山の麓で楽しむ厳選素材の料理 : Asador Etxebarri

今回の旅で、最も楽しみにしていたレストランのひとつです。

サンセバスチャンから車で小１時間。

高速道路を走っていると、切り立った山々が見えてくるのですが、その山の麓の小さな村にあります。

外観も山のロッジみたいな造りです。　

こんな人里離れたところなのに、各国からお客様がきています。　

１Ｆにバーカウンターのようなものがあり、２Ｆがレストランに。　屋根裏部屋の席もあります。

一番奥の席に案内されました。　私の背後の窓から、切り立った山々が望めます。

ウッディな内装で、田舎家といった風情。

コースは１種類で、１２５ユーロ。　１５皿の構成。

こちらは、すべての熱源を薪で作っていて、牛の薪焼きが売り、と聞きましたが、コースの構成は、そのメインの牛以外、ほぼ魚中心。　その魚も

ものすごく美味なのです。

まずは、チャコリを。　ITSAS MENDI 7 でした。

TASTING

Chorizo sandwich チョリソサンドイッチ　　　自家製チョリソです。

Butter of goat's milk 羊のミルクのバター　　　

Fresh Cheese of buffalo honey and hazelnut ブッファラです。　私が一生で食べた中で最も美味でした。　地の利でしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蜂蜜とヘーゼルナッツとともに。

Cracker オンゴのクラッカー　　裏山でとれたオンゴ、との説明でした。　ものすごくいい香り。秋全開です。

Salted anchovy with toasted bread 自家製アンチョビ

Tomato 新鮮なトマトをピストで

Squash stick スクワッシュをピュレにして、スティックにのせてあります。　小花とハーブがきれい。

Prawns of Palamos パラモスの海老。　シンプルな料理ですが、この海老がとても新鮮で甘い。

Baby squid caramelized onion and its ink 玉葱とイカスミでキャラメライズした小イカ

King bolete and aubergine 直訳は、大きなきのこ、ですが、オンゴと他のキノコ類でした。茄子とともに。

Red mullet marinated ひめじのマリネ

White tuna belly and pisto 白鮪？のお腹側とピスト　　

Beef chop ガリシア産雌牛のリブの薪焼き。　骨付きで。

　　　　　　　　　　　　　　写真で二人分です。　以前訪れた友人複数から、この量がすごくて、食べきれない、と聞いていましたが、

　　　　　　　　　　　　　　二人分としてはむしろ少ないほうでした。　どうも、日本人が食べきれなくて、少なくしているようです。

　　　　　　　　　　　　　　レタスサラダ添え。

Reduced milk ice cream with beetroot juice このアイスクリームが異常に美味なので、ただのアイスクリームじゃないと思い、聞きました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山羊、水牛、牛のミルクのチーズにする前の状態を使っている、とのこと。

Figs いちじく

カップケーキと、デミカップに濃厚な飲むチョコレートが食後に登場。

パンは、自家製バゲットとチャパタ。　もちろん、これも薪焼きです。　羊のバターで。

肝心の牛よりも、他のすべての料理が、シンプルでとても美味。　これだけ素材を活かした料理で食べさせるとは、見事な腕です。

牛肉の量は、お腹の具合とかを聞いてほしかったです。　

こちらは、サービスがなぜかほぼ全員女性。　そのうち、３名は英語が少しできますが、あとは、英語はムリ、というわけで、ちょっと

コミュミケーションが不足でした。　次回は、スペイン語を勉強して伺わなくては。