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ハワイ全体のホテル業界がこんな感じ
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タケマシュラン
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| 店名 |
Hyatt Regency Waikiki Beach Resort and Spa(ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)
|
|---|---|
| ジャンル | ホテル |
|
予約・ お問い合わせ |
(+1) 8089231234 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
ハワイ2424 Kalakaua Avenue Honolulu, Hawaii, USA, 96815-3289 |
| 営業時間 | |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 駐車場 |
有 |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、海が見える |
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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コロナを挟んで5年ぶりのハワイ。前半は「HyattRegencyWaikikiBeachResortandSpa(ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート・アンド・スパ)」に滞在。1階のショッピングアーケードには何度も訪れたことがありますが、宿泊するのは初めてです。
正規のチェックイン時刻は15時で、とは言え私はグローバリスト様(最上級会員)なので、早く部屋に通してくれるだろうと高をくくっていたところ、本当に15時にならないとダメと告げられ、ハワイの抜けるような青い空が途端に灰色がかって見え始めました。
部屋の準備が整うまではクラブラウンジを利用して良いとのことだったのですが、これはラウンジというよりも単なる空間であり、装備と言えばコーヒーマシンが置かれている程度です。そもそも日中はラウンジに人員を配置しておらず、スタッフに何かを相談するといったこともままなりません。テラスからの眺望だけが唯一の癒し系グッズです。
大きな荷物はもちろんフロントで預けましたが、PCやパスポートなどの貴重品は全て手持ちの荷物としたため、ワイキキを歩き回るにはまあまあ重い。完全に詰みました。
また、実際のところは15時になっても部屋の準備は整っておらず、静かに圧をかけ続けると、ピリっとした表情のデキル系スタッフが慌てて他の部屋をアサインしてくれました。やれやれだぜ。
お部屋はオーシャンビューのキングベッド。広さは40平米ほどであり、2人で滞在するには充分な広さ。しかしながら古いホテル特有の遮音性の無さはかなりのもので、隣の部屋の話し声は丸聞こえ。性行為などもってのほかです。
眺望は文句なしに素晴らしいのですが、二重窓など気の利いたものはなく、カラカウア大通りからのパリピ系の騒音も深夜まで続きます。たまたまトランプの狂信者みたいな連中が通り沿いで暴れていて、それに対して面白がってクラクションを鳴らす車が多く、本当に本当に辛かった。
壁に沿った長い机や巨大でハイテクなテレビなど、装備は悪くないのですが、どの場面においてもホコリが積もり髪の毛が落ちており、掃除のレベルは極めて低いと言わざるを得ません。回線速度は10Mbpsに届かないほど脆弱です。
クローゼットは部屋の広さに比べると小さく、長期での滞在は難しいような気がします。ウェットエリアも実につまらない仕様であり、アメニティは当然にディスペンサー方式。1泊6-7万円のホテルとしては世界的に見ても最低レベルと評さざるを得ません。
ところでハワイのホテル界隈はレイバーデイから断続的にストライキを実施しているのですが、労働者側の要求事項のひとつとして「コロナ禍での宿泊客向けサービスやアメニティの削減の撤回」を挙げています。従業員たちもサービスレベルの低下に心を痛めているのでしょう。
バスルームにつき、いまどきシャワーカーテンが現役とは珍しい。トイレとも一体化したつくりであり、ああ、古い設計のホテルだなあとしみじみします。
共用設備は全て3階に位置します。プールもあるにはあるのですが、プールというよりも大浴場といったスケール感であり、クルーズ船のプールよりも小さい。
ぽい雰囲気を演出しようとプールサイドのバーでトロピカルなカクテルを楽しむのですが、1杯17ドルと思ったほど高くない。日本のリゾートホテルでもプールサイドでややこしいカクテルを飲めばこのぐらいは請求されるので、当ホテルで唯一心が安らいだ瞬間です。
フィットネスセンターの広さならびに設備は悪くないのですが、1,230室という巨艦ホテルを賄うには心許ない。もちろんワイキキのリゾートホテルに来てまで筋トレする奴などいるのかという議論はあるのですが、それを易々とやってのけるのがアメリカ人である。
全く期待してなかったのですが、せっかくなのでラウンジのカクテルタイムにお邪魔すると、炭水化物ばかりが並ぶのみで大学のカフェテリアのようです。というかカクテルタイムにアルコールが有料ってどないやねん。
朝食につき、グローバリスト様はラウンジで食べても良いし、館内のどのレストランで摂ってもOKという運用であることが多いのですが、当館はラウンジのみしか利用することができず、その内容も実に貧弱です。くどいようですが、やはりテラスからの眺望だけが唯一の癒し系グッズです。ちょうど虹が出始め、私の閉じた心をヨシヨシしてくれました。
文句ばっかり言ってもアレなので、良いところも挙げましょう。このリストバンド型のルームキーは素晴らしいですね、カードキーやスマホアプリの場合はいちいちポッケから取り出す手間がありますが、リストバンド型であれば手をかざすだけなのでとってもラクチン。ビーチにも出やすい。世界中のリゾートホテルで採用して欲しいところです。
史上最低のクソホテルでした。これで1泊6-7万円とは信じがたい屈辱です。これで「コンラッド大阪(ConradOsaka)」より高いだなんて信じられない。各種のレビューサイトを確認すると、世界中のゲストからも酷評されており、人種や文化の垣根を超えたグローバルな質の悪さがここにあります。
ただ、当館だけが悪いというわけではなく、ハワイ全体のホテル業界がこんな感じと聞いているので、旅慣れた富裕層たちは「もうコンドを買ってしまおう」という流れになりそう、というか既になっています。
ハワイの高価ホテル(高級ではない)に泊まるのは、メインランドとアジアの旅慣れていない中産階級だけ、という日も近い。
■写真付きのブログはコチラ→ https://www.takemachelin.com/2024/09/hyatt.html