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映画の中のノスタルジックな世界
テラス席から臨むアヌシー湖
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hotel-ya
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| 店名 |
L'AUBERGE DU PERE BISE
|
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+33) 450607201 |
| 予約可否 |
完全予約制 |
| 住所 |
フランス303 Route du Port 74290 Talloires |
| 交通手段 |
アヌシー駅から路線バス20番下車徒歩8分。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥60,000~¥79,999 ¥60,000~¥79,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
可 (20人~50人可) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、オープンテラスあり |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
| サービス | ソムリエがいる |
| お子様連れ |
子供可(小学生可) |
| ドレスコード | スマートカジュアル |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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こちらも1997年8月の備忘録。
ジュネーブからレンタカーを借りてアヌシーを経由し、一路タロワールへ。
(約55kmの距離でリヨンからよりも至便)
おとぎの国といえば大袈裟ですが、何か童話の世界に出て来る様な牧歌的な母屋でC/IN。
その日の夕食に備えました。
アヌシー湖がすぐ目の前の眼下に拡がり、周辺の山陰と相まって、湖畔リゾートの見本の様な施設でした。
(当方のレビューページのカバーに勝手に使っているのは、実はここです。)
恥ずかしながら、夕食以外の特段の予定がないので、外はまだ明るいうちに早めのディナーを開始。テラス席のわりと母屋寄りのテーブルに通されました。
アヌシーといえば、日本でいう摘み草料理の様な独特なフレンチが当時もてはやされていましたが、このレストランはもう少し前時代的というか、素朴なメニューが売りのよう。メニューも、とても分かり易く記載されておりました。
気さくな老練スタッフにお奨めを訊ねながら、ザリガニと川マスをチョイス。どちらもシンプルな調理法でしたが、川魚の概念が私の中で変わった瞬間でした。気づけば、アヌシー湖とアルプスに浄化された空気や光に助けられてか、自分の感覚がプラス思考に研ぎすまされた印象で、感じるもの全てが磨かれていて、結果食べまくり、飲みまくりの危ない事態に発展。
で、最大の圧巻は、最初は自分たちのテーブルを含めて30席程度だったテラス席が湖に向かってどんどん拡張され、気づけば恐らく収容100名を超えるビアホールの様な状態になっていたことでした。それでも、全然うるさくないし、凛とした空気と光は相変わらずで、酔いも相当進んではいたものの、気分はすっかりヴィスコンティの映画の世界に舞い込んだ様な錯覚に陥いる始末。満天の星空の下、美味しい料理とワイン、旅の仲間に囲まれて、ある種の桃源郷ではないかとも思った次第です。
話は前後しますが、ワインもオールド・ヴィンテージを当時は都市部に比べると格安で提供してくれたと記憶。2泊した滞在中、まったく飽きること無く連日よく食べ、よく飲み明かし、眠くなったら部屋に戻り、午前中は湖畔のベンチで気分を幸せにさせる木漏れ日に包まれて過ごすことが出来ました。
その後、何度か、この桃源郷への再訪を試みたものの、今ではすっかり高額なレストラン/オーベルジュになってしまったことと、なかなか自身の旅行スケジュールに噛み合ず、実際再訪出来ていないままですが、個人的には死ぬ前にもう一度訪れたい、憧れのレストランの一つです。