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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
福臨門魚翅海鮮酒家 湾仔店（Fook Lam Moon）
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+852) 28660663 |
| 予約可否 |
予約可 ドリンク持ち込み料は1本300元です。 |
| 住所 |
香港Shop 3, G/F, Newman House, 35-45 Johnston Road, Wan Chai |
| 交通手段 |
港鐵(MTR)港島綫 灣仔駅 B2/A3出口から莊士敦道を西へ徒歩４分 。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥20,000～￥29,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX） 電子マネー不可 |
| サービス料・ チャージ |
10%サービス料 |
席・設備
| 席数 |
280席 |
|---|---|
| 個室 |
有 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
メニュー
| ドリンク | ワインあり |
|---|---|
| 料理 | ベジタリアンメニューあり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | ドリンク持込可、複数言語メニューあり（英語） |
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1972年 |
| 備考 |
住所の漢字表記は |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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私が初めてこの店に訪れたのは、妻と旅行で来た時に関連会社の支店長に飲茶に招待された時の事。
ただ、その時は飲茶だったので、この店のことは今ひとつわからぬまま、普通に美味しいとしか思わなかったのだが、その翌年、東京で自称グルメの方々と、銀座にできたばかりの「福臨門酒家」に行く機会があり、実は「福臨門」が「スゴい店」であることを知った。
当時の東京では、特別なものでも注文しない限り「黙って座れば２万円」という中国料理の店は他にはなかった。
その後、再び銀座の店を訪れ、「裏磐梯猫魔ホテル」にできた支店へも行ったことがある。
私はこの店のスープ（上湯）とそれを使った料理（フカヒレなど）をとても気に入っていた。
だが反面、料理によって違いすぎる味の濃淡についてゆけない部分もあった。
しばらくして、また香港を訪れる機会に恵まれた私は再び湾仔のこの店に来た。
その時は夕食だったのだが、銀座の店とはまるで味が違うことを知った。
私が銀座の店で感じた味の濃淡に対する違和感もここでは感じなかった。
それ以来ここ香港の店には度々訪れるが、銀座の店（丸の内に移転した今でも）には行っていない。
その後香港によく訪れるようになった私は、この味の濃淡が香港では往々にして感じることがあることを知った。
それは香港の「福臨門」で「例湯（ライトン＝本日のスープ）」を注文するとよくわかる。
「福臨門」の「例湯」は素材を変えて「上湯」のような作り方で出すスープで、供されるときにはその「出し殻」を見せてくれる（希望すれば食べられる）。
調味料による味付けは全く（ほぼ）行っていないそのスープは、素材のみの味で食べさせるもので、その良し悪しでその店の力量がわかる。
味付けをするものと素材の味で食べさせるもの。
日本人と中国（香港を含む）の人との料理の味付けに対する感性の違いなのかもしれない。
私が銀座の「福臨門」で感じた違和感も、鳴り物入りで出店した「フォーシーズンズホテル椿山荘」の「養源斎」（本店は香港ではなく釣魚台だが…）がひっそりと撤退したのも個人的にはそのせいなのかなとも思う。
さて、今回は会食相手が事前に料理をオーダーしてくれていた。
なので、この店では珍しい「ふかひれの姿煮（完全版）」や「干しアワビの煮込み」、「子豚の丸焼」など、調理に時間のかかるものばかりが出てきた。
もちろん佛跳牆のような「上湯」も忘れてはいない。
どれもとびっきり旨い。
特に「干しアワビ」は昨日「龍軒」で食べた「中南海炒飯」のそれとはさすがに全然違う。
この店でこんなものを食べて、いったいいくらするのだろうという感じだ。
また、今回は食べていないが、この店の「ハタの蒸し物」はいつ食べても美味しい。
「金華ハム」の入った「フカヒレ」の味はいつも想像を超えさせてくれる。
この店は、必ずしもすべての料理がどこよりも美味しいという訳ではないかもしれない。
でも、この店の定番料理や、料理のベースとなる「湯」や「醤」が出色ものなので、料理の味は間違いない。
兄弟ゲンカ？の末に「家全七福…」と袂を分けた「福臨門」が、その存続を含めこの先どうなるのか楽観はできないが、香港に行く限りはこの店に通っていたいものだ。