非日常的な状況で香港の日常の味を
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kasuganomichi
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
Aberdeen Fishball & Noodles Restaurant Tsim Sha Tsui（香港仔魚蛋粉）
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
| 予約可否 |
電話番号は 23667388 です。 |
| 住所 |
香港5 Humphreys Ave, Tsim Sha Tsui, Kowloon |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)荃灣綫尖沙咀駅 B1出口から徒歩4分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
メニュー
| 料理 | ベジタリアンメニューあり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| 備考 |
尖沙咀堪富利士道1A號地舖に移転して営業しています。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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香港（あるいは世界中のチャイナタウン）、旧正月の時期に困るのが、朝飯です。中小の早い時間からうまい朝食を提供してくれるお店、そのほとんどが閉店しちゃっております。かといってホテルのブッフェも高いし面白くないので、ここは短期間の旅行だしなんとかして中華（っぽい）朝ごはんを、との連れのご要望。
そこで前日に入念なる下調べ、過去に訪問したことがある近場のお店、張り紙を確認すると午前8時開店、ただし旧正月期間はサービス料15%。なるほど、了解です。
翌日朝8時過ぎ。二人で行ってみたら、ぬあんと物凄い列、そして混乱ぶり。入口でさばこうとしている女店員がもう切れてしまって、外賣も無理な状況。おそらくその店の向かいにあるホテルの宿泊者なんでしょう。やれやれ、皆考えることは同じか。
あきらめて、もう一つの候補へ。少し歩きますが地下（人が少ない！）道を通り到着。
よかった。開いててしかも入れそうだ。ほぼ満員ですが座れました。なおこちらの店もサービス料15%でした。
けっこうな品ぞろえ、中英日語の写真つきメニュー。
選択したのは、招牌魚蛋粉（名物魚のつみれ麺）、馬來咖哩飯（マレー風カレーライス）、そして厨房付近に掲げてあった「油菜」のうち菜心。
まずカレーが登場。これ、連れが妙に気に入っていました。ぺろんとレタスの湯通しがあって、あとはどどんと牛バラ肉。そしてこれらとご飯をつなぐココナッツ入りのカレー。おお、なんかほっとする優しい味。見た目とのギャップがおもろい。これはね、絶対に長粒米でなければあきません。
続いてつみれ麺。ここのチェーンは「絶無味精」（無化調）を謳っているだけに丁寧な魚介系の白湯。つみれも弾力がありとてもうまい。麺は平打ちの米麺でおそらく日本人には一番あうかも。違う麺の選択ももちろん可。
最後に菜心。できれば最初にこれが来るといいのですが、まあ今日は店員さんもテンパってるし無理は言いません。ちなみに今日の油菜の選択肢は芥蘭（若いブロッコリ）、菜心、そして生菜（レタス）。
菜心はアブラナ科、茎の太い菜の花みたいなもので、今の季節はこれがうまいです。そして、こういうお店にしては、ちゃんとオイスターソース（美味）がわけてあるのがうれしい（わりとぶっかけ方式が多い）。
うーん予想以上の満足度。といっても、香港でこの店あるいはこのチェーンが特筆されるべきもの、では決してありません。正直どこにでもありそうなお店。が、もし家の近くにこれがあったら週３は確実。ま、ないからこそわざわざ香港に行くのですけど。
池上さんの「女子」で取り上げられていることでもわかりますが、こちら、普段だったらもっと入りやすく、気軽に食事が出来るという意味で香港初めての方でも重宝するかもしれません。
ごちそうさまでした。お支払いはレジで。チップ不要ですが、小銭ばかりでの支払いも不可なのでご注意を。
余談ですが、先行レビューは同じ通りのはす向かいにある同名同系列店です。ただあまりに近いし、たぶんメニューも値段もほとんど同じでしょうから、もう同一店舗扱いにしておきます。（これ直そうとすると時間もエネルギーもかかるので）。
池上千恵『香港女子裏グルメ』世界文化社 2008年 32頁（旺角店）