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西欧人のイメージする「オアシス」
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記事URL:http://oishiikansai.com/travel/france2008/l-oasis.html
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いさを☆
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| 店名 |
L'Oasis
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+33) 0493499552 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
フランスrue Jean-Honore Carle Mandelieu, Provence-Alpes-Cote D'Azur, France |
| 交通手段 |
カンヌから車で30分。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA) |
| 禁煙・喫煙 | 分煙 |
|---|---|
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| サービス | ソムリエがいる |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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この日のランチは、今回の旅で唯一予約したお店。マンドリュー・ラナプール(MandelieuLaNapoule)にあるフレンチレストラン、『ロアジス(L’Oasis)』です。
シェフはステファン・ランボー氏。旧ホテルプラザの『ル・ランデブー』のシェフを務めた方。現在『ロアジス』はミシュラン二ツ星を獲得しており、『ラペティ・ロアラブッシュ』の澤柳氏や、『ヴァリエ』の高井氏、『ラ・メゾン・ブランシュ』の加藤氏はプラザホテル時代に師事し、『ラ・テラス』の秋吉氏はこの『ロアジス』でも修業しています。ちなみに『デビッド・セニア』のセニア氏も、ずいぶん前にここにいたことがあるそうな。とまあ、僕が関西で好きなフレンチを10軒あげろと言われれば、半分くらいがこのランボー氏に関連してしまう訳です。当然、期待特大での訪問です。
さっぱりした外観のお店を入ると、落ち着いた邸宅の風情。そこを抜けると庭の見えるダイニングになります。もっとも、あいにくの雨ですが…。
さて、オリジナルラベル1999のグラスシャンパーニュ(17ユーロ)と共にスタートです。
・アミューズ
いろんなチップスみたいなのですね。中にはカレー味のものなんかもありました。オリエンタル、なんですかねぇ。ちなみに、パンにつけるのはバターではなく、サーモンのペーストみたいなもの。
少し塩が強いですが、サーモン好きとしてはなかなか面白い♪
・前菜:モリーユ茸とコンテチーズのスフレ、黄ワイン風味の白アスパラの春
まず、絶対的に量が多いんですケド…。いくら膨らんでるだけとはいっても、口に入れるのはこの膨らんだ量ですし。スフレ自体の味も、おかげでちょっとピントが合ってない感じがします。しかも、スフレだから味も単調。のっけから食べるのに苦労した料理でした。
・魚料理:ヒメジのフィレ両身のグリエと花ズッキーニのスフレ、松の実風味の海老のロティのマリニエール
うーん、これもイマイチ…。ヒメジの火入れも強すぎるし、マリニエールのスープも、どうにも味の決め手に欠ける。料理と庭を見ると、バリあたりを意識してる料理な気がしますね。わざわざ「DOUBLE(ダブル)」とついてるのは半身じゃないよ、ってことですよねぇ。そういえば、フレンチでこういう形の、開いた魚が出てくるのは珍しいですね。これは日本に9年もいたシェフだからなのかな?しかし、見た目の、何と言うかドギツさみたいなのが、どうも好きじゃないな~。全体的に色が濃すぎるんですよね。コレ。
・肉料理:小鳩の半身 フォアグラとモリーユのファルシ、プティ・ポワと野生ルッコラのココット
ちょっと横から撮ってみました。この方が構造もよくわかるもんですな。味は…これもなぁ…今回の料理の中ではまだ普通な方なんだけど、どうにも鳩の火入れの強さが気になる。ココット(というのか、コレは?)の中も、香菜のような味があり、ちょっと中華っぽい。
ここの料理は「オリエント(東洋風)」と「オキシデント(西洋風)」に分かれてて、ちゃんとオキシデントの方から選んだハズなのに、どこかオリエントな感じで…。たぶん、フランス人にはこれがウケるんだと思います。でも、日本人である僕にはちょっとな~という感じ。シェフはよく来日されてフェアなども行っているようですが、その際の料理とは明らかに方向性が違うと思います。
もちろんそれは、客層が違うから当たり前なのですけれども。実際、ほとんどのお客さんはラフな格好のフランス人ばかり。星つきレストランといっても、リゾート地だとこんなもんです。
ある意味、しっかりと客に合わせて作ってるんじゃないかな、と思います。
しかし、ここからのデザートタイムは別。
・デザート
ワゴンじゃなく、キャラバン。身の丈ほどもあるものが、ゴロゴロと運ばれてきます。上からサラド・フリュイ、タルト、ムースなど、グラスものの段に分かれています。
このレストランは隣にパティスリーも併設しており、そこでも同じものが売られていますが、そのレベルがとにかく高い。パティスリーのケーキとしてはもちろん、これまで食べたワゴンデセールの中でも間違いなくNo.1の質と量。
・ミント風味のマカロン
・フランボワーズのグラス
・タルト・オ・ショコラ
他にもショコラムースみたいなのを食べた気がします。ミント風味は個人的にあまり好きではないのですが、その僕をしても、ああ、これはこういう味してるんだ、というバッチリと合った味わい。グラスのものも、さっぱりしたイチゴとクリームのコントラストが良い。タルト・オ・ショコラは、『パティスリー・リョーコ』に近い感じ。良い苦味と旨み、甘みの三味一体感が素晴らしい味わいです。他にも南イタリアのお菓子「ババ」や、エクレアっぽいもの、フルーツタルトなども。ちなみに、隣のパティスリーで食べると一つ7ユーロくらいします。食べすぎには注意しましょう(笑) ←じゅうぶん食べすぎだって
・プティフール
シトロン・ヴェールのタルトなど。これも全部おいしかった…。ちなみに、後ろにはギモーブが瓶ごと置かれてます。好きなだけ食えってか?テーブルによって、マカロンだったりギモーブだったりしますが、ここのデザートタイムのクオリティはとにかく異常。
ワゴンのデセールって、たいてい普通のものが多く、あまり印象に残らないのに、いくらパティスリーを併設してるとはいえ、ココはレベルが高すぎます。とはいえ、肝心の料理が好みに合わなかったのは残念。フランス人向けに作ってるんだろうな~という感が、見た目も味もアリアリ。また、フランス人向けの中でも、特に店名の通り「オアシス」を求める人向け。パリのレストランなんかとは、ぜんぜん方向性の違う料理なのです。向こうのフレンチの基準でいえば、創作料理に属するものでしょう。いや、もちろんフランス人向けを否定する気はありません。また、僕の味覚をフランス人に合わせる必要もないと思います。日本には日本のフレンチがあり、各シェフたちがお客さんを楽しませようと日々、切磋琢磨しているわけです。味覚の差異は料理の差異でもあり、それぞれ文化として尊重されるべきものです。
でも、この「オアシス」の雰囲気で食べるのは、独特の雰囲気があって面白いですね。サービスにもゆる~い雰囲気があって、南仏らしくて好きです。帰りには隣のブティックの方へ。スイーツはもうお腹一杯なので、お土産などを購入。甘いもの以外に、パンやお酒、ペーストなんかが買えます。
ここのスイーツはとにかく絶品なので、コートダジュールに来られた方は、こちらだけでも♪電車やバスでのアクセスも便利なので、オススメです。