カジュアルだけど洗練されてる。CPも高い : Restaurant Avenio

今夜のディナーは、　メインストリートから東に一本隣の道にある フレンチのレストランです。
ホテルから歩いて5分ほどでした。
アヴィニョンは 良さげなレストランが多いので、　かなり迷いました。

昨夜のパリのビストロよりも ちょっとお洒落な印象だ。
予約しておいたので、　屋内の窓際のテーブルに案内されました。

お手頃なコースがあるから、　これにしようかな。
自分が 3品コースの€32で、お連れさんが2品コースの€30ね。

オリーブとアンチョビのペースト
口取りですね。
カリカリの薄切りバゲットに乗せて食べます。　濃厚じゃ。

Domeine De Castelnau Les Ronces Chardonnay 2016　　€5
もちろんワインも飲みますよ。　安いですしね。
『ローカル（プロヴァンスの）な白ワインをヨロ(｡･ω･)ﾉﾞ』
とお願いしたら、　これが出てきました。　高いのじゃなくてヨカッタぁ～～
ボトルの裏を見たら、とりあえず2016年のシャルドネということしか分かりまへん。
フルーティーでちょっと酸味があるね。

テーブルには ラベンダーのドライフラワー が生けてありました。
ラベンダーもプロヴァンスらしい要素の一つですよね。　あんま匂いはせんけど。

Smoked haddock with rather sour cream, cucumber and radish
頭だけ見てスモークダックだと思って注文したのは内緒です ( ･ﾉω･)ｺｯﾁｮﾘ
“haddock”はモンツキダラ だそうです。
それにしてもケーキのような美しい一皿だ。　さすがおフランス
底にしっとり少し固いパンみたいなのを強いて、　その上にクリームチーズや“haddock”だね。
白身魚なんで淡泊だけど、　クリームチーズでコクが出とる。

Millefeuille of eggplants with tomatoes and pistou
ナスのミルフィーユです。
もう一つの前菜のマグロと迷ったけど、　プロヴァンスは野菜が美味いと聞くでね。
アヴィニョンは内陸だから、　マグロってのもどうかと思うし。
5mm厚くらいの茄子に　トマトと　pistou（ピストゥー） を重ねたミルフィーユ。
pistouとは、　ニンニクとバジルをすりつぶしてオリーブオイルで伸ばしたソースです。 エクスプロヴァンス発祥だとか。
茄子がしっとりジューシーで、　そこにトマトだビストゥーだとねっとりしっとりでしょ、　これは美味いわぁ～！
パルメザンチーズがコクも足しとるしね。

きっとパンも美味いんだろうけど、　メインが食べきらんといかんので これは眺めるだけに・・・

Filet of plaise, zucchini with pesto provencal tomatoes sauce with olive oil
“plaise”はツノガレイだそうです。　（そんなん分からんガナッ）
それを挟むかのように、　ズッキーニのペーストやトマトや 上にも下にも野菜たっぷりのプロヴァンスらしい一皿だな。
カレイもぷりっとやわらかくてうまいが、　やっぱ主役は野菜って感じがするなぁ～～
魚も野菜も もういろんなエキスが出ててウマしっ！

Veal chuck with soft spices, mashed sweet potatoes and passion fruits
もう1つのメインは仔牛にしたのだけど、　なんかスゴイのが出てきたな。
茶色茶色しとるし、　肉よりもオレンジ色のこのぶりっとしたのにしか目がいかんがね。　ナンジャコリャ！？
このオレンジのドロっとしたペーストは、　なんとサツマイモなんだってさ！
サツマイモだけじゃなくて、　ちょっと独特の…、　そうニンジンみたいな風味もするなぁと思ったら、　パッションフルーツですと？
この甘めのペーストが 赤ワインソースととてもよく合う。
肉も煮込んであるようで、　めっちゃやわらかい！　ほろりだっ
でも、全部ペーストの味に持っていかれるなぁ～～
最初は 　おっ、 （味が）スゲッ！　と思ったけど、　段々とくどくなってきた・・・

Tart of chocolate Valhrona Manjari and rapsberry sorbet
σ(･ω･。)だけデザートもいきますよ。
5種類から選べるんだけど、　チーズやマカロンと地味なのを外し、　さらにフルーツもダメとなると これしか・・・
なかなかのサイズですよ。
ちょっと小さめのホールケーキくらいあるんじゃ？
きっとこういうサイズが来ると予想して、　2人でシェアでちょうどいいと思ったけど、
デザートありorなしで€2しか変わらんのなら、　デザありにした方がいいという考えも・・・
ビターなチョコに ふりかけたピスタチオ香りと香ばしさ、　そしてラズベリーの酸味とのバランスがいいな。

これで全部で€72・・・
1万円いかないリーズナブルさでこのクオリティーは、　コスパの高いイイ店だなぁ～～　アタリ!!
雰囲気も含めて、　昨夜のパリのビストロよりも上だな。
スタッフの動きもキビッキビで、　それでいて、　横を通る時に目が合うと、　ニコっと微笑んでくれたりして、　あたたかいサービスだ。
料理のテンポもすごくヨカッタが、　さすがにメインの前でペースダウンが見られた。
来店してすぐに満席になっとったで　しゃーないよね。　予約しといてマジでヨカッタ。