2つ星ホテルのレストランにしては美味しい : La Brèche

レオナルド・ダ・ヴィンチの終焉の地となった 「クロ・リュセ城」 は、テーマパークという感じで面白かった。
「アンボワーズ城」前のお祭りムードを横目に、とりあえず一度ホテルに帰ってきて、
予定どおりの19時半に　予約してあったレストランに向かう。

そのレストランは、ロワール川の対岸で、調べると徒歩10分と出るのだが、
「クロ・リュセ城」も徒歩10分と出て　すごく遠かったから、　これは怪しいな・・・
けっこう歩いてクタクタだし、　橋を歩いて渡っていくって　けっこうあるんじゃないか！？
ってことで、　かなり悩んで　車で行くことにした。

車だと5分だったが、　ちょっと歩くにはしんどい距離だったな。
川の向こうは　淋しげな民家が細々と建ち並び、　本当にこの辺りか？と不安になる。
そんな中で　明るい看板が目立っていたから　すぐに見つけられた。
駐車場はなさそうだ・・・　　o(･_･= ･_･)o ｷｮﾛｷｮﾛ 　　この感じ、路駐でいいのか？？
心配で、あとで店の人に確認したら　路駐でOKとのこと。

お目当てのレストランは　「La Breche Restaurant」
あっ、ホテルのレストランなんだ・・・　 知らんかった
ホテルだけあって、　こういうテラス席みたいなのもあるわけだね。
天気の良い日中なら、　ここでランチってのも悪くなさそうだ。

おぉ～～！
レセプションなどが小ぢんまりとしてたんで　ちょっと心配になったが、　レストランはそれなりに立派じゃん。
赤をアクセントに、　オーソドックスでクラシカルなフレンチレストランって感じだ。
ただ、この時間で　他に客が誰もいないってのが心配になる
店員の女も　キツめで粗雑なサービスだ・・・　心配になるガネ

と、　とりあえず　飲み物を・・・
もちろんロワールまっただ中だから、今夜もロワールワインを飲みたいことだけど、で来ちゃったしなぁ
おとなしく　Schweppes（3.5€）にしておこう。
代わりにお連れさんにロワールワインを味わってもらおう。
ちょっと渋めで酸味もほどほどだったようだ。

（アミューズ）　　サーモンのタルタルとレモンムース
あまりサーモンっぽさはなくて、シンプルですな。　レモンムースもあまり来ない。

最初はガッツリ40€のコースをと思ってたんだけど、　我に考えあり！　で、
ミニマムな27€（約4,050円）のコースにしました。

ラビオリ
貝なのか？　きのこなのか？　　恥ずかしながらそれも　よく分からないが、
見た目よりもソースが薄めであっさりしている。
これはもっとクリーミーで濃い方が好みだなぁ。

ホタテのクネル
クネルは　魚や肉をすりつぶし、成形して蒸した、　はんぺんみたいな料理です。
風味豊かで　しっとりとしたクネルだ。
上に沿えてある　カクテルみたいな貝（？）も　シコシコといい感じ。

ホタテのソテー
大きくて立派なホタテだ！
味が濃く、　火のとおり具合もレアで最高だ
ホタテの下はリゾットだね。
味はあまりないのだけど、　逆にうま味の濃い帆立との相性はこっちの方がいいかもな。

ダラのソテー
バターがしっかりと効いたソースの甘みが おいしいなぁ～～
タラの下にじゃがいもの千切りや野菜がたっぷり隠れていて、　これもうまい！

最初は、客がいないとか　サービスが粗雑だとか　不安をめっちゃ駆りたてられたけど、
20時を過ぎると　ボチボチお客が来て、　レストラン側も　貫録あるマダムみたいな人も出てきて落ち着いた。
隣の円卓に来たファミリーが、　子供がいるけど　みんな大人しくて　親もヒソヒソと話したりと、
外国人にしてはめずらしく　周りにしこたま気を遣っているが好印象だった
デザートも食べたいところだけど、　今夜はこれくらいにしておこう。

あっ、出る時に気づいたけど、　2つ星ホテルのレストランだったんだ。
そりゃ、　あまり期待しちゃダメだったな。
けど、その割には　良かったと思う。
料理も　オーソドックスなフレンチだが、　どれもおいしかったし。
2つ星だけど　さすがは、某口コミサイトで　アンボワーズ1位のレストランなだけはあるな。

さっ、　ここでのディナーはかなり我慢の子でセーブしたから、
いったんホテルに帰って、　アンボワーズ城前のお祭りに参戦じゃっ！！