この口コミは、ムササビヒンソーさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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3.0
¥5,000~¥5,999 1人 訪問時点の為替レート換算での金額になります。
詳細
料理・味3.0
サービス 3.5
雰囲気 4.0
CP 3.0
酒・ドリンク 2.5
2016/09訪問 1 回目
3.0
料理・味3.0
サービス 3.5
雰囲気 4.0
CP 3.0
酒・ドリンク 2.5
¥5,000~¥5,999 1人 訪問時点の為替レート換算での金額になります。
火鍋本色~火鍋たちの挽歌 #言いたいだけ
こんぬつわ。
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コンディメンツ!
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鍋底(スープ)は鶏湯と麻辣湯
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凍み豆腐的なもの結構アンモニア香が残るので好き好き
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蝦圓と魷圓
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テバサキビンボー! やはり香港の鶏は旨し!
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フナ的な川魚。皮と身の境界がかなりフィッシー
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名物という事になっているイビ水餃
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閉店・休業・移転・重複の報告
世の美食家、食通諸君にとり、香港で口にするもの、と言えば、散翅、排翅や魚翅やいやもっと頑張っての天九翅といったふかひれの煮込みであり、石斑魚の清蒸であり、北京烤鴨であり、と、いわゆる粵式料亭料理が筆頭に上がるのかもしれない。
或いは天香楼を筆頭とした、戦後、大躍進、文化大革命を境に本土から逃げ出してきた江南地方出身のお大尽とその末裔を相手にした滬菜(ったって、紹興、杭州、寧波、揚州、蘇州では、それぞれ随分変わった御菜を出すけどね、そこらへんは目をつぶって)を出す店をもって通とみなす、という向きもあるかもしれない。
もしくはオールド香港スタイルというか、籠の小鳥の鳴き声を聞きながら、蒸籠から立ち昇る湯気をぼーっと見ていたい、といった陸羽茶室など、飲茶点心を愉しむ店に着目する方もいらっしゃるだろう。
そしていわゆる香港迷、香港の映画、俳優、風俗、サブカルチャーを愛するひとびとは、焼臘飯店の叉焼雙蛋飯であり焼鵞飯であり、茶餐廳の牛油多士に西炒飯に羅宋湯、なにはなくとも煲仔飯…という事になるのかもしれない。
ところで常に湿度が高く、いるだけで温室のなかで逍遙しているような気分になる港島であるが、台風の季節が過ぎ、11月もなかばを過ぎると一瞬摂氏10℃を切る気候になる。
と、お調子者の香港居民諸君、寒い寒いとどこで売っているのかマフラーを出し、グース・ダウンの上衣を羽織り、英雄本色の周潤發大哥(古いねどうも)よろしくズルッとした大げさなコートを身に着け、銅鑼湾時代中心の界隈を嬉しそうに闊歩しだす。
そんな折、彼ら彼女らが好んで卓を囲むのが火鍋である。
火鍋と言えば大陸四川は重慶が発祥の地、とか、いやいや、実は重慶の冠を使いだしたのは台湾のフード・プロデューサーだ、違う違う北京の涮羊肉が流れ流れて、何を言ってるそもそも蒙古の覇者成吉思汗が…
#いんだよ細けえ事は!
ともかく香港の時期の限られた「冬」を演出し、みんなで仲良く鍋囲んで盛り上がっちゃおーゼ! とか、日付変更線越えのクラブ活動の後、男同士の反省会の場所として、とか、形而上の打包、包起の誉を勝ち取った折の「アフター」の際に手っ取り早く、とかとなれば火鍋屋であるというのは界隈の常識であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、言うを待たぬ。
台風明けにはいささか早い時期。
休みもなく一週間にわたる仕事がようやく終了。
お取引先、同僚と「お疲れ様会」をやろうという事になり、みんなでがやがやなら火鍋じゃね? と日粤英語ちゃんぽんで盛り上がり、じゃあ、という訳で銅鑼湾リー・シアター・ビルに入ったこちらに至り、時節柄あまり混んでいない、広いダイニングのほぼ中央の円卓を囲む。
火鍋の鍋底(すーぷ)は鴛鴦に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、野菜は清湯で茹でてしまえばとりあえず安心だし、獣肉や魚介類は万が一アレでも、麻辣湯にブチこんでグラグラやってしまえば、カプサイシンの殺菌効果でなんとかなるんじゃねーの、というはなはだ心もとない楽観主義で選択しているにすぎないから黙っている。
そう思いながら、Select as you likeなコンディメント(調味料)から、花生醤を中心に、更に殺菌性を重んじて辣醤、せっかくだからとビンボー臭くXO醤油、そして抗菌とアレな時のニオイ消しに、なによりハスタさまの忠実な読者としては嫌も応もなく香菜(こりあんだ、ぱくちー)をこれでもか! と盛り込んでつけ汁を作り、生菜(レタス)、菜心(チョイサム)芥蘭(ガイラン)は清湯、肥牛肉、鳳翼、魚片は麻辣湯に放り込むのはいいんだが、さてけっこうアンモニア香が立ち昇る凍豆腐、Good for Man! と強要される猪血糕、そして当店名物という事になっている蝦水餃は一体どっちに入れたらいいんだろ? とか思い悩みながら茹でたての具を口に放り込めば舌と上あごを火傷し、あわてて追いかける様に嘉士伯啤酒をガブガブやると、目がシロクロし、忙しく、ああ、こんなことなら同じ冬の鍋でも、ごった煮の枝竹羊腩煲にしときゃよかったかな、そうすれば羊可愛いよ、って言えたし、と多少歯ぎしりしない、事もない。