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香港上海料理界の変遷を考える
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kasuganomichi
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| 店名 |
Ye Shanghai Kowloon(夜上海)
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理、四川料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 23763322 |
| 予約可否 |
予約可 ドリンク持ち込み料1本200元 |
| 住所 |
香港702, 7/F, Swatch K11 MUSEA18 Salisbury Rd, Tsim Sha Tsui Hong Kong |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)荃灣綫 尖沙咀駅 A1 出口から徒歩6分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥5,000~¥5,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
| 席数 |
50席 |
|---|---|
| 個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可、10~20人可) |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、ライブ・生演奏あり |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、夜景が見える、海が見える |
| サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、ソムリエがいる |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 備考 |
住所の漢字表記は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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上海料理って、もともとわりとださいというか、古臭いお店で食事をてっとり早く、そして安く済ますのにちょうどいい、ってな位置づけだったのです、香港では。たとえば、銅鑼灣の裏道にあって、60年間の歴史を今年の1月に閉じた「上海一品香菜館」。はっきりいって、とりたててうまいとは言えないけど、安くて早くてボリューム満点。で、香港人たちも日ごろ半分馬鹿にしていたくせして、「えっ、あの一品香がなくなるの?」と大慌て、急に行列ができたりして。
ほら、よくあるでしょう。廃線が決まってから急に集まってきて、最終日とか大混雑する「鉄」の諸君。「50年も続いてきたのに、どうしてなくなっちゃうんだあああ」 正直それと似たような感覚。
「一品香、どうして閉店しちゃうんだよお」
お、ま、え、が、行かなかったからだろ。
さて、その老舗がつぶれた直接の原因は、建物のたてかえが必要だが資金がない、という事情らしいのですが、あるいみで遠因となっているのは、この夜上海をはじめとする、スタイリッシュで若者向けの高級な上海料理店の登場でしょう。若くてそこそこ収入がある層が、一品香のような街場の安い上海料理屋をほんとに相手にしなくなってしまった。お店のせいだけにはできないものを感じます。
で、こちらの夜上海さん。お昼12時に予約して2名で入店。最初ウエイティングバースペースにて待たされました。内装に連れは興味津々です。
最初の客ですが、すぐにほぼ満席になります。
脆鱔 ぱりぱりに揚げたタウナギ
燻蛋 くんせい卵
雪菜毛豆 雪菜、枝豆の一種、薄豆腐皮を炒め合わせたもの
醉雞 蒸し鶏紹興酒漬け
鮮肉小籠包 蟹なしショウロンポウ
上海粗炒麵 太麺の醤油炒め
最初のタウナギ以外は、すべてこてこての上海の古典的な家常菜中心のメニューにしてみました。別に「一品香」と比べる意図はないですが(この食事のときはまだ閉店情報なし)
タウナギは、どうやったらこういう風味になるのか不思議な、でも魅力的なぱりぱり感いっぱいの前菜。今日は龍井茶だけですが、しっかりめの赤ワインがあいそうなおつまみ。
くんせい卵は予想の範囲内。
野菜炒めがおいしい。この豆腐の皮って意外に料理難しいのです。お見事。
よっぱらい鶏はまあ普通。ってかこの料理どこでもほぼ同じ味ですよね。
点心で頼んだ小籠包はしっかりしたお味。
炒め麵もなかなかおいしい。
あと、気に入ったのはテーブルに置いてあったXO豆板醤。明閣のXO醤が販売をやめてしまったので、我が家での主力醤として後継に指名、購入しました。
サービスは、我々のしょぼいオーダー内容にも微笑みをたやさない、快いもの。
ごちそうさまでした。
Hong Kong Tatler, Hong Kong's Best Restaurants 2006, p.238.
『マップル2017香港マカオ』 「上海料理」 昭文社 37頁