私的にはパリの3つ星No.1 : Le Cinq Four Seasons Hotel George V

この口コミは、Tokyo Rocksさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

5.0

¥100,000~1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.5

5.0

¥60,000~¥79,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.5
2017/12訪問2回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気5.0
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.5
¥100,000~1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

私的にはパリの3つ星No.1

今回の旅で一番楽しみにしていたル・サンクでの食事。
私が現在パリでNo.1のレストランだと思うお店。
と言うかルドワイヤン時代からこちらのシェフである
クリスチャン・ル・スケールが作り出す素晴らしいフレンチが好きである。

今回は仕事でクリスチャン・ル・スケールとご一緒することになり、
こちらでスーシェフをしている若い日本人のシェフに紹介される。
食事した夜はシェフがモナコの方に講演で呼ばれていたため
いらっしゃらなかったが、日本人のスーシェフの方にコースを組んでもらった。

フランス人の友人と二人で会食。
まずはシャンパンを注文し、乾杯。
ワインリストを見させてもらうが、友人も私も今夜ブルゴーニュと言う気分。
だがワインリストはかなり偏ったリスト。
超有名な生産者の数は少なく、どちらかと言えば通好みでしょうか。

悩んでいるとソムリエから2012 Domaine Arlaud Clos de la Roche Grand Cruを
薦められるが、飲んだことがなく、しかも少し若いかもしれないので不安だったが、
友人もそれで良いと言うことだったので、注文。

Tartelette au comte
コンテのタルト


Bille de mandarin
マンダリンのビー玉
Bois pizza
ごぼうのピザ
Transparent
生姜風味の風船
 

Amuse/
Eau de Haddock Acidité chou-fleur cru
酸味を効かせた生のカリフラワーとアドック水


Entre1/
Langoustines Bretonnes raidies
mayonnaise tiede,galettes de sarrasin croquantes
ブルターニュ産手長海老 マヨネーズとそば粉のガレット


Entre2/
Jardin marin iode pour accompagner
la piece de foie gras au presse de caviar
海の庭園仕立て フォアグラとキャビア


poisson/
Bar de ligne
cavia/lait ribot de mon enfance
ブルターニュ産のスズキ キャビアと伝統的発酵バターミルク


poisson2/
tronçon de turbot a la plancha
macération cresson/poire vinaigrée
プランチャで焼いたヒラメ クレソン/酸味を効かせた洋梨


viande /
Jambon,truffe noire/champignons
en timbale de spaghetti
黒トリュフとハム/キノコのスパゲッティのタンバル


poisson/
Anguille de la somme a peine fumée
pain brule/reduction de jus de raisin
燻製にしたウナギ 焦がしたパンとぶどうのジュース


dessert/
Croquant de pamplemousse
confit et cru
コンフィと生のグレープフルーツのクロッカン


この夜、特に印象に残ったのは、シェフのスペシャリテである、
ブルターニュ産のスズキ キャビアと伝統的発酵バターミルク、
プランチャで焼いたヒラメ クレソン/酸味を効かせた洋梨、
黒トリュフとハム/キノコのスパゲッティのタンバル。

フランス料理の真髄を詰まっている3品で特にルドワイヤン時代からある
スパゲッティのダンバルは、フランス料理の名作中の名作。

あまりにもお腹がいっぱいになり、デサールは一品しか食べれなかったが、
いただいたコンフィと生のグレープフルーツのクロッカンも傑作。
グレープフルーツのデザートでこれ以上美味しいものはいただいたことがありません。

唯一、燻製にしたウナギ 焦がしたパンとぶどうのジュースだけがイマイチ。
日本でも天然ウナギは食べ物によって当たりハズレが激しいのは承知していたのだが、
泥臭さが残っており、臭みも取れてなかった。

それでも料理、サービス、雰囲気を加味するとこちらが世界屈指のレストランで
あることは疑いの余地もない。

また来年訪問するのが楽しみである。
その時はデサールを2品&チーズも楽しみたい!

ちなみにお会計はワイン2本とシャンパン2杯を含め、二人で2000ユーロ、約27万円である。
ワインを除けば、1100ユーロ、約15万ぐらいなので、ディナーだと料理だけで一人7-8万は
かかってしまいますが、ランチだと4万円ぐらいで収まります。

  • Le Cinq - Tartelette au comte コンテのタルト

    Tartelette au comte コンテのタルト

  • Le Cinq - Bille de mandarin マンダリンのビー玉 Bois pizza ごぼうのピザ Transparent 生姜風味の風船 

    Bille de mandarin マンダリンのビー玉 Bois pizza ごぼうのピザ Transparent 生姜風味の風船 

  • Le Cinq - ブリオッシュタイプのシリアルパン、そば粉のパン、バゲット

    ブリオッシュタイプのシリアルパン、そば粉のパン、バゲット

  • Le Cinq - 2012 Domaine Arlaud Clos de la Roche Grand Cru

    2012 Domaine Arlaud Clos de la Roche Grand Cru

  • Le Cinq - Eau de Haddock Acidité chou-fleur cru 酸味を効かせた生のカリフラワーとアドック水

    Eau de Haddock Acidité chou-fleur cru 酸味を効かせた生のカリフラワーとアドック水

  • Le Cinq - Langoustines Bretonnes raidies  mayonnaise tiede,galettes de sarrasin croquantes ブルターニュ産手長海老 マヨネーズとそば粉のガレット

    Langoustines Bretonnes raidies mayonnaise tiede,galettes de sarrasin croquantes ブルターニュ産手長海老 マヨネーズとそば粉のガレット

  • Le Cinq - Jardin marin iode pour accompagner  la piece de foie gras au presse de caviar 海の庭園仕立て フォアグラとキャビア 

    Jardin marin iode pour accompagner la piece de foie gras au presse de caviar 海の庭園仕立て フォアグラとキャビア 

  • Le Cinq - Bar de ligne  cavia/lait ribot de mon enfance ブルターニュ産のスズキ キャビアと伝統的発酵バターミルク

    Bar de ligne cavia/lait ribot de mon enfance ブルターニュ産のスズキ キャビアと伝統的発酵バターミルク

  • Le Cinq - 2009 Sérafin Père et Fils Charmes Chambertin Grand Cru

    2009 Sérafin Père et Fils Charmes Chambertin Grand Cru

  • Le Cinq - tronçon de turbot a la plancha macération cresson/poire vinaigrée プランチャで焼いたヒラメ クレソン/酸味を効かせた洋梨

    tronçon de turbot a la plancha macération cresson/poire vinaigrée プランチャで焼いたヒラメ クレソン/酸味を効かせた洋梨

  • Le Cinq - Jambon, truffe noire/champignons  en timbale de spaghetti 黒トリュフとハム/キノコのスパゲッティのタンバル

    Jambon, truffe noire/champignons en timbale de spaghetti 黒トリュフとハム/キノコのスパゲッティのタンバル

  • Le Cinq - Anguille de la somme a peine fumée  pain brule/reduction de jus de raisin 燻製にしたウナギ 焦がしたパンとぶどうのジュース

    Anguille de la somme a peine fumée pain brule/reduction de jus de raisin 燻製にしたウナギ 焦がしたパンとぶどうのジュース

  • Le Cinq - Croquant de pamplemousse  confit et cru コンフィと生のグレープフルーツのクロッカン

    Croquant de pamplemousse confit et cru コンフィと生のグレープフルーツのクロッカン

  • Le Cinq - ミニャルディーズ

    ミニャルディーズ

  • Le Cinq - 店内

    店内

  • Le Cinq - 店内

    店内

  • Le Cinq - ホテル内

    ホテル内

  • Le Cinq - ホテル内

    ホテル内

  • Le Cinq - ホテル内

    ホテル内

  • Le Cinq - ホテル内

    ホテル内

  • Le Cinq - ホテル内

    ホテル内

  • {"count_target":".js-result-Review-76829790 .js-count","target":".js-like-button-Review-76829790","content_type":"Review","content_id":76829790,"voted_flag":false,"count":106,"user_status":"","blocked":false}
2016/06訪問1回目

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.5
¥100,000~1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

5.0

  • 料理・味5.0
  • サービス5.0
  • 雰囲気4.5
  • CP3.0
  • 酒・ドリンク4.5
¥60,000~¥79,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

素晴らしい料理とサービス

現在パリではミシュランの評価が正しいのかどうか真っ二つに意見が割れている。
そして食通の間でどの三つ星が本当の三つ星なのかも。
夜はほとんどのお店が一人料理だけで5万円以上は最低かかるので、半額以下のランチのメニューで評価が正しいか正しくないかを判定している。
そんな中で多くの食通が1位に選んだのが、こちらLe Cinqである。

シェフ3年ほど前に当時三つ星であったPavillon Ledoyenから来たChristian Le Squer。
フランスの料理会ではスターシェフの一人である。
私も彼がPavillon Ledoyenのシェフであった時に二度ほど食べているが、最高に美味しかった。
なのでLe Cinqが1位に選ばれたのは納得出来るが、今回は自分の舌で確かめることに。

もちろんランチでの評価となる。
東京から2ヶ月前に予約を入れたのだが、予約時間の12時半の20分ほど前に到着したら、オープンが12時半かららしく、少し待つことに。
12時30分過ぎに一緒に会食するフランス人の友人が到着し、店内に。

お店はさほど広くなく、ホテルの改築に伴ない、数年前同時期に改装され、伝統を残しながらモダンな部分も取り入れた内装。
初訪問なのにお店のど真ん中の一番良いテーブルに案内される。
これは幸先がいい!

メニューを持って来る前にアシスタントのソムリエにシャンパンを飲むかどうか聞かれる。
相方と私はピンク、友人たちは白を。

そしてメニューを渡されたのだが、とても丁寧に相方と私には英語で、友人たちにフランス語で説明してくれる。
アラカルトも頼めるのだが、4品か6品のコースランチがあり、全員145ユーロの4品を。

ワインはフランス人の友人がソムリエと相談しながら選び、ロワール地方のソーヴィニョン・ブランとピノ・ノワールを一本ずつオーダー。
正直、友人とはワインの好みが全く違い、今日の料理には明らかにブルゴーニュ地方のものが合うにも関わらず、少し癖のあるロワール地方のものを選び、やはり料理には合わなかったことが唯一残念だった。

まずはアミューズから。

一皿目が3品
スプーンの上に透明な丸いゼリーの中に柑橘類と生姜のジュースが入っている一品。
チェリーの中身をほとんどくり抜き皮の部分だけを残し、中にチェリージュースが入っている一品。
そして小さなケーキの用に細工され、マンゴのピュレをのせたフォアグラ。

どれも一口で食べるのだが、ゼリーは爽やかな柑橘とほのかにする生姜の味が口の中に広がり、あっという間に後味もなく消えてしまう。
夏を感じさせてくれる不思議な一品。
チェリーはリキュールが少し入っており、こちらは逆に後味がしっかり残る。
最後にフォアグラも食べたが、口の中に残っているチェリーの味が見事にフォアグラと調和する。
シャンパンにも合うよう計算づくされた一皿である。

二皿目は、キノコや細かく切られた野菜をジュレで包み、コンソメにクリームと少しだけキャラメルを足し、ムース状に仕上げて、ジュレの上にかけた一品。
こちらはムースが絶妙な塩加減で官能的な美味しさ。

次はローストされたオマール海老のグレープフルーツサラダ。
グレープフルーツと言ってもゆるいムース状のドレッシングになっているのだが、このドレッシングの酸味がオマールに合うのなんの。
そして野菜にはしっかり塩加減されており、こちらもオマールとドレッシングと一緒に食べるとまたオマールが違う味になる。
いや、さすがChristian Le Squer、、、この時点で貴方の料理に魅了された。

次は彼のスペシャリテである、小玉ねぎのグラタン パリジャン風。
こちらも小玉ねぎの中身は繰り抜かれており、ペースト状になったオニオングラタンスープっぽいものが入っており、苦味と甘みが渾然一体となった一品である。
とても玉ねぎの一皿を食べているとは思えない。
シェフの才能を感じる一品である。

次はグリルされた鳩のトリュフ&オリーブ沿い。
鳩の皮はパリッと焼かれており、鳩の肉は美味しいのだが、中国の甜麺醤を使っているソースが際立ち過ぎて、トリュフとオリーブの香りを消している。
ソースの味は悪くないのだが、甜麺醤を食べ慣れている日本人には少し残念な一品。
間違いなく広東料理の焼鳩からインスパイアされた一品である。

コースとは別にチーズを頼む。
やはりフランスでフランス料理を食べた後、チーズを食べないなんてありえないでしょう。
見事なワゴンに運ばれて説明を受ける。
どのチーズも熟成の具合がジャスト。

サーブしてくれたウェートレスがウィットに飛んだジョークを言ってくれて、更に楽しい食事になる。
フランス人の友人も驚いていたが、このような高級店でウィットに飛んだジョークを言うようなウェートレスは聞いたことがあまりない。
通常は常連を大切にするのが当たり前で、我々のような一見の客には丁寧に淡々とサービスするのだが、やはりこちらはホテルにあるレストランだと言うこともあり、毎日いろんなお客を朝、昼、晩と相手にしなければならないので、個人経営の高級レストランのサービスではなく、ホテルマンのサービスをするのだろう。

そしてデザートである。
メインのデザートの前に焼き菓子が3品とキャラメルムースがかかったアーモンドのスポンジケーキ。
これは見た目が素晴らしかったが味は見た目ほどの驚きがなかった。

メインのデザートはピスタチオアイスクリームの上に甘く煮たチェリーと生のアーモンド。
煮たチェリーは甘いのだが、ピスタチオアイスクリームはそれほど甘くなく、生アーモンドの柔らかい触感が足され、完璧!
相方はストロベリーのデザートを食べたのだが、同じように感動していた。

最後にチョコレートワゴンでキャラメルとチョコレートを選び、コーヒーを。

4人でシャンパンとワインを入れて合計1160ユーロ。
友人が選んだワイン以外は大満足のランチ。
パリに行かれた際はぜひオススメしたい内の一軒である。


  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • Le Cinq -
  • {"count_target":".js-result-Review-54747430 .js-count","target":".js-like-button-Review-54747430","content_type":"Review","content_id":54747430,"voted_flag":false,"count":51,"user_status":"","blocked":false}

口コミが参考になったらフォローしよう

Tokyo Rocks

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する

Tokyo Rocksさんの他のお店の口コミ

Tokyo Rocksさんの口コミ一覧(3580件)を見る

この店舗の関係者の方へ

ユーザーから投稿された口コミに対して、お店側からお礼や情報追加などの返信を行ってみませんか?

店舗情報(詳細)

「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら

店舗基本情報

店名
Le Cinq Four Seasons Hotel George V
ジャンル フレンチ
予約・
お問い合わせ

(+33) 149527154

予約可否

予約可

住所

フランス31, avenue George V 75008 Paris

営業時間
  • ■営業時間
    [月~金]7:00~10:00 12:30~14:30 19:00~22:00
    [土・日]7:00~10:30 12:30~14:30 19:00~22:00


    ■定休日
    なし

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥100,000~

※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

QRコード決済不可

席・設備

個室

禁煙・喫煙 全席禁煙
駐車場

メニュー

ドリンク

ワインにこだわる

料理

ベジタリアンメニューあり

特徴・関連情報

利用シーン

デート

こんな時によく使われます。

ロケーション

ホテルのレストラン

お子様連れ

ドレスコード

ランチ及びディナーは男性はジャケット着用。ジーンズ、スニカーの軽装はNG。
朝食は軽装可。

ホームページ

http://www.restaurant-lecinq.com/en/

初投稿者

CristalCristal(75)

最近の編集者

編集履歴を詳しく見る

ブログに店舗情報を貼る

食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!

従来の問い合わせフォームから問い合わせる レストラン情報編集のガイドライン

周辺のお店ランキング

パリ×フレンチのランキング(点数の高いお店)です。

  • 1 Restaurant KEI - 料理写真:やっぱり、鮮烈な印象を残すのは、小林シェフの名声を高めた一皿と言える「アシェット・レギューム」。
「たかがサラダ」に、何故これほどに魅了されるのか…

    Restaurant KEI (フレンチ)

    3.67

  • 2 Bouillon CHARTIER - 料理写真:

    Bouillon CHARTIER (フレンチ)

    3.26

  • 3 Epicure - 料理写真:

    Epicure (フレンチ)

    3.23

  • 4 L'AMBROISIE - ドリンク写真:

    L'AMBROISIE (フレンチ)

    3.22

  • 5 L'Arpége - 料理写真:

    L'Arpége (フレンチ)

    3.20

食べログ限定企画