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香港でも特別な存在「鮑大王」の「阿一鮑魚」と絶品料理
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グールマン
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| 店名 |
富臨飯店 阿一鮑魚
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 28698282 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
香港銅鑼灣告士打道255-257號信和廣場一樓 (銅鑼灣港鐵站C出口) |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)港島綫銅鑼灣駅C出口から徒歩2分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| ドリンク | ワインあり |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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香港でも有名なこの店に来たのは数年ぶり。
私が今回の出張では昔からの知人と「天香楼」へ行かないことを知った香港の協力会社の社長さんが「待ってました」とばかりに誘ってくれたのだ。
この協力会社の社長は、私がまだ昔の勤務先の頃に知り合った方だが、今の会社に移った時に協力会社(代理店)を引き受けていただき、優秀な香港の大学との提携の場を作ってくれたり、取引する会社が信用に値するかをアドバイスいただくなどとてもよくしてもらっている。
現在も、東南アジアの拠点として香港に自社の拠点を作りたいという、表面上は彼にとって決して望ましくない話にも、積極的に協力していただいただいたばかりか、逆に事務所を立ち上げたものの人手を含めてなかなか拠点として機能できていない部分を助けてもらっている。
そして、銅鑼灣にあるこの店は、「鮑大王」と呼ばれるオーナーが裸一貫から築き上げたという立身出世の物語と、研究に研究を重ねた結果編み出したという干し鮑の独特な料理法が話題である上に、鄧小平氏や世界のVIPの舌を唸らせたというその味が評判となって世界中からグルメな人々が押し寄せている。
と同時に、その鮑の値段が1個14,000円~140,000円になるというその値段も有名だ。
今回「『鮑大王』の店に行きませんか?」と誘われた時、私はさすがに躊躇して少しぐらいは顔の利く「福臨門酒家」を提案したのだが「せっかくなので」と言われ断り切れなかった。
ただ、私は前回ここに来た時に「牛テールの煮込み」を気に入ったのでそれを希望した。
まあ、何となく結果は予測できたが一応遠慮はしたつもりだった。
「富臨飯店(フォーラム・レストラン)」またの名を「阿一鮑魚」、一般的には「鮑大王の店」として香港でも知らない人はいないといわれるこの店だが、店内は「豪華絢爛」というわけではなく、客層も皆が着飾っているというほどでもない。
ただ店員の方たちは、皆笑顔を絶やさずとても気持ちの良い接客が印象的だ。
「ふかひれの姿煮込み」から始まった今宵の宴。
雑味のない上品な上湯を纏ったトロットロのふかひれはその始まりにふさわしい一品だった。
そして「干し鮑とガチョウの手の煮込み」。
前回食べた1個2万円ちょっとのあわびと比べても1.5倍はあろうかという大きさ。
しかも、それだけの大きさながらひと口ひと口にコクと深い味わいがあって決して飽きることがない。
日本産だというその最高級品の鮑だが、ただそれだけではないだろうという味付けの妙がある。
さすが「阿一鮑魚」だ。
「海燕の巣詰めのキヌガサダケのスープ煮」も、鮑の後でもその存在感は負けていない。
薄味の中でも、これらは単なる高級食材の足し算ではなく間違いなく掛け算になっている。
私の希望した「牛テールの煮込み」も前回同様とても美味しい。
テールの濃厚な味と適度な脂肪分とコラーゲンが相俟って、基本は「鮑の煮込み」と似たような味付けながら、全く別物のソースに仕上がっている。
このままご飯にかけて食べたいほど。
この店では決してすべての客が「鮑」を食べているわけではない。
思いっきり予算を押さえたいなら「鮑」ではなく「牛尾」をメインにする手もある。
それぐらいの価値のある逸品だと思う。
ご飯ものは、もうひとつのこの店の名物といってよい「阿一(アーイャ)炒飯」。
具だくさんのこの炒飯は味付けも絶妙。
日本ではまず食べられないと言ってよいほど特徴的。
ただ、1人前(2~3人のシェアの分量)で7,000円ぐらいと値段もケタ違い。
デザートは「海燕の巣入りココナッツミルク」。
といっても「海燕の巣」が入っているという程度の代物ではなく、「海燕の巣があふれんばかりにたくさん入ったココナッツミルク」だった。
全部で「一体いくらなんだろう?」
いつか聞いてみたい気もするが、今日のところはこのもてなしを心から楽しみ、今後の変わらぬ特別な協力関係を相互に確認する良い機会となった。