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コナモノビンボー!
こんぬつわ。
カン・バン。
ブレーツェルでビアが飲めんようになって一人前である。#独断と偏見
フラムクーヘン・シュペック。
フラムクーヘン・シンケンシュペック。
でもやっぱりブラートヴルストもとり。
シュヴイン・ブラーテンもとる。こういう素朴な奴がドイツ料理の骨頂。
フラムクーヘン、ヘーフェ・ヴァイツェン、ほかに何がいるだろうか、いや、ない。
と、古文の定法「二重否定は強い肯定」を口の中で唱えつつ、ミュンヘンを根城とした当該銘柄を冠したチェイン或いは/及びフランチャイズのフランクフルト支店に出入りするのはもはや、定点観測であり、定期訪問であり、暮らしであり、社会生活の一部であると同時に社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©️副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
大聖堂ドーム裏手のBier Halle兼GaststätteないしWirtshaus、日本語にすると居酒屋、というより「うまいもの屋」という感じか。南ドイツ由来の無濾過上面発酵小麦ビールヘーフェ・ヴァイツェン(Hefe Weizen)ともに、地域のババリア料理を食わせる。
ケダモノ、なかんずく豚肉主体な品書きの組み立てだが、フランスアルザスと隣り合わせなだけに、冒頭ご案内のフラムクーヘン(Flammkuchen 炎のお菓子)というタルトフランベ(Tarte flambée お菓子を炎で炙った)と、ほぼ同じ、大昔に神社のお祭り、縁日で食べた「どんどん焼き」を思いっきり薄く焼いて、パリパリにしましたよ、という風なピザとかペラタとか、薄餅と似たような御菜も出しており、これがメリケン粉つながりで、ヴァイツェンにはたまらないほど調和し、ついついビア・タンブラの上下運動、オカワリの頻度も上がる、というモンである。
フラムクーヘンはクァーク(Quarkドイツのフロマージュブラン的なもの)或いは/およびザワーザーネ(saure sahne サワークリーム)ベース、シュペック(Speck ベーコン)とタマネギのシムプルな具に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、色々と具を満艦飾に盛り込んだお大尽、スペッシャルなものもあるが、そもそもこの代物の成り立ちは、パンを焼く際、天火の温度確認のために用いられた事にあり、ここに豪華なトッピングが加わるというのは、盛りそばにカラスミを振ってしまうような、又は牛肉でウニを巻いてしまうような、現代の飽食を暗示し、短慮と軽薄、悪趣味が鼻につき #よけいなことをかいてはいけません
…とは、本当は単に、勘定を安く上げたいだけなんでショ! と、詰め寄られたら一言もないので黙っている。
そう思いながら、甘味と麦の風味の爽やかさがたまらないヴァイツェンビアをガブり! その合間に塩気と酸味、そしてこれも小麦由来の素朴な芳ばしさを持つクーヘンをやり、すると口腔の水分が不足する「ような気がし」てさらにビアに手が伸び、ガブガブ、もしゃもしゃが永久機関の様相を呈し、調子が高く、展示会シーズンで常に満席、お運びさんや厨房もてんてこ舞い、全体にやや乱暴なサーヴィスになっている店内にあって #いんだよ細けえ事は! と、常套句が自然、口をつかない、事もない。
ヘフェヴァイツェンでこんぬつわ。
コンディメンツ。
フラムクーヘンはSpeckとタマネギが基本形。
顔色は悪いが素朴で旨し!
レーハーケーゼの卵黄が予め破けちゃってるところに、店の多忙さが現れている。
訪独初日には必ず突入!
…するのは単に、定宿から最も近い居酒屋の一軒だから、とは、余りにも身も蓋もなく、しかし #冷徹な事実 。
ともあれ、ビールがあり、各種ソーセージがあり、ブタの膝(ハクセ)があり、シュニッツェルごあり、と、いわゆる「ドイツ的な食い物」を適正な値段と、ソコソコのサーヴィスで提供している店だから、文句は、ない。
訪独初日はピルスビアに決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、いきなりドゥンケル、バイツェンなど、濃厚なヤツをどーん! とはやらず、初手は日本の下面発酵ビールに似たものから取り掛かり、軽いものから徐々にハードコアへ行くのが紳士のタシナミ、とは、浅草フランス座から、ひらがなのにっかつ映画を経て、家庭ビデオでの「ケンちゃん」を迂回し、現代のSOD就活ものへ…という我がリピドーの行方の変遷をなぞり、とは、アンタ昼間っからナニイッテンノ! と、お叱りを頂戴しそうだから黙っている。
そう思いながら、長距離移動の飛行機の中で軽食に出て来た「ショーガ焼き丼」が消化しきれず停滞しているような腹具合と、睡眠不足なのか単に時差ボケなのかわからない心持ちのところに、冷え過ぎていない黄金色の液体をブチ込むと、ちょい胸と胃が開いたような気になり、ヘッセン州にいながら、こちらの店の母体となっているビールメーカーの地元バイエルン州に由来するフラムクーヘンを齧り、あゝ生地の薄さがいいね、これ、隣のフランスアルザスではおんなじものをタルトフランベって言うんだよな、どっちも「焼いた菓子」という意味なんだけどさ、はは、と、同行の新人社員に物知り顔で吹聴すると、毎年一緒に来ているメンバーが、もう何回聞かせられたか、と、ウンザリした顔をしていない、事もない。
シャシン撮る前に一気に半分ゴクリ! ピルス。
ここの良いところはフラムクーヘンのある点
たまに冷製前菜盛り合わせなどとってみる。
ソーセージにはコンディメンツがナミナーミ
カリーブルストに着目する。
バイツェンに切り替え。
機内の軽食「ショーガ焼き丼」 軽くはない、と、思う。
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ムササビヒンソー
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| 店名 |
Paulaner am Dom
|
|---|---|
| ジャンル | ドイツ料理、ビアバー |
|
予約・ お問い合わせ |
(+49) 20976890 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
ドイツPaulaner am Dom Domplatz 6 60311 Frankfurt |
| 交通手段 |
Uバーン ドム/レーマー駅から徒歩一分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (AMEX) 電子マネー不可 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、ソファー席あり |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| ドレスコード | カジュアル |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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あの、薄いピザみたいのが食べたいですぅ~
...骨惜しみしない働き者で、ドイツまで同行させた社の女性スタッフからこのようなリクエストを受けたら、これを実現してやらないという手があろうか、いや、ない、と古文の定法「二重否定は強い肯定」でこの日の「ゆうめし」は決まり、老若男女6人の混成チームで再訪。
と、いうか、年一度フランクフルトに訪問するたび伺っているから、過去に何回こちらで酒食しているか、など覚えている「はず」がない。
バイエルン州ミュンヘンに本社を置くビールメーカーのアンテナショップ的な一軒。
当然「売りもの」はヘフェヴァイスビア*1であり、フラムクーヘン*2 である事は、道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
まずは白ビールをガブリ!
他地方のヴァイツェン*3とは、一味も二味も違う「ような気がする」のは、もしかすると「気のせい」かもしれぬが #いんだよ細けえ事は! トリップのシェイムはストリップ・チーズ、イナカモンキー・キノボリさんを決め込み、旨し旨しとひたすら杯を重ねる。
フラムクーヘンのほうは、基本のサワークリームにシュペック*4 トッピングのものに加え「食べたいですぅ~」女史の希望に基づき、シンケンシュペック*5 のものもとり、薄くて軽いをいいことに、全員でバクバク、ガツガツと猛烈な勢いで食らい、皿(というか、薄手のまな板のようなもの)の上は瞬く間に空になる。
もうチョイ腹にたまるものも、とりましょうか、という事になりブレーツェル*6 も。
苛性ソーダ溶液で程よく醸された小麦パンは、モチモチとした歯ごたえが愉しく、表面に振られた塩でぐっと浮かび上がる粉じしんの風味、味わいが良好で、ヴァイス*7 に合わない「訳がなく」さらにドクドクと(毒々と? )ビアが費消される。
飲み且つ食らいながら、しかしアレだね、炭水化物を肴に酒飲むっていうと、どうもアタマ悪い感じだねなあ、と呟くや、スタッフの一人から
チャーハン・ギョーザでウヰスキー飲むようなヒトがなにトーシロみたいな事、言ってんスか?!
と、やっつけられ、苦笑いしながらアタマをかかない、事もない。
♡コナモノ万歳♡
*1 Hefe-Weißbier:バイエルン州で醸される、無濾過の小麦主体の上面発酵ビール
*2 Flammkuchen:直訳すると「炎のお菓子」フランスはアルザス地方のタルトフランベ/Tarte flambéeと同様のものと思っていただいて結構
*3 バイエルン州以外で製造される白ビール
*4 Speck:社内通念上の「べーこん」
*5 Schinkenspeck:いわゆる「なまはむ」
*6 Brezel:メリケンさんがいうところの「ぷれっつぇる」
*7 Weiß:直訳すれば「白」ヴァイスビアを略してこういう事もある。