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フランクフルト紀行 アップルワインとカツレツと
ウィンナーシュニッセッツウェル €13.5
付け合せのフライドポテト
拡大 ウィンナーシュニッツウェル
付け合せのサラダ
アップルワイン €1.8
リースリングワイン €4.0
こんな看板です。
ちょっと入ったところにあります!
入って3件目?
日本語のメニューあります!
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コッキンポンコ
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| 店名 |
Dauth Schneider
|
|---|---|
| ジャンル | ドイツ料理、パブ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+49) 069613533 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
ドイツNeuer Wall 5-7 / Klappergasse 39 D-60594 Frankfurt am Main, Germany |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master) |
| 空間・設備 | オープンテラスあり |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ドレスコード | 特になし。ジーパンで行った |
| ホームページ | |
| 初投稿者 |
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フランクフルトでやっと自由時間を得た僕は
シュテーデル美術館を3時間近く堪能し(中世のフレスコ画が豊富で構図がそれぞれ違って面白かった)、
徒歩でレーマー広場にでてビールを飲み、百貨店のガレリア・カウフホーフとカールシュタッドを見て、
青空市でアップルワインを飲んで、ソーセージサンドを屠り、市(いち)のなかで「乾杯の歌」を歌っている一同となぜか乾杯し、
また戻ってレーマーで酔いを醒ましていたらジプシーから恵んでくれと言われて、断っていたら、
無闇と触ってくるので、1セント硬貨を宙に放り投げて逃げ出し、
大道芸のトランペット吹きに「君はマイルスではないね」と暴言を吐きながら5セントを帽子に入れた。
そして、ユダヤ人博物館を見ようと思ったが、折悪く閉館時間になり、毒づきながら近くのユダヤ人墓地にくると
とても感傷的になって“rest in peace...”と涙さえ出てきた。
その日の僕の行程はこんな感じだった。
それからアルデ橋を渡り、行こうと思っていた件の店、ダウト・シュナイダーに急ぐ。
割とわかりにくいところにあり、酒場のある広場に行く途中に2件ほどあるので、
あきらめてしまうだろうが、その先を少し行ってもらえると件の店の看板が見える。
僕が行った時には、ゲルマン顔の店主が腕組みをしながらいたので
「日本人ひとり」と告げる。ここも下手な英語で切り抜ける。
「この店は日本人も多いんだ。」と店主。「あ、そう」と僕。
まだ17時を少し回った頃だと空いていて、
奥でバカ騒ぎをしているテーブルと入ってすぐの一人二人用の設けられた長いテーブル席に少しいるくらい。
その入ってすぐそばの長テーブルにドイツ人カップルと相席になる。
店内は暗いが顔の暗いカップルだ(笑)
座るとすぐに
「アップルワインをひとつ」という。
ランボオならアブサンを、なんて言うんだろうが、僕はただの観光客に過ぎない。
それにまだ死にたくない(笑)し、ここにはそんな気の利いたものはないだろう。
長居は無用だなと思う。喰い物は、仔牛のカツレツ。付け合わせが派手な様子。
サラダ、フライドポテトと書いてある。僕は、全く問題ない。どんとこいってんだ(笑)
持って来られたアップルワインをぐびぐび飲み進める。
屋台で飲んだものより、濁りがなく澄んでいる。
酸味のあとに苦味が仄かに漂う。これがいいんだな。
ワインになれない悲哀が僕の舌を貫く。
アルコール度数はビールくらい。
日本人にはとりとめのない、
甘いでもなく酸っぱいでもなく辛いでもなくという味が嫌いなひともいるだろうが、
僕は美味しいと思ったからお替りを頼んだ。
厨房からはカツレツを揚げ焼きにするいい音が聞こえる。
元来、僕は一人飲みが好きだ。
外国へ行って一人でレストランやパブに入るのが好きだ。
言葉が通じなくて時折間違うこともあるけど(日本語だって怪しいものだ)、
ある程度のそういったことに対する許容する度量を持っていないと難しい。
僕だってもう人生の半分を折り返したんだから、ちょっとくらいそんな根性はある(笑)
いきなり、サラダがやってくる。
付け合せのサラダだが、洗面器くらいの皿にルッコラやキャベツなどがのっている。
人参のサラダみたいなものはないんだな。
ドレッシングもかかっているが、なんというか決定打に欠ける味なのだ。
まさかヘルシー志向でもあるまい(笑)
そして、やってきた仔牛のカツレツ。
とにかくデカい。
付け合せのフライドポテトというが皮をむいたジャガイモを揚げたもの。
仕方なく、付いているレモンを絞ってぶっかける。
とにかくカツレツを一口食すが、味がないのである。一口で飽きてしまった。
僕が美味しいと思っている、
市ヶ谷のマルミットの「仔牛のカツレツミラノ風」とは違うのである。
マルミットのはパン粉にパルメジャンチーズをまぶして
揚げ焼きして全体的な味としているのだけど、
ここのはただ揚げてあるだけ。仕方なく塩と胡椒をつけて食す。
つまんない料理である。もしかして味付け忘れたのかな。
塩ラーメンに塩入れるのわすれちゃったみたいに(笑)
僕が妻とよく行っていた新宿のドイツ料理カイテルの店主は
ドイツの出身の方なのだが、日本のドイツ料理の方が美味しいよと豪語していた。
「向こうのは量が多いだけさ、うちで食べなよ!」
とにかく平らげないと話にならない。
僕も頼んでおいて残すのは嫌だ。
とにかく、“Trocken”と書いてあったリースリングワインを一杯もらうことにする。
すると並々とついてくれた。このテクニックは凄い。
腹に押し込んでいると段々とハイになってくる。
“I love you baby
And if it's quite all right
I need you baby
To warm the lonely night
I love you baby
Trust in me when I say”
なぜか急に聞きたくなる。
腹が膨れるということはいいことだが、
「暴食」というのは7つの大罪にあったよね。
ああ、急に「君の瞳に恋してる」と訊きたくなったのは
こうしたお腹いっぱい感に彩られた歌詞だったからか!
なるほど!
コッキンポンコ。