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| 店名 |
Cafe Duck Butt
|
|---|---|
| ジャンル | 韓国料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 8085931880 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
ハワイ901 Kawaiahao St. Honolulu HI USA |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 |
| 個室 |
有 |
|---|
| 利用シーン |
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|---|---|
| 公式アカウント | |
| 初投稿者 |
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The Hawaii's Best Restaurants
エイ出版より
僕がこの店に初めて訪れたのは5年ほど前。きっかけはインスタグラムにバンバンアップされているスイカソジュだ。訪れてみると、スイカ半分をまるごと使った名物ドリンク、スイカソジュはもちろん、フライドマンドゥやトッポギヌードル、チヂミなど、韓国の定番料理がどれも美味い。バーカウンターにはイケイケの女性スタッフが立ち、ノリのいい音楽が大音量で流れる店の雰囲気と、メニュー一つひとつが持つ本格的な味とのギャップにやられてしまい、ミーティング後の2次会、3次会で訪れる定番のひとつに加わった。
『ダック・バット』があるのは今話題のカカアコ。自動車修理工場が立ち並ぶエリアのハズレにある隠れ家的なこの店そのものがオープンしたのは10年ぐらい前のことだが、ハワイで評判となりはじめたのは5年ほど前から。その理由はオーナーにある。韓国系アメリカ人オーナーのジムにより、この店の評価は一変した。
「5年前、ニューヨークから帰ってきて早速スイカを買い込み、スイカソジュのレシピを考案しました。しばらくスイカは見たくもないと思うほどになりましたが、結果的にはお客さんにもすごく満足してもらえるレシピができたと思っています」
自慢のスイカソジュは、大きなスイカを半分に切って果実をすべて掘り出し、丁寧にジュースに仕立ててソジュと混ぜるという手の込んだ代物。すっきりとした味わいに仕上がる最後のひと手間は「秘密」とのことだが、家族旅行で訪れたニューヨークで着想を得たというこのスイカソジュが、まずSNSで話題となった。そしてスイカソジュ目当てで訪れた客は(ボクと同じように)、他のメニューにもはまり、リピートするようになる。
「前オーナーのころから引き継いでいるのは半分ぐらい。残り半分は家族みんなでメニューを考えました。カリフォルニアで見つけた韓国風タコスなど、定番の韓国料理だけでなく、常にお客さんに喜ばれる面白いアイデアも探しています」
SNS時代に効果的な名物メニューの開発と、一見をファンにする努力。ハワイ大学でMBAを取得しさまざまな飲食店で経験を積んだジムの行動力が、この店の人気を支えるひとつの本質なのだろう。
薄暗い店内からキッチンを覗かせてもらうと、この店の味を支えるもう一つの秘密が垣間見える。そこはまるで韓国一般家庭の台所のような空間。台所で腕を振るうのはオーナーの両親と年配の韓国人女性。そう、お酒がすすむ韓国系フードメニューのベースは、オーナーの「おふくろの味」なのだ。
「お酒に合う韓国の家庭料理を提供するには、熟練の腕が必要です。経験と知識があるシェフに、本場の韓国料理と僕らが考案したひとひねりあるメニューを出してもらっています」
自らのルーツを大切にするという、もう一つの本質。裏事情を知るほど、この店の深さが感じられる。
「今、2号店を開く準備をしているんです。カポレイに『ダックバットグリル』という名前で、『アウラニ』や『フォーシーズンズ』で働いたことのある友人を総料理長として迎えます。コンセプトはここと同じで、人気メニューはいくつか向こうでも展開しますが、カ
ルビとか、韓国風チャーハンとか、2号店ならではのメニューも積極的に作りますよ」
一見若いロコたちで盛り上がるナイトスポット。だがその実は、オアフNO .1の種類を誇るソジュと、韓国の〝おふくろの味〞を味わえる場所。2号店も含めて、敏腕オーナー・ジムが生み出すギャップを、是非一度は楽しんでみてほしい。