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オーナーが27歳で世界ソムリエチャンピオンになったパリで一つ星の店。
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行列のできる
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行列のできるさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
IL VINO
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ、ダイニングバー |
|
予約・ お問い合わせ |
(+33) 0144117200 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
フランス13, Boulevard de la Tour Maubourg 75007 Paris |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ |
http://www.enricobernardo.com/WEB/index.php/ilvinobyenricobernardohome |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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ワインのおいしさは感動的。
パリに着いて最初の夜のディナーは、出発前に予約を入れていた Il Vino。掲題のように、オーナーは世界ソムリエチャンピョン。当時の27歳での優勝は最年少とか。
12時間のフライトでよれよれになって現地入りすることは100%確実なことです。17時にホテルに入るのは分かっていましたので、最初の夜はカフェで前菜レベルのものと ワインくらいでちょうどいいかなと思っていましたが。
だめ、最初から一つ星店に行って盛り上がらないと、と言ったのは同行のマイレビュアーさん。彼女からそう言われると、火がつきます。
ワインレストランの一つ星を見つけたけど、これはどう?
1000%の賛成を得て予約しました。で、ホテルチェックイン後にホテルを飛び出し、中華レストランで時間を調整しての入店です。既に3,4組のお客さんが入ってます。シックな意匠の店内。入口正面にはいろんな形、大きさのワイングラスがわんさかと置かれ。ソムリエが4,5人。イケメン揃い。奥目のテーブル席に案内されます。う~、期待できる~。予約してよかった、と思いましたね。
しばらくしてメニューを渡されます。コースが1種類とアラカルト。メニューは、すべてワインの名前でかかれ、料理は何が出て来るのかわかりません。そのワインに合った料理が出されるとの説明です。へ~え、です。よく分からないので、日本で言うコース(90€)でオーダーします。
*BOULGOGNE
Chablis Vitage Louis Moreau 2011
Entrée
最初のグラスです。料理のほうは、パルミジャーノ・レッジャーノとフォカッチャのアミューズ。いやあ、びっくりのシャブリでした。おいおい、フランス人はこんな旨いシャブリを飲んでるの、と思うくらい今まで飲んだことがあるシャブリとは別物のようです。これって、値段の差じゃないよなあ。実は、この感覚はこのあと行ったお店でワインを飲むと、常に感じていたことです。
しかし、この日飲んだこの後のワインよりもずっとインパクトがありましてね。また、このチーズもうまかったあ。こんなにしっとりしているパルミレッジャ。そもそも、スライスに出来ないよね、いつも食べているのは。
前菜は、アトランティック・スカラップ。帆立貝柱を3種類の調理で食べるもの。これがまためちゃめちゃ旨く、貝柱の甘味や風味は久々堪能できました。こんなに大きい貝柱も本当に久しぶり。太平洋の反対側にあるボストンで食べた貝柱を思い出させます。そんな前菜を呼び出したワイン。このシャブリ、日本に船便で送っちゃう?
*RHONE
Saint Peray Les Pins – B.Gripa 2011
Entrée
ワインはおいしい、そうでもない、位しか表現できないワタクシですが、これまた素晴らしい爽やかさのシャブリからは一転してもっと濃厚な感じのワインでした。う~ん、どっちも旨いし。料理に合わせるのではなく、最初にワインありき、というのがウリ、というのも面白いです。ワインレストランって、どこもそうなんでしょうか?
ワインもこんなに楽しませてくれるものなんて、ちょっと想像以上でした。このあと更に2種のワインが出てきて、4杯のコースでした。料理の方は、シーバスのポアレ。
*RHONE
Saint Peray Les Pins – B.Gripa 2011
Entrée
2杯目の白に合わせてきたのが魚のメイン。スズキのポアレ。白身魚であっさりな味ですが、そこは表面をバターで焦がしてコクを出してます。1杯目のシャブリはこの魚にはちょっと爽やかすぎるな、ということは分かります。魚は肉厚で身がほくほく。ローズマリーのくし刺したじゃがいもが味を落ち着けてくるので、魚のイメージが華やかになりますね。ソースがおいしかったです。
BORDEAUX
Saint Julien -Chateau Lalande Borie 2008
3杯目に合わせてきた料理は牛肉の煮込み。この牛肉の部位はどこなんでしょうか。かなり太目の円柱状にカットされていました。腱?こんな大きさにカットできるのかなあ。ほろりとなるまで煮込んでました。こいつもソースが旨い。赤ワインも最高のパフォーマンスでしたね。このお店を選んで正解でした。
そして、最後の4杯目は、デザートのワインが出されました。
コース最後のワイン登場です。
GASCOGNE
Cotes de Gascone –Soleil d’Automne Chiroulet 2011
Dessert
ワインに合わせる料理は、デザート。へ~え、デザートにもワイン。
これが、まったく違和感がないどころかワインなしではつまんない、みたいに本当にデザートの味の高揚感を演出してくれるんですね。ワインとしては、単独では甘目のとろりとした感じのワイン。
デザートは、メレンゲとアイスと玉子。デザート自体は平々凡々でしたが、ここでもワインが主役を果たし、ワインコースを修了するのでした。
こういうミシュラン、アリだなあ。と言うことは、同じ系統のお店って一杯あると推測していいんでしょうかね。マイレビュアーさんも大満足でした。この日から1週間、パリ食い倒れの度です。
このお店、ワイン大国ならではのレストランであると、最初の夜から感心しきりの行列なのでした。