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紀文のチクワで攻めないで
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ムササビヒンソー
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ムササビヒンソーさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Ngan Lung Restaurant(銀龍粉麵茶餐廳)
|
|---|---|
| ジャンル | 洋食、喫茶店 |
| お問い合わせ |
(+852) 28815298 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
香港銅鑼灣渣甸街54號富盛商業大廈地下 |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)港島綫銅鑼灣駅F1出口から徒歩3分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
~¥999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 無料Wi-Fiあり |
| 料理 | 朝食・モーニングあり、ベジタリアンメニューあり |
|---|
| 利用シーン |
|
|---|---|
| サービス | ドリンク持込可、テイクアウト、複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり |
| ドレスコード | カジュアル |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 備考 |
荃灣沙咀道328號328廣場地下G3號舖 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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もとい気分次第で責めないで
…0700時、香港銅鑼湾。
あさめしどき、であるがいつもいつも同じ店に行っているとやや飽きる。
加えてあまり頻繁に同じ店ばかり言及していると、昨年、文春砲禍にあった、にゅうめんさんだか、ひやむぎさんだかみたいに癒着が疑われる。
と、なれば、気分を変え、疑惑を晴らすためにも、普段と違う店を開拓してみるというのは、道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
漆黒のタトルネック・スウェータに濃紺のトラウザーズ、足元はスニーカーのキンジー・ミルホーン*1 スタイルで定宿を出て、MI6の前身、東インド会社のダミー企業由来の名称を持つ怡和街を横断、更に一本入った渣甸街に至り、界隈を見渡す。
と、一軒の店先に置かれたメニュに
「自選早餐香辣雞丁公仔麵」
の文字。
おお、公仔麵といえば香港人のソウルフード、永南食品有限公司の代表銘柄デハナイノ!
これを喫さずに香港の朝を迎えることが出来ようか、いやできない、と、なぜか漢文の反語で考え、こんぬつわ、ぞーさん、やっわい、と、人差し指を一本上げながら入っていくと、○×※▲! と姐さまが広東語で叫びながら、手をぶらぶらさせる。
はぁこりゃ、好きなところへ座んなさいという事だね、と勝手に解釈し、二人掛けの窓際の食卓に向かい、いっけん観音裏の有難い銭湯*2 で使われる腰掛けによく似たプラッチック製の椅子に腰を下ろす。
公仔麵には、熱咖啡に決めている。
決めているのに理由はない、あったとしても忘れてしまった。
もしあるとすれば、熱可楽だの鴛鴦茶だの滾水蛋だの*3、当地特有の飲料に朝っぱらから挑戦するほどの香港ノボセ症な時期は、四半世紀前に卒業しているから、というのはウソで、単に飲み物を聞かれると、パブロフのワンワンスタイル #スタイルは要らない 状態で、「あ、ホットね。」と言ってしまうのが、清く正しいショーワなサラリー・マンの哀しい習性なので黙っている。
そう思いながら、「香りだかくスパイシィに調理したダイスド・チッキンを載せたインスタント・ラーメン」に手を出すと、香辣雞丁というのは単に、鶏のブツ切りが香辣醤まみれになっていますよ、という身も蓋もなく「文字通り」だという#冷徹な事実に驚愕し、公仔麵も「それ以上でもそれ以下でもない」という#冷酷な現実に私たちは向かい合わなければならず、では、これ以外、何出せばいーのよ? と真顔で聞かれたら、いや、そりゃそーですよね、と気弱にうすら笑いを浮かべる他はなく、ひたすら麺をすすり、ややアートフィシャルでありながら、かつ辛さのユルい肉片を噛みしめ、それでもとりあえず空腹は満たされ、勘定も昨今の香港における物価水準としては適切(HKD34≒500円ちょい)だから、文句は出ず、とは言え店を後にしながら、日本のヨシギューってエラくカリテ・プリなんだなあ、と、本邦のデフレ具合に想いを馳せない、事もない。
*1 著者のス―グラフトンさん、昨年末に亡くなられてたんですね、合掌。
*2 イッシッシ
*3 みなさま一度、現地でお試しください。「その時までの御楽しみ」で、敢えてリンク貼りません。