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駐在員酒楼【オトナの事情編】
ドイツのワイスビアでこんぬつわ。
#食べログ的に撮るとこうなる。
鹵水鵞肝、すなわちフォアグラビンボー!
鹵水鴨舌。アヒルの舌、これこそ潮洲の味
鹵水漬けの牛の胃と言っていたが多分小腸だと思う
もち米を詰めた鳩
いび。
取り分けられたいび。
#食べログ的に撮るとこうなる。
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ムササビヒンソー
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| 店名 |
Pak Loh Chiu Chow Restaurant(百樂潮州酒樓)
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 25768886 |
| 予約可否 |
予約可 ドリンク持ち込み料は最初1本200元、それ以上は無料。 |
| 住所 |
香港23-25 Hysan Avenue, Causeway Bay |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)港島綫銅鑼灣駅F1出口から徒歩4分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) |
| 席数 |
230席 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
| ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | ドリンク持込可 |
| お子様連れ |
普通に子供、幼児が同席していました |
| ドレスコード | スマートカジュアル |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
1967年 |
| 備考 |
旺角太子道西193號新世紀廣場5樓523號舖 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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香港には一般観光客からはあまり知られていないが、邦人駐在員、なかんずく「男性の部 中高年部門」のあいだではヒソカに有名な料理屋、酒場、そして「ある種のスペッシャル服務」を提供する店、というのがある。
後半二種類については「オトナの事情」というものがあり、俎上するわけにはまいらぬが、「食べ物屋」の事であればさほどの問題にもならないだろうから、紹介申し上げる。
その前に。
潮洲とは政治・行政的には広東省に属するが、実は北方の福建省と地続きであり、海峡を隔てて台湾とも近く、これらとの地理的文化的結びつきは古くから深い。
実際、チャイニーズ・ダイアログの一つである潮州語のもとは、上の二地域で広く話されている閩南語であり、それらの下位方言という位置づけである、というのは民族学上の #冷徹な事実
例えばシンガポールの半ば国民食ともいえる潮州肉骨茶の発音、バクテーも、潮洲風を名乗りながら実は福建語(=閩南語)読みであるというのは界隈地域の常識であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
ま、ともかく、日本であれば台湾料理屋や古い粤菜屋で見られる抹香くさい暗黒醤油的なタレ(鹵水)にどっぷりと浸かった臓物料理、凍花蟹と称されるシマシマ模様のワタリガニの親分みたいなのの冷菜、或いは「牡蠣オムレツ」と訳されることの多い蠔仔煎蛋などの多くは、潮州由来、もしくは界隈地域の烹調がそれぞれが影響しあい、再構築され、現代に至っているものである。
そして、こういう
「味つけは強いがキレがよく、材料の風味がストレイトにくる」
「食えばウマいが見た目の華にとぼしく、ありていに言うとハッタリが効かない」
方面の食い物及び料理屋は、本社からのヤクインさんお迎えの時の宴会、当地でのお客様との会食、帯同家族同士の食事会などで用いられる事がほとんどない。
一方、実はニッポンのおぢさん、オトウサン諸君の最も好むところの味わいなので、駐在員同士の飲み食い、Ys、Ts、Elの各種機械的性質ないしHRcやHVによる硬度調査等の「夜の非破壊試験」 フィリッピン・ミンダナオ沖への「民間ODA」他の前の「馬力と勢い付け」そして「反省会」の場として活用されることが少なくない。
こちらの店についても15年ほど前の潜入工作員時代、現地邦人のセンパイから教わった。
或いは鴨舌という鹵水漬けのアヒルの舌を、或いは子袋をつまみながら紹興加飯酒をあおりつつ、さて今晩はコリアかフィリッピンか、あるいはこの際、尖東の夜總會*まで繰り出して、くんずほぐれつの国際交遊にこれ勤めるか! とワルダクミの計画を繰り返し話し合っては、その後自爆したものであった。
これを漢は黙って潮州菜という。#言わない
ひさしぶりに訪港。
銅鑼湾で一杯やりましょうという事になり、現地エージェントに店選択を任せていたところ、たまたまこちらになり、懐かしいやらこっぱずかしいやら。
とは言え日本の一人当たりGDP伸長率が低下している昨今、邦人駐在員の姿はまるで見えず、卓を囲んでいるのは地元のビジネスマン、メインランドから出張の華人先生、そして半島から出稼ぎの財閥系企業のひとびとが若干。
以前の古風な、あけすけに言ってしまえば「ボロ」だった店先、ファッサードは現代風に改築されており「お! 」となるが、中に入れば八角とクコの実由来の鹵水の香りが「ぷん! 」と来て、そうそうこれこれ、となる。
八角のオイニーあぐれるもとい溢れる潮州菜屋では鹵水鵞片に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば
「ガチョーの肝ってフォアグラぢゃん、ところで世界フォアグラ三大生産地のひとつが中国だって知ってた? 」
と、 #知ってることを全部いう のは、エドマエ・アンダーステイトメントの点から見ると、甚だみっともないから黙っている。
そう思いながら #遊んでるね~ と言いたくなるほど醤油色に染まった潮式フォアグラの、はっきりとした味わいながらデリケートなタッチに気を良くし、ついで豚の小腸だか大腸だかの鹵水に箸をつけると、臭みや重みが一切ない一方、口腔にジンジンと広がる旨みに瞠目し、もち米詰めの炸鴿に、現地ではなぜか「ケチャップ」と呼ばわられるリー&ペリンのウスターシャソースを浴びせながら頬張ると、あっという間にビール壜は空になり、さて、次は何で行くの? と給仕に伺いを立てると、歩留39%の清酒が出てきて、うはは、シノワにワインはもう古い、これからはヤップン・ジョー**の時代ですよミスターと言われ、なんだか悔しいが合わせてみると、困ったことに滅法界調和し、いや世の中も客層も、酒の嗜好もかわるモンだねえ、と、根岸あたりで隠棲する、ゴインキョばりの嘆息を漏らさない、事もない。
* 今はもう存在しない
**広東語。漢字で書くと日本酒