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時代を跨いでの誠実性
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hotel-ya
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| 店名 |
滬江大飯店 尖沙咀店
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理、かに |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 23667244 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
香港Basement, Alpha House, 27 Nathan Road, Tsim Sha Tsui |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)荃灣綫 尖沙咀駅/西鐡綫 尖東駅 E/H出口から徒歩2分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥8,000~¥9,999
¥8,000~¥9,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 席が広い |
| ドリンク | ワインあり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可 乳幼児含めて可 |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 備考 |
住所の漢字表記は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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下世話(?)なミシュラン香港版等が出版される、はるか昔から気になっていたこのレストランのチムサーチョイ店に、今回はからずも訪問することに。
かつてハイアットリージェンシーがあった場所に現在はiSQUAREなる商業施設がそびえ立ち、その南側の北京道を挟んだ真向かい、地下へと降りていく同店専用の階段が今も健在でした。
夜の営業開始直後のため、無謀にも特に予約すら取らずに階段を降りていくと、店のエントランスはさして豪奢に過ぎず、1997年の返還前に数多く存在した中級レストランの様な雰囲気。複数の年配スタッフと、その垢抜けないユニフォームを尻目に「たぶん料理もサービスもガサツで、がっかりするんだろうな」と思いつつ、レジにいた女性スタッフにこちらの人数を告げると「どこでもどうぞ」的な気の良い返事。気づけば、他のホテルに泊まっていた友人が既に入店をしており、無事に比較的居心地の良さそうな奥の一角に座ることが出来ました。
さて、この「滬江大飯店」、上海料理の名店ということで名高かった訳ですが、待っていた友人が「蟹味噌おこわ?なる名物料理が美味そー」との独自調査から急きょお邪魔をすることになった次第。「8月中旬に上海蟹?」と疑いながらも、悪名高き「天香樓」の様に何故か通年で上海蟹を用意をする店もある街のことにて「塩雲丹の様に貯蔵してるかも?」との安易な発想で相乗りをしてしまいましたが、結果「シーズンじゃないからある訳ないよ」とベテランの女性スタッフから即座に却下される始末に陥りました。
実は、この利用の数時間後に近くのホテルでの宴席へ招待されていたため、乾杯までのセレモニーで待ちくたびれてイラつかない様に「軽く食べよう」という魂胆でもあった訳で、白紙状態からのセレクトととして、1.春菊(様な野菜)の葉の部分だけを薄餅で巻いて胡麻ソースを掛けた前菜、2.コルニッションの様な3cm程度の胡瓜を大量に炒めたもの、3.金華ハム入り卵白のあっさり炒飯の3品を頼みつつ、献立表の中の鍋料理に目を留めてしまいました。
韓国料理の参鶏湯じゃないですが、丸鶏の入った鍋というのは、魅力的なだけでなく、この「滬江大飯店」には、なんと「鵞鳥」の鍋料理もあったのです。ただ、日本そば屋の鴨南蛮じゃないですが、鴨にしても鵞鳥にしても血合いの強い肉質から上湯の様な上品な鍋スープが取れるはずもなく、濃厚なダシを堪能することもそれはそれでチャレンジと思いつつも、当初の「軽く食べよう」とのコンセプトを思い出して、結局、4.丸鶏と金華ハム入り白菜土鍋を頼むことに。
(画像がまったく無くて、すみません。また、メニューそれぞれの和訳も勝手な我流でしかありません。)
さて、その結果「丸鶏と金華ハム入り白菜土鍋」が実際は大当たりして、今回の4泊5日の夏休み旅行中、ベスト3に数える出来栄えでした。
強いて言えば、鶏と金華ハムそのものは決して満点の出来とは思えないものの、そのスープと、スープを吸いまくった白菜が抜群の仕上がり具合。ちなみにですが、何故かこの料理が出されてからは専用のバトラーもテーブル近くにスープが無くなるまで居座って、鶏や金華ハムといった具材を土鍋から取り出してデコパージュしてくれるなど、店側も力を入れているメニューの様でした。
1.〜3.のメニューへの評価そのものは、厳しく言えば可もなく不可もない程度だったかも知れませんが、総じて料理もサービスも仕事が丁寧で、安心して使える地元の名店だったんだと思い知った次第であります。秋以降に彼の地へ行く機会があれば、今度こそ上海蟹をキーワードに、それでも「丸鶏と金華ハム入り白菜土鍋」を食べに再訪するんだろうなぁと迄、何やら妙に感心させられた、英国への割譲時代から今に続く中華レストラン@香港の文化と歴史に裏打ちされた誠実性にも触れられる様な優良店でした。