無料会員登録/ログイン
閉じる
『 ギャルソン一代記 』
口コミが参考になったらフォローしよう
50オヤジ
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
50オヤジさんの他のお店の口コミ
BARNEYS STAND(銀座、東銀座、有楽町 / その他)
大石商店(春日町、静岡、柚木(静岡鉄道) / 海鮮)
Peter Luger Steak House Tokyo(恵比寿、代官山 / ステーキ)
珍々軒(京成上野、上野御徒町、御徒町 / 中華料理、ラーメン、餃子)
お好み食堂 伊東(西富士宮 / 焼きそば、お好み焼き、おでん)
ふじざくら(鳴沢村その他 / 食堂、ほうとう、ラーメン)
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
| 店名 |
La Coupole
|
|---|---|
| ジャンル | カフェ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+33) 0143201420 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
フランス102 Bd du Montparnasse 75014 Paris |
| 交通手段 |
メトロvavin駅より徒歩5分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (AMEX) |
| 空間・設備 | オシャレな空間、カウンター席あり、オープンテラスあり |
|---|
| ドリンク | ワインにこだわる、カクテルにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
家族・子供と | デート | 一人で入りやすい | 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
初海外レビューに味を占めた50オヤジ。
お気に入りのココも紹介したくなった。
例によって、古い話しで写真無いヨ。
レビュー長くなるけど、我慢してネ!
パリ モンパルナスの世界的に有名な「LA COUPOLE」
50オヤジもパリに行く度に通ってた。
( ここ10年程は、ご無沙汰だけどネ。)
体育館みたいな店、400〜500人位入るんじゃない?
パリに行くのは大体冬場が多かった。
冬のパリって言えば、牡蠣(huîtres)だよネ!
レストランやブラッスリーの外にテント張って牡蠣の屋台が出る。
色々な牡蠣が並んで楽しいゾ。
50オヤジ夫婦が、25年前に初めて行ったのも冬だったナ。
入口で満面の笑みを浮かべた、ロバートデニーロみたいな支配人が
「Bonsoir ‼」ってご挨拶!
予約ナイ旨伝えると、「すぐ席を作ります。」って後ろに控える案内係りに手早く指示。
( 早い時間だったからスンナリ入れた。混み合う21時頃だと少し待たされるカモ… )
広い店内は、幾つかのブロックに分かれてるみたい。
それぞれのブロックにメートル・ド・テル (給仕長 )がいて、
さらに、ブロック内のテーブルエリア毎にシェフ・ド・ラン (給仕主任)がおり、
その下に数名のギャルソンが忙しく働いている。
体育館みたいな店内は、ほぼ満席に近い。
客の話し声や、食器とカトラリーがたてる音が高い天井に響き、メチャ活気がある。
毎回この喧騒に接すると、50オヤジ夫婦はなんかコーフンしてくるゾ!
シェフ・ド・ランが注文聞きに来た。
当然、牡蠣〜!
牡蠣盛合せ・海老のグリル・ブイヤベース+シャンパンをオーダー。
50オヤジ夫婦のテーブルエリアは約40席位だ。
それをシェフ・ド・ラン一人とギャルソン二人で回してる。
ギャルソンは、若い兄ちゃん達。(まだ10代じゃないか?)
この兄ちゃん達が、大車輪の活躍ダ!
次々に出来上がる料理を運び、空いた皿を下げる。
一瞬足りとも休まずキビキビと動き回る。
特に、ロッキーに出てた頃のドルフ・ラングレンに似たギャルソンは、更に動きに無駄が無い。
愛想が無く無表情なんだけど、額に薄すら汗をかき、黙々と仕事をこなす様は見てて気持ちがイイゾ!
50オヤジ夫婦は、すっかり彼のファンになってしまった。
早速、彼に「サイボーグ」って渾名を付けたゾ。
( 今考えると芸が無いナ… )
なんてコト話してたら、牡蠣盛合せの登場ダ!
● huîtres
plateauっていう、二段式の器でやって来た。
でかい器だから、ギャルソン二人掛かりダ!
一段目は五徳みたいな脚部
真ん中にパンやバター、牡蠣用のタレ( 赤ワインビネガー+エシャロット)やレモン等をセッティング。
二段目は、氷を敷き詰めた直径50cm位の大きなシルバーの皿に牡蠣が並んでる。
( 注文内容が増えると、二段から更に三段となる。)
テーブルの上に海鮮タワーの出来上がり。
要は、フランス式海鮮舟盛りだナ。
コノ舟盛りのセッティングが絶妙!
食器類の片付け交換・五徳の設置・パンやタレのセッティング・
二段目を設置して「Bon Appetit 」まで、ギャルソン2人は息を合わせ、一分の隙も無い。
ダンスの演舞の様だ!
50オヤジ夫婦の採点は、「10.0」「10.0」‼
思わず「bravo!」と拍手した。
無表情だったサイボーグ ギャルソン、少しはにかんでた。
なんかカワイイ〜
牡蠣の舟盛り、3〜4種の牡蠣が
1ダース程並んでる。
全部美味いんだけど、ブロン( Belon )って牡蠣は別格だった。
小振りで丸く平たい牡蠣。
牡蠣特有のエグミが無い、淡麗で上質な旨味が秀逸!
コレがまた、キリッと冷えたシャンパーニュとメチャクチャ合うゾ!
ヨーロッパ平牡蠣って種類。
河口付近の淡水域の牡蠣みたい。
昔はフランスの牡蠣の代名詞だったんだけど、伝染病で激減してる。
現在も収穫量は少なく、フランスの牡蠣収穫量の僅か2.5〜5%の超希少種。
残り大多数は、日本より贈られた牡蠣の稚貝を原種とする真牡蠣だ。
50オヤジ夫婦、初めてのブロン牡蠣に超感動。
すっかり虜になってしまった。
さらに1ダース追加注文したゾ!
マジ美味いヨ!
● langoustine
フランスやイタリアで海老料理って云ったら、コレが出てくる。
イタリアじゃスカンピ。
日本では、赤座エビって云われてるヤツ。
50オヤジ夫婦の大好物だゾ!
ミソが美味いし、身の味わいが甘くて深い。
● bouillabaisse
さすがに、マルセイユ辺りには負けるナ〜。
でもブイヤベースって、華があるよネ。
50オヤジ夫婦が、なんかコーフンしてしまう料理だヨ。
いやぁ〜美味しかったネ!
雰囲気よし・味よし・サービスよしの三拍子揃ってる。
大満足の50オヤジ夫婦。
ギャルソン達に多めのチップを置いていったのは、いうまでも無い…
★ 後日談
この後ココには、パリ行く度に足をはこんでた。
( 毎回ブロン2ダースとシャンパーニュはお約束 )
約1〜3年ごとの訪問だけど、サイボーグギャルソンは健在だ。
相変らず、骨身を惜まず額に汗して働いていた。
何年かして訪問した時、ギャルソン姿の彼を探したけど見つからない。
今日は休みか?って思ったら、注文を取りにきたシェフ・ド・ランの顔を見ると、
オォ〜!サイボーグじゃないの!
出世したんだ!
制服違うし、愛想良くなったから分からんかった。
制服を指差しcongratulationって云ったら、少しはにかんでたゾ。
なんにしても、まずはめでたい。
よかったナ、サイボーグギャルソン!
パートや入れ替わりが激しい日本のサービス業とは異なり、
フランスのサービス業はステータスが有る職業として確立してる。
若い奴らが、生涯の仕事として頑張ってる。
50オヤジ夫婦は、そんな姿を見るの大好きだゾ!
その5年後、最後に訪問した時、
サイボーグギャルソンさらに出世して、ブロックのメートル・ド・テルになっていた。
若い頃の無表情さとは、打って変わった満面の笑みを浮かべ接客してた…
頑張れサイボーグギャルソン!
次に会ったら、また出世してるかナ?
追記
ブロン牡蠣なんだけど、NYでも食べられる。
グランドセントラルの「OYSTER BAR 」で供される。
ハドソン川上流で獲れるみたい。
ココも美味いゾ!
( 牡蠣以外は大味だけど… )