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| 店名 |
Restaurant KEI
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+33) 0142331474 |
| 予約可否 |
予約可 1名はキャンセル待ちとなり席が用意できた場合のみ、お店から連絡がある。 |
| 住所 |
フランス5 rue Coq Héron 75001 Paris |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥40,000~¥49,999
¥10,000~¥14,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 駐車場 |
無 |
| 利用シーン |
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|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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先年改修前のルドワイヤンにて這々の体で逃げ帰って以来、二度とパリの三つ星へ足を運ぶ事あらじと思いなし候処、邦人の三つ星と聞き旅の思い出に立ち寄りぬ。
料理の旨い不味いを問われても一介の遊客大した経験もなく、抑も店の雰囲気、あしらい、体調により満足感は異なり「旨いとはなんぞや。」等とはぐらかすのが関の山。
勿論ミシュラン御大に☆☆☆と評価され世に喧伝される店に不味いことある由もなし。
テーブルの上には既にKeiお馴染みの置き皿が客人を待つ。
食事の良き引き立て役ナント産バター・シシリー産オリーブオイル・パンに深く感銘を受ける。
料理は所々ユズやシソなど日本の食材を使ってはいる物の流石に下手目立ちせず立派なフランス料理の逸品を構成致候。
心に留まりたる料理はアボカド・海老等々がユズ香りの泡に隠れ散らした花で飾られたサラダ。
オマールはブルターニュで散々食べた後とは言え濃厚なソースは後を引く。
鹿児島牛は小生には多少熟成が進みすぎたように思える物の脂も軽く安心して食べられる。
ロシュフォールのムースはこのような形で出され好み新鮮。
デザートは美味ではあるが甘党の小生には物足りなし。
料理を語る資格はあまりないのでこの辺りとして特筆すべきは「至上を目指すオーナーシェフの姿勢」であろう。
店に入った途端、給仕の方々に走る客に対する緊張感は通常有名店であればあるほど余り感じることがなく、これは相当厳しい指導がなされているのではなかろうか?
余裕を持って給仕し雰囲気を和ませる術までには達していない様に感じられる。
店はやや詰め込みすぎ。広い店ではないので大小10卓の内1~2卓減らしたいところなれど、家賃高きパリなれば他の店と比較し已むなしか・・・。
とは言え小生良いテーブルに招じ入れられ他の客を観察する機会を得たのは重畳。
女性に囲まれた韓国人グループ?、ゲイらしきカップル?、新婚旅行のシンガポーリアン?、一人で食べる料理人?真ん中の大テーブルを6名で占拠したる日本の業界人IT長者風の団体は盛大にシャンパン・ワインを開ける。
客の半数が東洋系、欧米系は極めてラフな服装。
東京の一年待ち予約の高額店に比較すればマシなれども2ヶ月程度前には予約を入れねばならず中々の繁盛店のオーナーシェフの姿勢は「実るほど頭を垂れる稲穂かな。」と言った風情で
一人一人真摯に客を見送り写真撮影にも応じている。
この姿を見て彼がここまで上り詰めたる長き坂を思いやり、これから先の急峻に幸多かれと願い店を後に致候。