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ホテルを出てすぐの雅蘭中心、寿司の広告ばかりです。
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同じくホテルの前、これは寿司屋の移動広告。
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種類豊富なメニュー
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待ち客に厨房を見せるというのもいいアイデアです。
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お店外観
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機能的な待ち客さばきシステム
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活気あふれる店内
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テーブルセット
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つきだし
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上海炒飯
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皇朝小籠包
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あらゆることに言えると思いますが、例えば戦国時代の合戦から、現代の仕事まで、およそ引き際、撤収、〆め方、というのは常に大事でございます。
短い今回の香港滞在、唐人館と名人坊はそれなりの予習の上での成果でしたが、はて、最後の夕食はどうしたらいいのでしょうか。というのは、帰国する便は深夜発で、連休最終日午前に伊丹帰着。しかも、私の定宿さんが、基本午後6時までのレイトチェックアウトは保証してくれるという状況。(ちなみにチェックアウト後のクラブラウンジ使用も可能)
協議の末我々がとった戦略は、
1 6時にチェックアウト後、8時のカクテルタイムまではホテルラウンジでつまみとお酒をいただく
2 それから近場のレストランで夕食。ホテルに戻り預けた荷物回収。
3 A21バスにて空港へ($33と最安値)。エアラインチェックイン後に空港ラウンジへ。
えらい当たり前でんがな、と思われるかもしれませんが、かならずしもさにあらず。
他に、A21バスで早めに空港に行って空港のレストランでゆっくり食事、あるいは圓方(エレメンツ)にてインタウンチェックインを済ませ身軽になったところでレストランで夕食。そのあとエアポートエクスプレスで空港へ。
という2つの違う基本戦略がありえました。
どれも悩ましい。というのは、空港も最近、到着後の何洪記に見られるように改善傾向ですが、やはり安くておいしい選択肢は限られます。
また、エレメンツもいま一つ得意ではない。ではかといって旺角はというと、もちろんいいところあるにはありますが、何せ最高気温34度、日が暮れても30度近い状況、あまりうろうろしたくないので、ホテルから1分くらいで冷房に駆け込める、お隣の雅蘭中心(グランドプラザ)に狙いを絞ります。
ただね、ランガムプレイスモールを中心にしたここらあたりのエリアは、圧倒的に若者が支配しています。つまり、中華は悲惨な状況。かわりにえばっているのが、似非和食です。ワタミとか、なんちゃって寿司とか、『黒豚放題』などという意味不明の看板が溢れます。
1階にある大手チェーンの中華2軒、空いていますが行く気は起きない。がらんとしていて、ま、このビルの名前にはふさわしいか。ということで3階にあるこちらに予約なしで突撃、っていうか200席以上あるんですから、日曜の夜8時過ぎ、なんとかなるでしょう、って・・・・。はい、並んでますがっつりと。
一瞬ひるみましたが、よく見ると、回転はよさそう。しかも入口での店員さんたちのさばきも手際がよく、特に待ち客を1-2人客、3-4人客、5-6人客、7人以上に区別してそれぞれに待ちの番号を与えるのは極めて理にかなっていますね。というわけで「私はItoです」(私の本名ではもちろんなく、外国人が一番発音しやすい日本人名)と名乗るとメモも取らないで番号札を渡してくれました。そう、待ち客の名簿も作らない、徹底していますね。あとはどんどこはけて、あっという間私たちの番が回ってきて、2人掛けのテーブルに案内されました。
店に入るなり圧倒されたのは、客も店員さんたちも、皆ほんとに若い。そしてにぎやか。
テーブルに座るとささっと荷物置きのバスケットが出てくるあたり、日本的なサービスも取り入れてます。
まずはお茶とつきだし。お茶は上海菜のお店によくある、だしがらっぽいぬるいお茶。つきだしは秀逸で、ピーナツと栗を煮たもの。ほろりとするくらいに柔らかく、味付けもいいです。
注文を取ってくれたお兄さんはまだ若いけどにこやかで熱心。さて注文は検討の結果、やはり名物の皇朝小籠包、そして上海炒飯を。
頼んだ後で、ん?上海粗麵とかは知っているけど、炒飯はどんなだっけ。と思っていたらどどんと気ましたまずは炒飯。
黒い。つまりは、新福菜館の焼き飯です。まわりにちょこんと小海老が2つ。連れは「2つだけって寂しいよねえ」と言いますがさにあらず、中にどこどこと入っておりました。
味、すみません新福ファンの皆さん。これは個人の好みではなくて明らかな完敗です。こっちのほうがおいしい。醤油が効いていますがしょっぱすぎないで、ほんのりと甘い香り、そして艶やかなご飯。確かな技量を感じます。
連れによると、「こいつは〆に食べるというよりつまみになる炒飯やな」とのこと。なるほど、そういえばそうかもしれません。
ただ、こういうブラック炒飯が上海風なのかというと、必ずしもそうでもないらしいですけど。
さて、続いてはいよいよ小籠包。8種類の、カラフルないでたち。
原味、人参、鵝肝、黑松露、芝士、蟹粉、蒜香、麻辣。
オリジナル、朝鮮人参、フォアグラ、黒トリュフ、チーズ、蟹、ガーリック、四川風。
普段は常にシェアする我々夫婦ですが、こればかりは。そこでドラフト会議です。第一回選択希望選手。私が原味、連れが人参。続いて連れがフォアグラ、そうなると私も対抗上黒トリュフ。私がチーズ、連れが蟹、連れが四川風、私がガーリック。
評価は、私は黒トリュフ、原味、チーズ、ガーリックの順ですき。
連れはフォアグラ、蟹、人参、四川風ですき。
思ったよりおいしかったし、何よりも楽しくてワクワクします。なんだかちょっと若返るような感覚でしょうか。お店を見渡して、私よりも年配なかたはいないよな・・・と、いました一人。長いコック帽をかぶった師傳が時々フロアを見回して客の反応をチェックされています。こういうのもすごく大事ですよね。
何より、店員さんが元気いっぱい。そして、また日本的な感じなのは店員さんたち、誰が何をやるかについて、客前では区別していないようです。日本のファミレスに近い感じ、ぎゃくに古い香港の茶室や酒楼は、どうしてもカーストがあって、注文取る人、テーブル片付ける人、點心売り歩く人、それらを監督する人、それぞれ決まっていて、客の側がこれを間違うとうまくいきません。
あとで調べたらこのお店はシンガポール拠点の大規模チェーン、香港でこれが2号店、日本にもあるとか。いやあまったく知りませんでした。そして、このお店開店してまだ1か月たっていなかった!
ま、旺角の若い諸君はまことに目移り激しいから、来年くらいには閑古鳥、ということもありえますが、何となくそうでないような気がいたします。
ごちそうさまでした。また来ますよ香港、やはりいつ来てもほんとに楽しいなあ。
香港ナビにも詳しい紹介がありました。
http://www.hongkongnavi.com/food/797/