会計は対応できる方が少ないのか、順番が来るまでかなり待つ事に。
邪魔になるので1人だけ会計待ちで店に残り
ドリンクの注文をさばき終わったスタッフさんに、ようやくカードでお支払い。
いや~、金曜の遅い時間はほぼ戦場ですね。

会計を待つ間、カウンターの場所を譲ったご家族にスペイン語を教えて貰ったり
和やかな雰囲気も楽しいんですけどね。

とんでもない混み具合には閉口するけど
それでも突撃する価値のある、頭1つ抜きん出たハイレベルなお料理ばかり。


注文後に調理されるお料理も熱々だし
バルというより、小皿で提供される洗練されたレストラン?
きっと次回も再訪してしまうやろなぁ・・

ごちそうさまでした!

  • La Cuchara de San Telmo - 皮がパリッパリの乳飲み仔豚の丸焼き、表面には粗めの粒塩とハーブが、パセリやガーリックを使った自家製チミチュリソースも合う!

    皮がパリッパリの乳飲み仔豚の丸焼き、表面には粗めの粒塩とハーブが、パセリやガーリックを使った自家製チミチュリソースも合う!

  • La Cuchara de San Telmo - 人気の乳飲み仔豚は身がどっしり肉厚なのにホロッと柔らか、フルーティで甘酸っぱいのはマルメロのコンポートソース

    人気の乳飲み仔豚は身がどっしり肉厚なのにホロッと柔らか、フルーティで甘酸っぱいのはマルメロのコンポートソース

  • La Cuchara de San Telmo - 鉄板焼きのタコは表面はパリッと中は驚くほど柔らか、粒塩やガーリック、ハーブがアクセント、タコのガリシア風鉄板焼きSサイズ6.5ユーロ

    鉄板焼きのタコは表面はパリッと中は驚くほど柔らか、粒塩やガーリック、ハーブがアクセント、タコのガリシア風鉄板焼きSサイズ6.5ユーロ

  • La Cuchara de San Telmo - バスク名物の希少部位ココチャは鱈やメルルーサのあご肉、皮目はカリッと香ばしく身は柔らかくなめらか、えんどう豆のクリームやミントのソースで

    バスク名物の希少部位ココチャは鱈やメルルーサのあご肉、皮目はカリッと香ばしく身は柔らかくなめらか、えんどう豆のクリームやミントのソースで

  • La Cuchara de San Telmo - 手前は鱈あご肉ココチャのコンフィSサイズ5ユーロ、左奥は乳飲み仔豚の地ビールローストSサイズ6ユーロ

    手前は鱈あご肉ココチャのコンフィSサイズ5ユーロ、左奥は乳飲み仔豚の地ビールローストSサイズ6ユーロ

  • La Cuchara de San Telmo - ピンチョスサイズだけどレストランのように繊細な盛り付け、注文ごとに調理される熱々お料理と、ザクザクした食べ放題のバゲット

    ピンチョスサイズだけどレストランのように繊細な盛り付け、注文ごとに調理される熱々お料理と、ザクザクした食べ放題のバゲット

  • La Cuchara de San Telmo - ワインは赤白各1杯2ユーロ、オーク樽で最低6ヶ月熟成させたcrianzaは想像より重すぎず飲みやすい!

    ワインは赤白各1杯2ユーロ、オーク樽で最低6ヶ月熟成させたcrianzaは想像より重すぎず飲みやすい!

  • La Cuchara de San Telmo - 卓上にあるグランドメニュー(表面はスペイン語)、小皿サイズの価格は書かれていないので黒板メニューで確認を

    卓上にあるグランドメニュー(表面はスペイン語)、小皿サイズの価格は書かれていないので黒板メニューで確認を

  • La Cuchara de San Telmo - 卓上にあるグランドメニュー(表面は英語)、小皿サイズの価格は書かれていないので黒板メニューで確認を

    卓上にあるグランドメニュー(表面は英語)、小皿サイズの価格は書かれていないので黒板メニューで確認を

  • La Cuchara de San Telmo - スペイン語とバスク語が混ざった黒板メニュー、小皿ピンチョスサイズから1人前racionラシオンやそのハーフも選べる!

    スペイン語とバスク語が混ざった黒板メニュー、小皿ピンチョスサイズから1人前racionラシオンやそのハーフも選べる!

  • La Cuchara de San Telmo - こちらから見ると空いているように見えるけど、外にまでお客様が溢れかえり中は満員電車のような混み具合

    こちらから見ると空いているように見えるけど、外にまでお客様が溢れかえり中は満員電車のような混み具合

  • La Cuchara de San Telmo - 重厚な赤ワインソースがしみ込みトロッと崩れるほど柔らか、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、ひよこ豆のフムス添えSサイズ4.1ユーロ(2014年7月)

    重厚な赤ワインソースがしみ込みトロッと崩れるほど柔らか、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、ひよこ豆のフムス添えSサイズ4.1ユーロ(2014年7月)

  • La Cuchara de San Telmo - ポルチーニ茸が優しく香る芳醇でコク深い味わい、茸とイディアサバルチーズのリゾット、Sサイズ恐らく3.5ユーロ(2014年7月)

    ポルチーニ茸が優しく香る芳醇でコク深い味わい、茸とイディアサバルチーズのリゾット、Sサイズ恐らく3.5ユーロ(2014年7月)

  • La Cuchara de San Telmo - パリッと香ばしい皮の食感と溢れる力強い旨味の虜に!乳飲み仔豚の丸焼き、当時は確かりんごソース添え(2014年7月)

    パリッと香ばしい皮の食感と溢れる力強い旨味の虜に!乳飲み仔豚の丸焼き、当時は確かりんごソース添え(2014年7月)

  • La Cuchara de San Telmo - ワインを作る前の高糖度ぶどうジュースMOSTはトロリとコクのある甘味、氷を入れてひんやりと(2014年7月)

    ワインを作る前の高糖度ぶどうジュースMOSTはトロリとコクのある甘味、氷を入れてひんやりと(2014年7月)

  • La Cuchara de San Telmo - 開店直前19時半の店頭では、スタッフさんが大量のバゲットをザクザクと手早くカットする光景が(2014年7月)

    開店直前19時半の店頭では、スタッフさんが大量のバゲットをザクザクと手早くカットする光景が(2014年7月)

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
La Cuchara de San Telmo
ジャンル スペイン料理、バル
予約・
お問い合わせ

(+34) 943435446

予約可否
住所

スペインCalle 31 de Agosto, 28, San Sebastian, Donostia, Gipuzkoa

営業時間
予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999

※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る

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